SONY Eマウントフルサイズにおすすめな、使い勝手と写りのよさ、コスパのよい最強の神レンズを厳選しました。α7IV・α7IIIはもちろん、α7CIIやα7CRなどどれに付けても間違いなしの逸品です。
今回ご紹介するレンズは、カメラ歴15年フォトマスター1級の私が実際に使ってきた中から厳選した12本です。
ズーム・単焦点それぞれ、得意な撮影シーンを作例とともに用途別にご紹介しているので、きっと目的に合ったレンズに出会えるはずです。
「どれを選んだらいいか迷う」という方には、先に次の2本をおすすめします。非常に汎用性が高いこの2本のおかげで私も持ち出しが最小限ですみ、普段の撮影ではかばんが軽く気軽に撮影できるようになりました。
このレンズの詳細は他の神レンズと併せて記事内で詳しくご紹介しています。
- 1.SONY Eマウントフルサイズにおすすめの神レンズ一覧
- 2.SONY Eマウントフルサイズにおすすめのズームレンズ
- 広角ズーム|FE PZ 16-35mm F4 G|動画に最適パワーズーム搭載
- 標準ズーム|FE 24-105mm F4 G OSS|迷ったらコレ!人気の万能レンズ
- 標準ズーム|FE 20-70mm F4 G|動画静止画ハイブリッド時代の新定番
- 標準ズーム|SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN|大三元ながら小型
- 高倍率ズーム|FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS|広角から望遠まで
- 望遠ズーム|70-180mm F/2.8 Di III VXD|手頃で嬉しい大三元
- 望遠ズーム|FE 70-200mm F4 Macro G OSS II|新次元のF4望遠ズームで運動会からマクロまで万能
- 超望遠ズーム|FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS|入門超望遠!
- 3.SONY Eマウントフルサイズにおすすめの単焦点レンズ
- 4.まとめ
1.SONY Eマウントフルサイズにおすすめの神レンズ一覧
今回ご紹介するSONY Eマウントフルサイズにおすすめの神レンズは、下図のように分類できます。
関連記事カメラ・レンズのマウントって何?
レンズの性質上、「ズームレンズ」と「単焦点レンズ」にわけてご紹介しています。
▼「ズームレンズと単焦点レンズって何が違うの?」「画角の違いでどう変わるの?」という方はこちらをタップ
また、画角の違いによって大きく3つに分類できます。
- 「広角レンズ」広い範囲をダイナミックに撮影できる
- 「標準レンズ」人間の視野に近く自然な撮影ができる
- 「望遠レンズ」大きく拡大して撮影でき、圧縮効果やボケやすさがある
関連記事:広角レンズと望遠レンズの違い
関連記事:焦点距離と画角【単焦点レンズとズームレンズ、レンズの種類も】
次の項目から、それぞれのレンズを説明していきます。
≫ズームレンズを先に見る
≫単焦点レンズを先に見る
2.SONY Eマウントフルサイズにおすすめのズームレンズ
SONY Eマウントフルサイズにおすすめのズームレンズは次の7本です。
≫クリックしてレンズの解説にジャンプ
- FE PZ 16-35mm F4 G
広角ズーム:動画に最適パワーズーム搭載 - FE 24-105mm F4 G OSS
標準ズーム:迷ったらコレ万能ズームレンズ - FE 20-70mm F4 G 万能!
標準ズーム:動画静止画ハイブリッド時代の新定番 - SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN
標準ズーム:大三元ながら小型 - FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS
高倍率ズーム:広角から望遠まで - TAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXD
望遠ズーム:手頃で嬉しい大三元 - FE 70-200mm F4 Macro G OSS II 万能!
望遠ズーム:新次元のF4望遠ズームで運動会からマクロまで万能 - FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS
超望遠ズーム:入門超望遠!
それぞれのレンズの紹介と、自分で使っていての経験を基にお勧めする理由を述べていきます。
広角ズーム|FE PZ 16-35mm F4 G|動画に最適パワーズーム搭載
名称 | FE PZ 16-35 mm F4 G |
型名 | SELP1635G |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 16-35mm |
レンズ構成 | 12-13 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
F値 | F4 |
最短撮影距離 | 0.28m(W)-0.24m(T) |
最大撮影倍率 | 0.23倍 |
手ブレ補正機構 | ー |
フィルター径 | Φ72mm |
サイズ | Φ80.5×88.1mm |
重量 | 353g |
発売 | 2022年5月 |
①動画はもちろん静止画でも使いやすいパワーズーム
②とにかく小型軽量
それぞれ見ていきましょう。
①動画はもちろん静止画でも使いやすいパワーズーム
パワーズームとは、電動ズームのことです。通常のズームレンズはリングを回すことで機械的にズームをしますが、このレンズは電気的にズームを動かします。
このパワーズームのため、動画撮影中でも一定の速度で静粛にズームすることができます。
また、ズームスピードは速い速度から遅い速度まで8段階に変えることができ、様々なズーム表現が可能です。
操作は通常のズームリングもありますが、それに加えてズームレバーがついており、指1本での素早いズームが可能です。
このため静止画でもストレスなくズームすることができ、動画を撮らない人にもおすすめのレンズです。
②とにかく小型軽量
このクラスでは圧倒的に軽量な353gを実現しています。α7IVとの組み合わせでも1kg程度しかなく、片手で持つこともできます。
手持での長時間の動画撮影も苦にならず、ジンバルでも使いやすい軽さです。
これくらいのサイズ重量だと、使うか分からないけれどかばんの中に入れて出かけるということが苦ではなくなるので、表現の幅を広げるという意味でも初心者からステップアップしたい方にお勧めのレンズです。
苦手なシーン・物足りないところ
F4という少し暗めのスペックの為、夜景や星景など暗いシーンでは使いにくさを感じることがあるかもしれません。
超広角ということで、それらのシーンを撮りたくなることも多いと思いますので、三脚を使うなど工夫が必要です。
一方、日中の風景やある程度明るい建築物撮影などは問題なく対応できるので、旅行や登山などコンパクトさを優先したい場合には重宝するレンズだと言えます。
ズームスピードやα7IVと組み合わせての手振れ補正の検証を豊富な作例とともに記事にしています。ぜひ併せてこちらFE PZ 16-35mm F4 Gのレビュー記事をご覧ください。
標準ズーム|FE 24-105mm F4 G OSS|迷ったらコレ!人気の万能レンズ
名称 | FE 24-105mm F4 G OSS |
型名 | SEL24105G |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 24-105mm |
レンズ構成 | 14-17 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
開放絞り | F4 |
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 0.38m |
最大撮影倍率 | 0.31倍 |
手ブレ補正機構 | レンズ内手ブレ補正方式 |
フィルター径 | Φ77mm |
サイズ | Φ83.4 x 113.3mm |
重量 | 約663g |
発売 | 2017年11月 |
①なんでも撮れる万能な焦点域
②印象的な画が撮れるボケと画質
③使いやすいサイズ重量と機能
それぞれ見ていきましょう。
①なんでも撮れる万能な焦点域
焦点距離24-105mmというのは、広角~中望遠までカバーできる万能な焦点域です。
風景、スナップ、ポートレート、ちょっとした発表会や舞台など日常のシーンはほとんどこれ1本で撮れます。
さらにSONYのカメラの機能のAPSCクロップを使用すると、焦点距離を約150mm相当の望遠域まで伸ばすことができ、動物やスポーツなどさらに撮れる範囲が広がります。
関連記事:α7IVのAPSCクロップモードが超便利
このように24-105mmというのは撮影範囲が広く万能な焦点域です。
②印象的な画が撮れるボケと画質
開放F4という明るさと、ズーム全域でのF4通しという特徴から、室内や夜景など暗い場面でも良く撮れますし、背景をぼかした写真も撮ることができます。ボケ具合もなめらかできれいです。
さらに描写力が高く、ピント面はカリカリに写るため、被写体が浮かび上がるような印象的な画が撮れます。
解像度とボケを両立しているため作品の味付けを変えることができ、風景からポートレートまで幅広いシチュエーションに生かすことができます。
③使いやすいサイズ重量と機能
これだけ高性能だとサイズ重量が大きくなりがちなのですが、このレンズは持ち運びに適した実用的な範囲に収まっています。
カメラにつけっぱなしで1日中首から下げても負担になりにくいです。
また105mmという焦点距離で留めることで全長も短くなっており、カバンに収納しやすいです。
荷物はなるべく小さく軽くしたい私にもぴったりかも
レンズ内手振れ補正が付いており、手振れにも強く、特に望遠側で効果を発揮します。
最短撮影距離0.38m/最大撮影倍率0.31倍という近接撮影能力も高く、料理や花など近寄って撮りたいシーンでも十分対応できます。
旅行での食事の撮影などで使いやすいです。
どんな被写体を撮るか分からない、荷物の限られたおでかけや旅行などに重宝しています。
苦手なシーン・物足りないところ
正直これ1本でも十分と思えるほど万能なレンズですが、どんなレンズでもそうであるようにやはり苦手なシーンや少し物足りないところはあります。
まず望遠端が105mmまでなので、野鳥や小動物、子供の運動会やサッカーの試合など、かなり遠くからの撮影で近寄れないシーンでは物足りなさを感じます。
とりあえず広く撮っておいて後から切り出すなど、やりようはあるのですが、画素数が落ちてしまいます。上記のような遠くの被写体をプロのような迫力の写真で残したいという方には、別でフルサイズを生かせる望遠レンズが必要です。
このレンズのズーム機能はあくまで近距離、中距離向けです。
また、ズームレンズでは明るいほうのF4というF値ですが、印象的な作品を撮ろうとすると、もっと背景をぼかしたくなったり、明るさがほしくなったりします。
被写体が決まっている場合はもっと小型で取り回しを重視したレンズのほうがよりシャッターチャンスが増えるので、別で単焦点レンズを1本もつことをおすすめします。
標準ズーム|FE 20-70mm F4 G|動画静止画ハイブリッド時代の新定番
名称 | FE 20-70mm F4 G |
型名 | SEL2070G |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 20-70mm |
レンズ構成 | 13-16 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
開放絞り | F4 |
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 0.3(W)-0.25(T) (AF時) 0.25 (MF時) |
最大撮影倍率 | 0.39倍 |
手ブレ補正機構 | -(ボディ側対応) |
フィルター径 | Φ72mm |
サイズ | Φ78.7 x 99mm |
重量 | 約488g |
発売 | 2023年2月 |
①新定番20mmスタートのF4通しズームレンズ
②驚異的なコンパクトさ
③最大撮影倍率0.39倍まで寄れる
それぞれ見ていきましょう。
①新定番20mmスタートのF4通しズームレンズ
FE 20-70mm F4 GはF4通しレンズとしては初めての20mmスタートという超広角からスタートする新しいスペックです。
旅行や登山に持って行って風景をダイナミックに撮りたいという人には、うってつけの焦点距離といえます。
また、20mmスタートは動画ユーザーにも嬉しい仕様です。
20-70mmという焦点域は、荷物を減らして風景をダイナミックに撮りたい静止画ユーザにも、歩き撮りしながら自撮りしたい動画ユーザーにもバッチリはまる絶妙な仕様なのです。
②驚異的なコンパクトさ
FE 20-70mm F4 Gは、広角端を20mmまで広げているにもかかわらず、驚くほど小型軽量です。
サイズ感をFE 24-105mm F4 G OSS と比較してみます。
広角側は4mmも広いのにもかかわらず、重量も24-105mmより200g近くも軽いです。
実際に旅行に持っていきましたが、荷物が増えずに助かりました。
③最大撮影倍率0.39倍まで寄れる
FE 20-70mm F4 Gの大きな特徴は、0.39倍まで寄れる近接撮影性能です。
これまでの標準ズームレンズに比べ、大きく倍率がUPしていることが分かります。
道端の花や虫などを大きく拡大して背景をボカす撮り方ができるので、ちょっとしたマクロレンズの代わりにもなります。
苦手なシーン・物足りないところ
20mmスタートという広角側は大満足なのですが、実際使ってみると望遠側が少し物足りなく感じることがありました。
自分の撮影スタイルが広角を優先するか、望遠を優先するかでこの20-70mmのレンズか24-105mmのレンズかを選択をするといいでしょう。
一方、カメラのクロップモードを使うと70mmでも105mm相当に伸ばすことができるため、ほとんどの場合はそちらで代用できることもあります。
参考記事:α7IVのAPSCクロップモードが超便利
標準ズーム|SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN|大三元ながら小型
名称 | 28-70mm F2.8 DG DN |
型名 | C021 |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 28-70mm |
レンズ構成 | 12-16 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
開放絞り | F2.8 |
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 0.19m(W)~0.38m(T) |
最大撮影倍率 | 1:3.3 (W) – 1:4.6 (T) |
手ブレ補正機構 | レンズ内手ブレ補正方式 |
フィルター径 | Φ67mm |
サイズ | Φ72.2 x 103.5mm |
重量 | 約470g |
発売 | 2021年3月 |
①F2.8通し標準ズームとして最も小型軽量
②価格の安さ
それぞれ見ていきましょう。
①F2.8通し標準ズームとして最も小型軽量
F2.8通しのズームレンズと言えば、大三元とも呼ばれる憧れの最高峰レンズです。その明るさと写りの良さと引き換えに、通常は高くて重くて大きいというのが常識でした。
このレンズはその常識を覆す、超小型軽量の大三元レンズです。
例えばSONY純正レンズと比べると、24mmスタートとより広角ではありますが、SONY EマウントのFE 24-70mm F2.8 GMが、サイズΦ87.8×136、質量886gという大きさです。
今ご紹介しているシグマのこのレンズは重さで言うと約半分の470gです。どれくらいこのレンズが驚異的か分かると思います。500gを切ると、つけっぱなしにして日常使いにもできる重さです。
また、F2.8という明るさがあるので、暗い室内での撮影や子供やペットなど動く被写体の撮影にも最適です。
敷居の高かった大三元レンズですが、初心者の方にも十分おすすめできるレンズです
②価格の安さ
サイズもさることながら、特質すべきは価格です。約11万円と純正レンズの半額以下です。
価格の面でもなかなか手の出なかった大三元レンズですが、このレンズはステップアップとして2本目、3本目としても入手しやすい低価格になっています。
大三元レンズの写りを気軽に試してみたい、という方におすすめです。
苦手なシーン・物足りないところ
F2.8通しという明るさは魅力的ですが、1本で使うには28mmスタートという広角側の焦点距離には物足りなさを感じるかも知れません。
24mmというWIDE画角スタートというのが最近の標準ズームレンズのスタンダートです。28mmはスナップやポートレートには十分使えますが、風景・夜景や集合写真となるともっと広く撮りたいことが多くなるでしょう。
これを1本で使うというよりは、広角のズームや単焦点レンズとセットで持ちだすのがよいです。
またEマウントはオープンマウントということで、最低限の動作保証はされていますが、最新ボディでの新機能などには非対応なことが多いです。
例えば2021年12月に発売されたα7IVのアクティブ手振れ補正やブリージング補正には十分対応していません。そのため動画撮影をされる方は純正レンズを選んでおくほうがおすすめです。
高倍率ズーム|FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS|広角から望遠まで
名称 | FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS |
型名 | SEL24240 |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 24-240mm |
レンズ構成 | 12-17 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
開放絞り | F3.5-6.3 |
最小絞り | F22-40 |
最短撮影距離 | 0.5m-0.8m |
最大撮影倍率 | 0.27倍 |
手ブレ補正機構 | レンズ内手ブレ補正方式 |
フィルター径 | Φ72mm |
サイズ | Φ80.5 x 118.5mm |
重量 | 約780g |
発売 | 2015年3月 |
①一本で寄り引き屋内室外なんでも撮れる
②10倍ズームでボケ感も十分
それぞれ見ていきましょう。
①一本で寄り引き屋内室外なんでも撮れる
寄った撮影も引きで広角気味に撮ることもでき、屋内でも曇天でもあらゆるシーンで及第点です。
そのため、私は旅行など被写体が事前に決まっていない場合によく使っています。
レンズを複数持ち運んだり交換するわずらわしさから解放されて、フットワーク軽く撮ることができます。
②10倍ズームでボケ感も十分
24mm~240mmまで10倍ズームすることができます。
そのため、広角のダイナミックな撮影から、望遠での圧縮効果を狙った写真、背景をぐっとぼかした印象的な写真など、撮りたい写真に合わせて意図通りに使えます。
F値が暗めのレンズですが、外での撮影では問題なし。
1本で済ませることができれば、荷物が軽くなるので、旅行などではメリットが大きいです。
苦手なシーン・もうひとつなところ
F値が大きいため、暗い室内の中での撮影は手ブレしたり動きものを撮るときに被写体ブレするなど、限界があります。
また、被写体から離れて望遠側で撮影すると十分ボケますが、近くのものを撮る場合は背景がボケにくいです。
その場合は、明るい標準の単焦点レンズなどを組み合わせるとよいでしょう。
実際の家族旅行の場合、どのように撮影できるか、こちらの室内から屋外までFE 24-240mm F3.5-6.3 OSSで撮影した作例豊富なレビュー記事にてご紹介しています。
望遠ズーム|70-180mm F/2.8 Di III VXD|手頃で嬉しい大三元
名称 | 70-180mm F/2.8 Di III VXD |
型名 | A056 |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 70-180mm |
レンズ構成 | 14-19 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
開放絞り | F2.8 |
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 0.85m |
最大撮影倍率 | 1:4.6 |
手ブレ補正機構 | レンズ内手ブレ補正方式 |
フィルター径 | Φ67mm |
サイズ | Φ81 x 149mm |
重量 | 810g |
発売 | 2020年5月 |
①お手頃価格の望遠F2.8ズーム
②お手頃サイズの望遠F2.8ズーム
それぞれ見ていきましょう。
①望遠F2.8ズームがお手頃価格
F値が2.8通し(広角から望遠までずっとF2.8で明るさが変わらないこと)のズームレンズは、昔から【大三元レンズ】と呼ばれ、憧れの高級レンズでした。先ほどご紹介した標準ズームSIGMA 28-70mm F2.8 DG DNFも大三元レンズのひとつです。
特に大三元の中でも望遠ズームは、大きく重く高くなりがちで一番手の届きにくい存在でした。それでもF2.8の望遠は描写力が高く、背景が大きくボケて被写体が浮かび上がるような一味違った画が撮れるため、ここぞというときに選ばれるレンズでした。
そんな高嶺の花の大三元レンズですが、なんとこのレンズは、10万円ちょっとと、純正レンズの半額以下で買えます。
初心者でも手に入れやすい価格となったことで、背景を大きくぼかして印象的な写真が撮りたい、という人におすすめのレンズです。
②望遠F2.8ズームがお手頃サイズ
望遠F2.8ズームにしては、サイズが小さく軽いこともこのレンズのメリットです。
いままでは大きく重かったためここぞという時に持ち出すレンズでしたが、このレンズは、日頃からつけっぱなしにしてスナップを楽しむこともできます。
特に人物やペットを手持ちで撮るのにこの軽さはありがたいです。
いまのところ、気軽にどこでも持ち出せる望遠F2.8ズームはこのレンズだけです。
苦手なシーン・物足りないところ
望遠ズームは通常TELE端が200mmまであることが多いのですが、このレンズは180mmまでしかありあません。
180mmと200mmがどれくらい違うか比較してみます。
このように、200mmまであるともう一歩ぐっと被写体に近づくことができます。近寄れない運動会などでは、180mmでは少し足りないと感じるかもしれません。
操作リングが軽かったり、外装がプラスチックだったりと、少し作りが安っぽいという声がちらほら上がっています。
また、防塵防滴ではないためレンズの中にごみが入りやすいという声もありました。
ここは、価格を抑えるために仕方ないところだと思いますが、気になる方は実物を触ってみてください。
望遠ズーム|FE 70-200mm F4 Macro G OSS II|新次元のF4望遠ズームで運動会からマクロまで万能
名称 | FE 70-200mm F4 Macro G OSS II |
型名 | SEL70200G2 |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 70-200mm |
レンズ構成 | 13-19 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
開放絞り | F4 |
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 0.26m(W)-0.42m(T) |
最大撮影倍率 | 0.5 |
手ブレ補正機構 | レンズ内手ブレ補正方式 |
フィルター径 | Φ72mm |
サイズ | Φ82.2 x 149mm |
重量 | 794g |
発売 | 2023年7月 |
おすすめの理由3点
①70-200mm F4クラスの中で小型軽量
②唯一の全域ハーフマクロ
③テレコン対応で最大400mmまでの超望遠撮影
それぞれ見ていきましょう。
①70-200mm F4クラスの中で小型軽量
2023年7月に出たばかりのレンズです。前機種の「FE 70-200mm F4 G OSS」やひとつ前の項目でご紹介した70-180mmに比べ、さらに小型軽量になりました。
FE 70-200mm F4 Macro G OSS II | FE 70-200mm F4 G OSS | |
サイズ | Φ82.2 x 149mm | Φ80 x 175mm |
重量 | 794g | 840g |
また、F値がF4になる代わりに、手振れ補正が付いています。特に望遠になると手ブレしやすいため、運動会など遠いところの動く被写体を撮るときに重宝します。
本格的な望遠レンズがこの大きさになったのは本当にありがたいです。
②唯一の全域ハーフマクロ
前レンズの欠点の一つが寄れないことでした。
そこを大幅に改善して、強みにまでなっています。
FE 70-200mm F4 Macro G OSS II | FE 70-200mm F4 G OSS | |
最短撮影距離 | 0.26m(W)-0.42m(T) | 1m(W)-1.5m(T) |
最大撮影倍率 | 0.5倍 | 0.13倍 |
0.5倍と0.13倍の違いはこれくらいです。
Tele端200mmでも0.5倍で撮れるため、近づきにくい虫や花などを撮るときも、少し離れた位置から大きく撮れるのが嬉しいです。
マクロ撮影時のオートフォーカスも速いため、初心者でも簡単にピント合わせできます。
②テレコン対応で最大400mmまでの超望遠撮影
テレコンが使えるので、焦点距離もマクロ倍率も上がります。Tele端が400mmまで伸びることで、さらに撮影の幅が広がります。
子供のサッカーの試合や運動会など、ほとんどのスポーツのシーンも撮影できるようになります。
さらにAPSCクロップすれば換算600mmまで伸びます。
1本で70mmから600mmまで撮れると考えると、恐ろしく万能なレンズです。
苦手なシーン・物足りないところ
ズームすると長さが変わる全長可変タイプです。ズーム時に重心が変わるので、動画撮影などで気になる方もいるかもしれません。
ただ多くの人には、収納時に全長が短いためメリットの方が大きいように思います。
また、F4という少し暗めのスペックのため、暗い室内や夜の暗いシーンでは使いにくさを感じることがあるかもしれません。
運動会や発表会といった望遠を生かした撮影からボケを生かしたポートレートまでコスパ抜群なこちらのレンズを、詳しくレビューしています。ぜひ併せてFE 70-200mm F4 Macro G OSS II のレビュー記事もご覧ください。
コスパを求める方には、マクロ撮影はできませんが前機種「FE 70-200mm F4 G OSS
」もおすすめです。
≫FE 70-200mm F4 G OSSレビュー
超望遠ズーム|FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS|入門超望遠!
名称 | FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS |
型名 | SEL200600G |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 200-600mm |
レンズ構成 | 17-24 |
絞り羽根枚数 | 11枚 |
開放絞り | F5.6-6.3 |
最小絞り | F32-36 |
最短撮影距離 | 2.4 |
最大撮影倍率 | 0.2 |
手ブレ補正機構 | レンズ内手ブレ補正方式 |
フィルター径 | Φ95mm |
サイズ | Φ111.5x318mm |
重量 | 2115g |
発売 | 2019年7月 |
①野鳥や飛行機を撮るのに必須な600mm
②全長固定でズームリングが軽い
詳しく見ていきましょう。
①野鳥や飛行機を撮るのに必須な600mm
野鳥や飛行機などを拡大して撮ろうとすると、600mm以上の超望遠レンズが必須になってきます。
このレンズは、200-600mmという超望遠撮影に使いやすい焦点距離をカバーしながら、比較的手に入れやすい価格とサイズで実現されています。さらにテレコンに対応しているため、1200mmまでTELE端を伸ばせます。
ここまで拡大できると、野球のスタンドから選手を拡大したり、月のクレーターがハッキリわかるまで拡大して撮影できます。ぜひテレコンと一緒に使うことをおすすめします。
撮影領域をぐっと広げる唯一無二のレンズです。
α7IVの鳥瞳AFと組み合わせることで、野鳥撮影初心者の私でも意外と簡単に楽しむことができています
②全長固定でズームリングが軽い
このレンズも、ズームしても長さが変わらないことが大きなメリットです。
そのため、撮影時のバランスも変わらず手持ち撮影でも使いやすいのですが、もう一つのメリットとして重い前玉を繰り出さなくていいのでズームリングが軽いということがあります。
野鳥や飛行機など動き回る被写体を撮るときに、ズームを多用します。ズームリングが重いと被写体を追いづらかったり、腕がすぐ疲れてしまいます。
ズームリングが軽いので、疲れにくく長時間被写体を追うのに最適です。
撮影のしやすさに配慮されている感じが好きなレンズです。
苦手なシーン・物足りないところ
超望遠レンズの宿命ですが、大きくて重いです。
2kgを超える重さと、30cmを超える長さはなかなかハードルが高いと感じるかもしれません。
ただ、普通のバックパックに入れて持ち運びも可能な大きさには納まっているので、野鳥や飛行機など撮りたい被写体が決まっている人にはこのレンズをおすすめします。
3.SONY Eマウントフルサイズにおすすめの単焦点レンズ
SONY Eマウントフルサイズにおすすめの単焦点レンズは次の4本です。
≫クリックしてレンズの解説にジャンプ
- FE 20mm F1.8 G
広角単焦点:バランスとコスパのいい広角レンズ - FE 35mm F1.8
標準単焦点:バランスのいい単焦点 - Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
標準単焦点:画質に定評単焦点 - FE90mm F2.8 Macro G OSS
マクロ:物撮り・ポートレートもお任せ
それぞれのレンズの紹介と、自分で使ってみた経験を基にお勧めする理由を述べたいと思います
広角単焦点|FE 20mm F1.8 G|バランスとコスパのいい広角レンズ
名称 | FE 20mm F1.8 G |
型名 | SEL20F18G |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 20mm |
レンズ構成 | 12-14 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
開放絞り | F1.8 |
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 0.19m(AF時)/0.18m(MF時) |
最大撮影倍率 | 0.2倍(AF時)/0.22倍(MF時) |
手ブレ補正機構 | ー |
フィルター径 | Φ67mm |
サイズ | Φ73.5×84.7mm |
重量 | 約373g |
発売 | 2020年3月 |
①広角と超広角の間 バランスのいい焦点距離
②印象的な画が撮れるボケと画質
③サイズ重量と価格が魅力的
それぞれ見ていきましょう。
①広角と超広角の間 バランスのいい焦点距離
焦点距離20mmというのは、広角と超広角のちょうど間に位置し、決して広すぎず、狭すぎず、幅広い被写体に対応できるバランスの取れた広角レンズです。
星景、風景、スナップは何でも撮れ、高画素機の特長を生かせば、後から好きな画角に切り出すこともできます。
さらに、真価を発揮するのは動画を撮る時です。
α7IVに搭載されているActive手振れ補正やブリージング補正を使うと、画角が少し狭まります。24mm程度のレンズを使っていると、そういった場合には少し狭さを感じることがあるかもしれません。
この20mmでは、そういった動画の先進機能を使った時に、風景、人物から自撮りまでできる、ちょうどよい画角となります。
開放F1.8という絶妙な明るさも相まって、風景、スナップ、動画用途に特におすすめの1本です。
②印象的な画が撮れるボケと画質
一般的に広角になるほど背景がぼけにくくなります。
ところがこのレンズはF1.8という明るいF値のため、20mmという超広角でも背景を十分ぼかすことができます。
ぼけの形状もきれいです
特に動画を撮るときに、広く撮りながらもある程度背景をぼかした印象的な画が撮れます。
また画質にも定評があり、Gレンズとして誰もが納得のいく解像力を発揮します。
③サイズ重量と価格が魅力的
これだけ広角でF値も明るく、画質レベルも高いのですが、大変軽量コンパクトです。
フィルタ径はΦ67と小さい部類に入りますし、手に持ってみるとその小ささが分かります。カバンの中に追加で1本入れておくのに邪魔になりません。
また、重さは373gと、缶ジュース1本分程度と全く重さを感じない軽量なレンズです。
手持ちで動画を撮る際、軽量コンパクトは大変ありがたいです。
ジンバルを使ってもハンドリングしやすいサイズ感
さらに、価格も10万円台と、これだけ高品質で汎用性が高いGレンズにしては、リーズナブルな価格にでコスパがいいです。
初心者の方にも広角の1本目として十分おすすめできるレンズです。
苦手なシーン・物足りないところ
20mmという超広角域に足を突っ込んだ画角ゆえ、万能とは言えないところがあります。
特に人物撮影の際のバストアップのポートレート撮影は難しいです。そのような撮影がしたい場合は、50mm以上の標準~中望遠レンズを使いましょう。
またスナップも広角すぎて使いどころに悩むことがあると思います。
ただ、あえて広角で撮ることで、標準レンズ(35~50mm)で撮るのとは一味違う楽しみ方が発見できるかもしれません。
このレンズは風景と動画を撮る用途に特におすすめです。
標準単焦点|FE 35mm F1.8|バランスのいい単焦点
名称 | FE 35mm F1.8 |
型名 | SEL35F18F |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 35mm |
レンズ構成 | 9-11 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
開放絞り | F1.8 |
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 0.22m |
最大撮影倍率 | 0.24倍 |
手ブレ補正機構 | ー |
フィルター径 | Φ55mm |
サイズ | Φ65.6 × 73mm |
重量 | 約280g |
発売 | 2019年8月 |
①万能な35mmの焦点距離とF1.8の明るさ
②小型軽量
それぞれ見ていきましょう。
①万能な35mmの焦点距離とF1.8の明るさ
広角と標準のちょうど境目と言える35mmという焦点距離は単焦点レンズの中では最も使い勝手がいい画角です。
風景、スナップ、ポートレートと良く撮るシチュエーションではこれ1本で十分対応できます。
そして単焦点ならではのF1.8という明るさ。一般的にズームレンズと比べると、単焦点レンズは明るいものが多いです。
例えばF2とF4の2段の明るさの違いを図にすると、下図の左の円と右の円ほど入ってくる光の量が変わります。
その分被写界深度も浅くなるためよりボケやすくなります。
つまり、室内などの暗い場面でも背景のボケを生かした印象的な写真が撮れるようになります。
この単焦点レンズは室内など暗いシーンで威力を発揮します。さらに解像性能も十分で、ポートレートや料理の写真など、物撮りで一味違った画が撮れるでしょう。
②小型軽量
次におすすめの理由は、これだけの光学性能を持ちながら、小型軽量であることです。大きくなりがちなミラーレスのフルサイズレンズの中では格段に小さい部類に入ります。
280gという重さは缶コーヒー1本分くらいで、追加の1本として気軽にカバンの中に放り込んでおける重さです。
フルサイズボディに付けると、ちょうどよい重心バランスで取り回ししやすく、より小型のAPSCボディに付けて約50mmの標準レンズとしても気兼ねなく使えます。
単焦点だけど、良く使う標準域2本分のある意味お得なレンズと言えます。
苦手なシーン・物足りないところ
サイズや写りは十分満足できるのですが、やはり画角が限られていることで物足りなさを感じることがあるかもしれません。
特にポートレートを撮っていると、全身やバストアップにはあまり問題ないのですが、さらに寄った顔のアップを撮ろうと思うとほぼ最短撮影距離の22cmくらいまで近づく必要があり、撮りづらいです。
できれば次に紹介する50mm付近の単焦点レンズも併せて持っておくと人物撮影に必要な画角が広くカバーできるでしょう。
標準単焦点|Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA|画質に定評単焦点
名称 | Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA |
型名 | SEL55F18Z |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 55mm |
レンズ構成 | 5-7 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
開放絞り | F1.8 |
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 0.5m |
最大撮影倍率 | 0.14倍 |
手ブレ補正機構 | ー |
フィルター径 | Φ49mm |
サイズ | Φ64.4 × 70.5mm |
重量 | 約281g |
発売 | 2013年12月 |
SONYとドイツCarl Zeiss社が共同開発した高性能レンズで、ブランドを冠している青いバッジがついています。
個人的には一番好き。おしゃれに撮れる。
①長年定評のある画質
②小型軽量
それぞれ見ていきましょう。
①長年定評のある画質
発売日は2013年12月と初代フルサイズミラーレスのα7が出たのと同時期と早い時期ですが、8年たった今も人気ランキングの上位に顔を出します。
その理由がCarl Zeissのブランドを冠したその写りにあります。
MTF(解像度)こそ見かけ上は最新のレンズに劣る部分もありますが、ゴーストフレア特性やボケ味、色味も含めた総合的な画質が長年にわたって評価されています。
55mmという写真の基本となる標準画角であることも相まって、ポートレート撮影に適した人気のあるレンズです。
画質の良し悪しは、本来感性的なものであり数字や言葉で表現することや難しいのですが、実際にご自分で使ってみるとその評判に納得されるでしょう。
②小型軽量
さらに、小型軽量サイズであることも、このレンズが評価されている理由の一つです。
先ほど紹介した35mm F1.8と重さはほぼ同じで、サイズはこちらのほうが若干小さいです。
一般的には焦点距離の長いほうがレンズも長くなりがちなので、35mmレンズより全長が短いというのは大きなメリットです。
F1.8という明るさも備えていますので、室内から屋外までスナップとポートレートに最適なレンズと言えます。
苦手なシーン・物足りないところ
少し古いレンズのため、AF (オートフォーカス)性能などは最新のレンズに見劣りします。AFが迷ったり、時間がかかることがたまにあります。
また、画角が55mmであり、最近の広角レンズに慣れている方には、少し狭く感じるかもしれません。ただし、ピントがピタッと合った時の画は本当に素晴らしいです。
これで撮影した写真はとにかくおしゃれ。なんてことない写真が「画」になるので、ここぞという時に使ってます!
撮りたいものがあるここぞ、という時や、あえて狭い画角で凝縮感を表現したい時など作品に味を付ける時に、重宝するレンズになること請け合いです。
子供の成長とともに使ってきたこのレンズ。より詳しいレビューを豊富な作例とともに記事にしています。ぜひ併せてSonnar T* FE 55mm F1.8 ZAのレビュー記事をご覧ください。
マクロ|FE 90mm F2.8 Macro G OSS|物撮り・ポートレートもお任せ
名称 | FE 90mm F2.8 Macro G OSS |
型名 | SEL90M28G |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 135mm |
レンズ構成 | 11-15 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
開放絞り | F2.8 |
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 0.28m |
最大撮影倍率 | 1.0倍 |
手ブレ補正機構 | レンズ内手ブレ補正方式 |
フィルター径 | Φ62mm |
サイズ | Φ79 x 130.5mm |
重量 | 約602g |
発売 | 2015年6月 |
①手持ちでも撮れるマクロレンズ
②描写力が高い
①手持ちでも撮れるマクロレンズ
一般的にマクロ撮影はブレやすいのとピントが合わせにくいため三脚が必要と言われています。
このレンズは手振れ補正の効きがよく、オートフォーカス性能も高いため、手持ちでもマクロ撮影することができます。
三脚を立ててじっくり撮影することができない屋外での花の撮影などに、大変使いやすいです。
②描写力が高い
ピントが合ったところの解像度がとても高いレンズです。また90mmという中望遠焦点距離であることも相まって、背景のボケが大きくきれいです。
そのため、マクロ撮影したい被写体にフォーカスした印象的な写真に仕上がります。
描写力が高いので、マクロだけでなく物撮りやポートレート撮影にも相性がいいです。
当サイトでも掲載する物撮りによく使っています
マクロだけでなく様々なシーンで使える幅広さがあるため、マクロレンズの中ではおすすめの1本です。
苦手なシーン・物足りないところ
90mm単焦点という画角は使いどころを選びます。
被写体が動かないマクロ撮影や物撮りにはいいのですが、動体撮影は苦手です。
また、単焦点レンズとしては暗めのF2.8なので、暗いシーンでは手振れしやすくなります。そのようなシーンでは三脚があったほうがいいでしょう。
4.まとめ
この記事では、SONY Eマウントのミラーレスカメラをお使いの方へぜひおすすめしたいレンズをご紹介しました。
もう一度見たい方はこちらをクリック。
≫ズームレンズをもう一度見る
≫単焦点レンズをもう一度見る
Eマウントレンズは、じっくり使ってみることでレンズの特徴や自分の撮影スタイルが分かり、楽しみが広がっていきます。
最近は円安や世界的な部品不足で、カメラやレンズが値上がり傾向にあります。
そんな中でも少しでも安く買いたいと、私が購入する際に徹底的に調べた「SONYのカメラやレンズを安く買う方法」を次の記事でご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
ちなみに私は「たまにしか使わないけれど使ってみたい!」という機材は、APEX RENTALSでレンタルしました。
実際に使ってみれば、手元に置きたいかどうか、すぐに判断できますよ。
APEX RENTALSの特徴
- 業界トップクラスの機材取扱数
- レンタル開始日の前日に到着するので実質1日お得
- レンタル終了日の24時までに返却処理をすればOK
まずはご自分の用途に合わせて1本、もし不足を感じたら追加で揃えていくという方法をおすすめします。
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