【カメラレンズ使い分け】広角レンズと望遠レンズの違いを写真で確認【おすすめレンズも】

この記事でわかること
  • 広角レンズと望遠レンズの写りの違い
  • 広角レンズと望遠レンズの使い分け方
  • おすすめの広角レンズと望遠レンズ

カメラにはまってくると、広角レンズ望遠レンズが気になり始めることでしょう。あなたは使っていますか?

  • 広角レンズ:主に24mmより短い焦点距離のレンズ
  • 望遠レンズ:主に100mmより長い焦点距離のレンズ

標準ズームレンズ24-105mmの外側の焦点距離のことですね。

参考記事 焦点距離と画角【単焦点レンズとズームレンズ、レンズの種類も】

これらの焦点距離には普段あまりなじみのない方もいらっしゃるかもしれませんが、実は使ってみると奥の深い焦点距離です。

この記事では、そんな広角レンズと望遠レンズの写りの違いを改めて見てみて、おすすめの使い分け方をご紹介します。

記事の後半では各社おすすめの広角レンズ、望遠レンズもご紹介します。

スマホのカメラでは撮れない一眼カメラならではの焦点距離域を知ると、カメラがより楽しくなりますよ。

カメラ歴15年でフォトマスター1級、6歳と4歳の子供と一緒に毎週末カメラを楽しんでいるしちみがお送りします。

1.広角レンズと望遠レンズの写りの違い

広角レンズと望遠レンズの写りの違いを次の5つの観点で見ていきます。

  • 画角の広さ
  • 被写体への寄り方
  • パースのつき方
  • ゆがみ方
  • 圧縮効果

画角の広さ

14mm広角レンズで撮影

これは一目瞭然ですね。

広角レンズが広く撮れて、望遠レンズは狭い範囲が撮れます。

105mm望遠レンズで撮影

どちらにも表現としての良さがあります。

被写体への寄り方

24mm広角レンズで撮影

広角レンズは遠い被写体には寄れませんが、その分、背景も入れてダイナミックに撮れたり、周りの状況が説明できます。

240mm望遠レンズで撮影

望遠レンズは被写体にぐっと寄って、迫力のある画が撮れます。

被写体だけを切り取るので主題も明確になります。

パースのつき方

パースとは遠近法のことで、「遠くのものは小さく、近くのものは大きく」写ることです。

広角レンズはパースが付きやすい(=遠くのものが小さく、近くのものが大きく写る)です。
望遠レンズはパースが付きにくい(=遠くのものも大きく写る)です。

この違いによって、撮る画に以下のような違いが出ます。

  • 高低差のある直線が斜めになるかまっすぐになるか
  • 遠くの背景が圧縮されるか
15mm広角レンズで撮影

↑の写真は広角で撮ったものですが、ガンダムの周囲の鉄骨が斜めになっていることが分かります。

これがパースがついているということです。

また、背景は空だけでそれ以外のものは写っていません。(=小さくなっている)

105mm望遠レンズで撮影

一方、↑の写真は少し離れて望遠レンズで撮ったものですが、ガンダムの周囲の鉄骨はまっすぐなままです。

パースがほとんどついていません

また、遠くにあるはずの背景の建物がぐっと近寄ったかのように写りこんでいます。

これが圧縮効果です。

タバス子
タバス子

同じ被写体を撮っても、これほど大きな違いが出るのは面白いですね。

ゆがみ方

広角レンズはパースが付く関係上、手前のものが引き伸ばされてゆがんでしまいます。

14mm広角レンズで撮影

例えば↑の写真、ごはんと汁椀がびよーんと楕円形になってしまっています。

これは写真ではあまり好ましくありません。

一方望遠レンズだとパースが付きにくいので、実物の形がそのままの形で写真に写ります。

105mm望遠レンズで撮影

↑のように形をしっかり見せたい場合は、離れたところから望遠レンズで撮るとよいです。

圧縮効果

パースのところでも説明しましたが、望遠レンズは背景の遠くのものが圧縮されて近くに寄ってきたように撮れます。

つまり背景のものが密集したようにも撮れます。

24mm広角レンズで撮影

↑は広角レンズで花(ロウバイ)を撮ったものですが、圧縮効果がないので後ろがスカスカに見えます。

背景の空も見えてありきたりに見えます。

一方望遠レンズで撮ると、後ろの花もぐっと寄せられて画角に入ってくるので、密集感があります。

105mm望遠レンズで撮影

こちらのほうが咲き誇っている感じがしますね。

また先ほどパースのところでも紹介しましたが、望遠レンズだと↓のように遠くの背景を入れることで、見た目と違う独特の写真を撮ることもできます。

15mm広角レンズで撮影
105mm望遠レンズで撮影

以上、広角レンズと望遠レンズの写りの違いでした。

どちらかというと広角レンズの方が人間に近い(人間の目の画角は50mm相当と言われている)ので、

望遠レンズのほうが普段見ているものと違う、特徴のある写真になることが多いです。

2.広角レンズと望遠レンズの使い分け方

ここからは、広角レンズと望遠レンズそれぞれに、おすすめの撮影シーンや表現効果をご紹介します。

広角レンズ

ダイナミックに撮りたい

背景も広く入れてダイナミックに撮りたい時に広角レンズはもってこいです。

16.5mm シチミカメラ

大きなガンダムも周りの建物や空を広く入れることで、その大きさが感じられる画になります。

14mm シチミカメラ

こちらは松本城。広角レンズで撮ることで、いつも見ているお城と違った印象になりました。

この写真は手前の溜め池の反射も狙っています。

14mm シチミカメラ

白川郷も広角で撮ることで、街並みだけではなく、周りの山々も入れて自然のダイナミックさを表現しています。

背景を見せたい

背景をあえて見せて、どの場所にいるのか説明したい時も広角レンズを使います。

広角レンズはボケにくいので、その点でも遠くの被写体まで鮮明に写すことができます。

24mm シチミカメラ

↑の写真は銀座の歩行者天国に立つ子供たちを撮ってみました。

時計台や三越が見えることで、銀座だというのが伝わる画になります。

動画を撮る

動画を撮るのも広角レンズがおすすめです。

特にvlogだと、今何をしているのか、どこにいるのかが伝えたいことになってくるので、広角レンズでしっかり周りを見せることが大事です。

望遠レンズだと一部を切り取ってしまうので、何を撮っているかを伝えたり動きものを撮るのが難しいです。

また、画角が狭いので手振れもしやすくなります。

しちみ
しちみ

動画で望遠レンズを使うのはなかなか難しいです。

↓は広角レンズで手持ちでvlogを撮ったものになります。

内容はともかく、手振れもよく抑えられていて映像としては見れるものになったと思っています。

広角レンズの手振れ補正について検証した記事はこちらです。

望遠レンズ

遠くの被写体を大きく撮りたい

望遠レンズを使う一番の目的がここあるといえるでしょう。

遠くの被写体を大きく写して、迫力のある写真を撮るためです。

105mm シチミカメラ

ガンダムも望遠レンズで寄ると大迫力です。

800mm シチミカメラ

遠く離れたマウンドのピッチャーも超望遠レンズならここまで大きく写せます。

200mm シチミカメラ

遠くの我が子を大きく撮りたいイベント第一位!運動会では望遠レンズが必須です。

我が子の勇姿を大きくカメラに納めましょう。

1200mm シチミカメラ

野鳥撮影は、超望遠レンズが必須です。

肉眼では到底見えない羽の毛並みまでしっかり写せます。

一部を切り撮りたい

望遠レンズは画角が狭いため、遠くを映すだけではなく、被写体の一部を切り取って主題のはっきりした写真を撮るのにも使います。

105mm シチミカメラ

これは、風景の一部を切り取ったものです。

冬山に漂う寒々とした空気の流れを表現しています。

何でもない風景も一部を切り取るとまた違った一面を見せます。

105mm シチミカメラ

白川郷の合掌造りの古民家です。

背景のもやと相まって、荘厳な雰囲気を醸し出します。

105mm シチミカメラ

高台からの風景の一部を切り取りました。

後ろの山々に沈む夕日に染まった街が静かに夜を迎えます。

背景を整理したい

ごちゃごちゃした背景を整理して(写る範囲を狭めて)、主題を引き立たせるのにも望遠レンズが適しています。

105mm シチミカメラ

これは、先ほども出てきた銀座の街に立つ子供たちですが、少し離れて望遠レンズで撮ったものです。

背景のビル群や人の流れを整理して子供を引き立てます。

望遠レンズは背景がボケやすくなることでも、被写体を浮き立たせる効果があります。

105mm シチミカメラ

物撮りでも背景を整理できるのは便利です。

これはブログでも使ったカメラの写真ですが、家の中でも離れて望遠レンズを使っています。

普通の家の床と壁ですが、背景に余計なものを写らなくしただけで、主題が引き立つ効果があります。

24mm 広角レンズで撮影|シチミカメラ

同じ場所を使って広角レンズで撮ったものがこちらです。

後ろにあるごちゃごちゃしたものがばっちり写ってしまいました・・・。

タバス子
タバス子

おうちでの撮影に広角レンズは鬼門!

反対に新築のルームツアーなど広く撮影したい場合には、広角レンズがおすすめのケースもありますね。

奥行き感を表現したい

圧縮効果を使って奥行き感を表現できるのも望遠レンズの効果です。

400mm シチミカメラ

↑こちらの線路の写真は、渡りしなに踏切の中から何でもない線路を撮ったものですが、奥の陸橋なども拡大されて幾重にも重なり、奥行きがあるように見えます。

240mm シチミカメラ

↑これも、少し離れたところから前を歩く人を撮ったものです。

本来離れた位置にある街路樹や電信柱がぐっと圧縮され、見た目とは違う不思議な効果を生み出しています。

105mm シチミカメラ

↑こちらはお台場から望遠レンズでレインボーブリッジ越しに東京タワーを撮ったものです。

遠くにあるはずの東京タワーがある程度の大きさを保って存在感を出しています。

これも圧縮効果のなせる業です。

240mm シチミカメラ

人込み越しに、ガンダムエアリアル(機動戦士ガンダム 水星の魔女 公式サイト (g-witch.net))を撮りました。

手前の人物がボケて、奥行きを感じられる写真になりました。

背景だけでなく前景を圧縮したりぼかすのにも望遠レンズが使えます。

パースを付けたくない

建物など直線の構造体を歪ませず、まっすぐ撮りたい時に望遠レンズを使います。

105mm シチミカメラ

これも離れたところから動くガンダムの構造物を撮りました。

広角レンズで同じ大きさで撮ると、近づいて見上げる必要があり、上側がすぼまった歪んだ写真になってしまいます。

人工物を表現するのには、望遠レンズでパースを付けずに撮りましょう。

パースがついてしまうと、人物の顔も歪んでしまいます。

14mm 広角レンズで撮影、ゆがみます

これは広角レンズで撮ったものですが、顔が細長くなってしまっています。

これはこれで面白い表現ですが、見た目とはかけ離れてしまうので、多用はできません。

これは望遠レンズで撮ったものです。

105mm シチミカメラ

顔の形が実物に即した形で写っています。

ケーキを食べ終わって満足顔の息子のいい表情、そのままが撮れました。

以上、広角レンズと望遠レンズの適した表現やシーンについてご紹介しました。

広角レンズもダイナミックに撮れていい表現ができますが、どちらかというと望遠レンズが使いたくなる場面の方が多いです。

できるなら、やはりどちらのレンズも常に持っておきたいです。

3.おすすめの広角レンズと望遠レンズ

ここからは各社おすすめの広角レンズと望遠レンズをご紹介します。

キヤノン

広角レンズ:RF16mm F2.8 STM

おすすめの理由3点

①超広角16mmの世界を超お手軽に楽しめる
②寄れる
③写りがいいのに低価格

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望遠レンズ:RF100-400mm F5.6-8 IS USM

おすすめの理由3点

①400mmの超望遠の世界が超お手軽な価格で楽しめる
②400mmまでの超望遠レンズの常識を変える小型軽量さ
③0.41倍の拡大倍率

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ニコンおすすめの広角レンズと望遠レンズ

広角レンズ:NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

おすすめの理由3点

①14mmから始まる超広角ズーム域
②超広角ズームなのにとても軽量
③ニコンが誇る光学性能の良さ

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望遠レンズ:NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S

おすすめの理由3点

①憧れの400mm単焦点なのにリーズナブルな価格
②大砲と呼ばれる400mm単焦点なのにコンパクト
③他社にない400mmF4.5という絶妙なスペック

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ソニー

広角レンズ:FE 20mm F1.8 G

おすすめの理由3点

①広角と超広角の間 バランスのいい焦点距離
②印象的な画が撮れるボケと画質
③サイズ重量と価格が魅力的

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望遠レンズ:FE 70-200mm F4 G OSS

おすすめの理由3点

①全長が変わらなくてズームがしやすい
②望遠レンズにしては軽量コンパクト
③Gレンズにふさわしい高精細な写り

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各社それぞれの色のあるレンズを出しています。

特徴の違うレンズをぜひ比較してみてください。

4.まとめ

この記事では、

  • 広角レンズと望遠レンズの写りの違い
  • 広角レンズと望遠レンズの使い分け方
  • おすすめの広角レンズと望遠レンズ

をご紹介しました。

広角レンズも望遠レンズも、カメラを始めたばかりの時はなかなか使いどころが分からなく、ハードル高く感じると思います。

しかしそれぞれ意外と使う場面も多く、何より標準域とは全く違った面白い表現ができます。

広角も望遠も1本持っておくと、写真の幅が広がります、より思った通りの写真が撮れるようになります。

タバス子
タバス子

子供の行事には望遠レンズを使ってみたいな!

ぜひご自分に合ったレンズを選んで使ってみてください。

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