カメラを始めて少し経つと、いろんなわからないことが出てきませんか?
- わからないことは、どうやって勉強していったらいいの?
- やっぱりスクールとかに通ってお金をかけないといけないの?
という疑問にお答えします。
・カメラ初心者がどのようにカメラの勉強をしていけばいいか
・勉強するのにかかる費用の目安
それでは、カメラ歴16年、フォトマスター1級のしちみがお送りします。
1.カメラを学ぶ方法8選

カメラを学ぶ方法8選を、それぞれ費用の目安とともに順を追って解説します。
Step1. 書籍で学ぶ
まずは王道の書籍で学ぶ。
費用:1000円~
始めたばかりの頃は、何が分からないかがよく分からないという場合もあるでしょう。手っ取り早く書籍を購入することが効率的です。
カメラを学ぶための書籍は大きく分けて下記3種類です。自分にあった書籍の種類で探してみましょう。
①個別カメラ機種のガイド本 対象:完全初心者の方 ・自分の購入したカメラに合わせた解説がある ・操作で手間取ることなく学んだことをすぐ実践できる ・カメラや写真の一通りの基礎知識(用語等)も解説がある |
②カメラの一般知識・撮影テクニックのガイド本 対象:カメラ操作に慣れた方・撮影経験を積んだ方 ・テーマ別に学べる ・自分のよく撮る撮影シーンやワンランク上のテクニックなど |
③カメラ雑誌(デジタルカメラマガジン、CAPA、VIDEO SALONなど) 対象:掲載内容に興味のあるテーマがあった方 ・最新の情報がまとまっている ・ プロやほかのアマチュアの写真が多く掲載されている ・ より新鮮で実践的な知識を学ぶことが出来る |

まずは最低限のカメラの知識を体系立てて知ることが最初のステップです
Step2.ブログやyoutubeで学ぶ
最近は様々な方がブログやyoutubeでカメラ関連の情報を発信しています。
費用:無料
特にyoutubeでは業界の第一線で活躍しているプロフォトグラファーなども定期的に配信をしており、なかなか聞けない固有の撮影テクニックや機材への本音での所感など、大いに参考になります。
最新機材の購入を検討中の方にとっては、発売日以前にレビューをしているインフルエンサーの配信情報も参考になります。
自分に合った配信を見つけるのに少し時間がかかるかもしれませんが、無料で見られるので、ぜひお気に入りの配信者を見つけて、学ぶだけではなくエンタメとしても視聴してみてください。

「シチミブログ」もこれからどんどん情報発信していきます!
Step3.Instagram、写真投稿サイトで学ぶ
Instagramや写真投稿サイトでは日々たくさんの写真が投稿されます。
費用:無料
多くに使用機材や撮影シチュエーションの情報が添えられており、どのような場面でどんな機材でどんな設定で撮れば、この写真が撮れるかが分かるようになるので、実践的にも大いに勉強になります。また、構図や色など、多くのセンスのある写真を見ることで、自分では思いつかなかった新しい撮影のアイデアが浮かぶことも多いです。

その写真撮影者がどんな意図でどのような撮影テクニックを使って撮影したか自分なりに想像しながら鑑賞してみるのもおもしろいです。
おすすめ写真投稿サイト:
Step4.カメラメーカー主催の講座で学ぶ
主なカメラメーカーが独自にカメラ講座を開催しています。
費用:無料や3000円/回~2万円/講座
無料で受けれるものから、1回あたり3000円程度~の受講料がかかるものなどがあります。ただ大手メーカーが主催しているだけあって、実際にプロとして活躍している写真家の人からリーズナブルな価格で受講することができるためお得です。
大抵講座はテーマ別になっており、野鳥や夜景など難しい撮影シーンごとにその道のプロからテクニックを学べたりするので、自分の撮りたい被写体が決まっていたり具体的な課題がある方にお勧めです。
また、カメラの機種ごとの詳しい使い方が学べたり、同じメーカーのカメラを使っている人同士で知り合うことが出来たりとカメラライフを広げるのに大いに役立ちます。
参加条件としてそのメーカーのカメラを持っていることや購入歴があることが条件となる場合が多いですが、機会があればぜひ一度参加してみてください。

我が家はソニーストアでカメラを買いましたが、ソニーのαアカデミーを一部無料受講可能でした!
大手メーカーのカメラ講座は下記です。
Step5.写真サークルに入る
有志による様々な写真サークルがあります。
費用:無料~
一人で写真を撮るのも楽しいですが、誰かと写真を撮りに行ってみたい。同じカメラ趣味の人と知り合いになりたい、と思う人にはサークルもおすすめします。
会費がかかるかどうかはサークルによりますが、無料で参加できるところも多いです。
鉄道など被写体を絞ったサークルから、特に被写体を決めずメンバー同士で企画して撮影会を実施するサークルなど、運営方針は様々です。
だいたいどのサークルにも詳しい人がいて、その分野のカメラや写真について深い話ができるでしょう。ただ、メンバーは自身も撮影を楽しむために参加していますので、あまり初歩的なことばかり聞くよりは、ある程度カメラや撮影の知識を付けてから参加してみることをおすすめします。

もちろん、初心者ウェルカムなところもあると思います!サークルの方針を予めよく確認してみましょう!
サークルによっては年に一回など展覧会を開くところも多いので、それが撮影の一つのモチベーションになったりもします。長くカメラを趣味にしていきたいと思っている方は、サークルも一つの選択肢として探してみてはいかがでしょう。
Step6.写真教室に入る
個人や写真スタジオ、写真学校主催で単発や数か月単位の写真教室があります。メーカーの講座と異なり、カメラの知識よりも撮影テクニックに重きを置いた講座です。
費用:5000円/回~
この場合、特定の講師の先生のスタイルで講義を受けるため、講師の写真自体や撮影方針に共感を持っていることが参加には必要でしょう。一般的なテクニックだけではなくプロ写真家のセンスや写真に対する考え方を間近で体感することができる貴重な機会です。
Step7.写真学校に入る
基本的にプロを目指す人のための1年~3年単位の写真の学校です。プロの写真家になるための知識やテクニックを総合的に学ぶことができます。
費用:60万円~120万円/年
個人ではなかなか機会のないスタジオ撮影など大掛かりな撮影体験から、プロ写真家としてビジネスを行っていくためのプロモーション方法など分野は多岐にわたります。
社会人でも通うことの出来る定時制のコースから、専門学校として学業として学ぶコースまで様々なコースがあるようです。
興味があればぜひ調べてみて下さい。
主要写真学校
東京の写真教室【写真の学校 東京写真学園】 | 東京・渋谷にある写真専門学校 (photoschool.jp) |
東京綜合写真専門学校 (tcp.ac.jp) |
写真の専門学校 日本写真芸術専門学校 (npi.ac.jp) |
Step8.フォトマスター検定を受ける
写真やカメラ全般に関する知識が問われる検定のことです。通称「フォト検」。
費用:参考書と検定料併せて6000円~
3級/2級/準1級/1級の階級があります。1級になると合格率は20~30%と、そこそこ低くなります。
検定ですので、あくまで知識や理論が問われ、実践的なものではありません。これだけ勉強したからと言って写真が撮れるようにはなるわけではありません。
しかし、カメラや写真の基礎知識から、フィルムの知識、フォトレタッチの知識、デジタルカメラの計算式など、幅広い知識と理論が必要なため、検定に向けて勉強することで得られる知識はかなり増えるでしょう。
いままで感覚で撮っていた写真が、ある程度理論的にも考えることが出来るようになるため、機材選定や条件設定の幅が広がると思います。受けてみて損はないと思います。

私も専用の参考書でそれなりに時間をかけて勉強しました。2級から始めて、最終的に1級を取りました!
体系的な知識をつけたい方、座学が苦にならない方には、ぜひ取り組まれることをおすすめします。
2.まとめ
カメラの勉強方法8つ
・書籍で学ぶ
・ブログ・YouTubeで学ぶ
・Instagram・写真投稿サイト
・カメラメーカー主催の講座で学ぶ
・写真サークルに入る
・写真教室に入る
・写真学校に入る
・フォロマスター検定を受ける
カメラの勉強方法に決まったやり方はありません。どうやってやるか、どこから手を付けるかは人それぞれですし、自分の感性でただ写真を撮り続けていきたいと思う人もいるでしょう。
一方で、様々な知識を付けたり、他の人の写真を見てアイデアを増やしたり、実践的なテクニックを知ることで、加速度的にカメラの楽しさがどんどん広がるというのは間違いありません。
ぜひ今回ご紹介した勉強方法から自分に合ったものを見つけてステップアップしましょう!
こちらの記事では、カメラ初心者におすすめの安くてコスパ抜群のカメラをご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
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