α7IVのAPSCクロップモードが超便利|知る人ぞ知る裏技も

しちみ
しちみ

今回は、α7IVの機能のお話。初心者にもおすすめしたい使い方です。

α7IVをお使いの方、はたまた検討中の方、APSCクロップモードをご存知ですか?

APSCクロップモード
画角が1.5倍の焦点距離相当になるので遠くを撮りたいときに大変便利なモード。フルサイズのEマウントカメラであれば大抵どの機種でも使える。

実は、特にα7IVで使うのにおすすめの理由があります。

APSCクロップモードが役立つ使い方と併せて、APSCクロップモードを使った裏技?もお伝えします。

記事の最後に、APSCクロップモードと組み合わせて使うことで威力を発揮するレンズ達もご紹介します。(早くレンズを知りたい方はこちらをクリック

この記事でわかること
  • α7IVのAPSCクロップの有効な使い方
  • α7IVのAPSCクロップと組み合わせて使うと便利なレンズ

この記事を読んでAPSCクロップを使いこなしましょう!

カメラ歴15年でフォトマスター1級、6歳と4歳の子供と一緒に毎週末カメラを楽しんでいるしちみがお送りします。

1.α7IVのAPSCクロップが超便利

始めに、APSCモードの基礎知識と、特にα7IVで使うのにおすすめな理由3つをお伝えします。

1-1.APSCクロップとは?

APSCクロップ
機能をONにすることで、1.5倍の焦点距離相当の画角になるモード

例えば、フルサイズで200mmのレンズだと、300mm相当になります。

フルサイズセンサから、APSCサイズを切り出すので、その分画素数が減ります。

α7IVだとフルサイズ3300万画素ですが、APSCクロップすると、1400万画素相当になります。

画素数が減ってもより遠くを撮りたいという時に使うモードです。

APS-CサイズまたはSuper35mmサイズで記録する。
[入]にすると、レンズ記載の焦点距離の約1.5倍相当の画角になります。

出典:ILCE-7M4 | ヘルプガイド | APS-C S35(Super35mm)撮影(静止画/動画) (sony.net)

1-2.特にα7IVでAPSCクロップがおすすめな理由

APSCクロップはフルサイズEマウントカメラではどの機種でも使えますが、特にα7IVで使うのにおすすめの理由が3つあります。

α7IIIとの比較で、その理由を説明します。

①画素数が多い

α7IVはもともとの画素数が多いので、APSCクロップしても十分な画素数が残ります。

画素数

α7IVα7III
フルサイズ3300万画素2400万画素
APSCクロップモード1400万画素1000万画素

APSCクロップしても1400万画素残るので、5K(1250万画素)以上の画素数が残る事になります。

一般的な鑑賞環境であれば十分な画素数です。

α7IIIも4K(800万画素)以上の十分な画素数を保ちますが、1000万画素というと若干心許なく感じます。

②連写中も切り替えできる

α7IVはカメラの処理能力が上がったため、連写後のメモリカードへの書き込み時でも、フルサイズ⇔APSCクロップの切り替え操作が可能です。

一方α7IIIだと、メモリカードへの書き込み時は操作を受け付けないため、書き込みが終わるまで待ってモードを切り替える必要がありました。

サッカーなど、シャッターチャンスが一刻を争う場面では、これがストレスになるときがありました。

α7IVではこの点が改善されてるため、APSCクロップの使い勝手が飛躍的に向上しています。

どの撮影シーンでも、積極的に使っていきたいです。

③APSCクロップ時でもAF測距点数が落ちない

α7IVではAPSCクロップ時でも像面位相差AFの測距点数が落ちません。

つまり、画面のどの領域でも十分なAF性能を発揮することができます。

像面位相差AF測距点数

α7IVα7III
フルサイズ759点693点
APSCクロップモード713点221点

小鳥など遠くの動きの速い小さな被写体を追う時に真価を発揮します。

このようにα7IVでさらに使いやすくなったAPSCクロップモード。積極的に使っていきましょう。

1-3.APSCモード切替を割り当てるおすすめのカスタマイズ設定

APSCクロップ切り替えは、基本的に撮影時にしか使いません。

なので、撮影時に使いやすいボタンに割り当てましょう。おすすめなのは2箇所あります。

①レンズフォーカスホールドボタン

撮影時は右手が忙しいため、空いている左手の親指が使えるレンズのフォーカスホールドボタンに割り当てるのが、一番おすすめです。

②AF枠移動レバーの押し込み

フォーカスホールドボタンがないレンズを使う場合、ボディのフォーカス枠移動レバー押し込みに割り当てるのがおすすめです。

AF-ONボタンの近くにあり親指で押しやすいのと、AF枠移動も撮影中に頻繁に行うため、併用しやすいためです。

しちみ
しちみ

どちらもそれぞれおすすめなので、使い勝手の良い方に割り当ててみてください!

2.APSCクロップの有効な使い方

APSCクロップモードの有効な使い方を4つご紹介します。

最後の一つはあまり知られていない裏技かも??

2-1.より遠くを撮影する

APSCクロップを使う一番大きな目的です。

標準ズームレンズでtele端105mmで少し足りないときに重宝します。

105mmのレンズが150mm相当の望遠レンズのように使えます。

105mm
150mm相当

また、望遠レンズで鳥などの小さな被写体に寄りたいときや、スポーツ選手の顔をアップにしたいときなども、活躍します。

例えば、600mmのレンズに2倍テレコンを付けて1200mmで撮るときに、さらにAPSCクロップモードを使うと1800mm相当になります。小さな鳥も大きく写せます。

1200mm
1800mm相当

2-2.フォーカスを合わせやすくする

1.5倍にアップに出来ることで、小さな部分を狙ってフォーカスを合わせやすくなります。

例えば、遠くの人物や鳥などを撮る際に、通常だと顔全体になんとなくフォーカスが合ってしまう場合。APSCクロップを使うと、目だけを狙ってピンポイントでフォーカスを合わせることができるようになります。

また、拡大することで、ピントが合っているか確認しやすくなるので、その点でも小さな部分に狙ってフォーカスを合わせるのがやりやすくなります。

2-3.動画撮影を1本のレンズで済ませる

APSCクロップは動画撮影時でも使用できます。

さらに、2倍の全画素超解像ズームと組み合わせて使うこともできるので、なんと3倍ズームができるようになります。

全画素超解像ズーム
解像感を保ったまま約2倍までズームできるのが全画素超解像ズームです。[全画素超解像ズーム]または[デジタルズーム]設定時に利用できます。

ソニー独自開発の全画素超解像技術を利用して、写真を構成しているすべての画素を解析し、画質劣化の少ない画像処理により拡大します。

撮りたい被写体により大きく迫り、高画質のまま撮影できるので、おすすめです。動画撮影時も使用可能ですよ。

参考 光学ズームと全画素超解像ズーム、デジタルズームの違いを知りたい | 会話形式で学ぶ! α(アルファ)豆知識 | 活用ガイド | デジタル一眼カメラ α(アルファ) | サポート・お問い合わせ | ソニー (sony.jp)

広角レンズを使ったvlog撮影などで力を発揮します。

例えば、20mmのレンズを使う場合、APSCクロップ+全画素超解像ズームを使うことで60mm相当まで賄うことができます。

なんと、1本のレンズで超広角、広角、標準の3つの領域をカバーでき、ほとんどの動画撮影をこれだけでこなすことができます。

動画ユーザに特におすすめの使い方です。

20mm
60mm相当

※「全画素超解像ズーム」は静止画でも使えますが、フォーカス枠が全域固定になってしまうので、使い勝手はあまり良くありません。

2-4.(裏技)より広く撮る

これはあまり知られていない裏技?です。

APSCレンズをフルサイズカメラで使うと、自動でAPSCクロップされます。

しかし実はAPSCクロップを解除することができ、そうすると少し広く撮ることができます!

息子が作ったリラックマタワーをAPSCレンズで普通に撮る
APSCクロップを解除すると写る段ボールの山・・・ケラレててよかった

大部分は暗くケラレていますので、後で切り出す必要があります。

とはいえ、APSCレンズを使っていて、あともう少し広くだけ撮っておきたいと思った時に、APSCクロップを解除して撮っておくとよいでしょう。

公式にもアナウンスされておらず、あまり知られていませんが、知っておくと便利な使い方です。

以上、APSCクロップの有効な使い方4つをご紹介しました。

しちみ
しちみ

「フォーカスを合わせやすくする」、「動画でズームする」といった使い方は意識して使ってみると便利です!

3.APSCクロップと組み合わせて使うのにおすすめのレンズ

FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS

野鳥やスポーツ撮影に適したレンズ。

APSCクロップで900mmになります。スポーツでは選手の顔をUPにできるほどです。

900mm相当

さらに、テレコン2倍と組み合わせると1200mm、APSCクロップと組み合わせると1800mmにもなります。

さすがに1800mmを使う場面は少ないですが、かなり遠くの鳥撮影では使いたくなる場面もあります。

1800mmで月を撮るとここまで大きく写せます!

1800mm相当

FE 24-105mm F4 G OSS

最初の1本におすすめの常用標準レンズ。

F4という明るさで、24mmから105mmまで写せるのは大変便利です。

幅広い被写体に対応できますが、あとちょっと寄って撮りたいと思うこともあります。

そんな時にAPSCクロップを使うと、150mm相当になります。

旅行やスナップなど日常の使い方であれば、これでほとんどカバーできます。

150mm相当 F4でもこれだけボケる
タバス子
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休日の子供とのちょっとしたお出かけに持っていくのは、だいたいこれです。

万能なF4通しズームレンズ
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FE 20mm F1.8 G

値段の割に性能が高いと評判の超広角レンズです。自撮り含めたvlog撮影にもよく使われています。

このレンズで、APSCクロップ+全画素超解像ズームを使うと20mm~60mmまで対応できます。

これ1本で動画撮影を賄うことができます。

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E PZ 10-20mm F4 G

最近発売になったAPSC用の超広角電動ズームレンズです。

風景やvlog撮影に最適と、評判の高いレンズです。

APSCで10mm(フルサイズ換算15mm)でもとても広く撮れるのですが、先ほど紹介した裏技のAPSCクロップ解除を使うと、もっと広く撮れるようになります。

WIDE端10mm(APSCモード) フルサイズ換算15mm
APSCモードを解除 周辺がケラレている
ケラレが目立たないように切り出し フルサイズ換算11mmまで画角が広がる

試してみたところ、ざっくりAPSCで7mm(フルサイズ換算11mm)相当まで広がることが分かりました。

超超広角レンズとしてパワーアップします。(周辺はケラレるので、実際はどこまで使うかはその人次第ですが)

4.まとめ

この記事では、

  • α7IVのAPSCクロップの有効な使い方
  • α7IVのAPSCクロップと組み合わせて使うと便利なレンズ

をご紹介しました。

より遠くの被写体に寄りたいときはもちろん、それ以外にもいくつも有効な場面があるAPSCクロップモード。

α7IVならではのAPSCクロップの使い方。撮影の幅が広がるのでおすすめです!

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