今回は、これまで使ってきた中から買い切り型で安心して使用できるRAW現像・レタッチソフトをご紹介します。
最初に結論ですが、買い切りできるおすすめのRAW現像・レタッチソフトは次の4つです。
名称 | 特徴 | ||
初 心 者 向 け | Luminar Neo | オススメシンプルメニューで使いやすい。独自のAI機能が充実。 | |
SILKEYPIX | 唯一の国産ソフト。基本機能が充実しており解説が丁寧。 | ||
上 級 者 向 け | PhotoLab 6 | 高度な編集機能が充実。厳密な画像調整をしたい方に。 | |
Capture One Pro 23 | 動作が軽快。大量の画像処理をするプロに評判。 |
記事の中ではそれぞれのソフトの特徴とメリットデメリットを正直にお伝えします。
この記事を読めば自分に合ったソフトが見つかります。
それでは、カメラ歴15年でフォトマスター1級、しちみがお送りします。
1.「買い切り型」RAW現像・レタッチソフトのメリットデメリット
RAW現像・レタッチソフトの買い方には、大きく分けて買い切り型とサブスク型の2つがあります。
買い切り型 | サブスク型 |
一度の支払いで恒久的に使える 初期費用がかかる | 月ごと、もしくは年間での支払いで1回の支払費用を節約できる ソフトを使い続ける限り費用を払い続ける必要がある |
買い切り型のメリット
2~3年以上使うのであれば買い切り型のほうがお得になることが多いです。
RAW現像に初めて取り組もうという場合は、買い切り型をおすすめします。
最初に導入したソフトを使いこんでいく方が多いです。
いくつかのソフトを切り替えて使いたい方はサブスク型がいいでしょう。
買い切り型のデメリット
一方で、買い切り型のRAW現像・レタッチソフトのデメリットとして、初期費用が比較的高いことがあげられます。
とはいえ、長く使うことを考えると、トータルでは月額支払型(サブスク型)より安く使えるのも特徴です。
2.買い切りのRAW現像・レタッチソフトおすすめ4つ
現時点でおすすめのRAW現像・レタッチソフト4つをご紹介します。
それぞれどのようなポジションかマッピングします。
RAW現像・レタッチソフトを選ぶ際に気を付けるポイントは次の5つです。
ポイントを比較しながら、買い切りのRAW現像・レタッチソフトを一覧にしてご紹介します。
\おすすめ/ | ||||
名称 | Luminar Neo | SILKEYPIX | PhotoLab 6 | Capture One Pro 23 |
基本性能 | 充実 | 充実 | 高機能 | 高機能 |
独自機能 | 先進的なAI機能 | 超解像や多重合成 | 画像加工できる | 特になし |
メニュー 構成 | シンプル | わかりやすい | 少しわかりにくい | 少しわかりにくい |
ヘルプ | 充実 | 日本語で充実 | 少なめ | 少なめ |
動作 | 少し重い | 少し重い | 少し重い | 軽快 |
ライセンス 買い切り型 | \29,980 | 22,000 | \25,900 | \50,866 |
レビュー |
それぞれ解説します。
Luminar Neo:AI機能でユニークな編集ができる
Luminar NeoはAIを使った高度な写真編集ができるRAW現像・レタッチソフトです。
「プロの写真編集を誰でもできるように」をコンセプトに、AIによって直感的で使いやすく作られています。
写真のプロにも愛用者が多いソフトでありながら、初心者にも使いやすいと評判です。
メリット | ・AI機能によりエモい写真が簡単に作れる ・拡張機能によりさらに高度な写真編集ができる ・UIや操作がシンプルで初めてでもすぐ使いこなせる ・基本のレタッチ機能が充実 ・編集履歴をさかのぼってやり直せる ・サブスク型と買い切り型、購入方法が選べる ・7日間の無料体験版と30日の返金保証 |
デメリット | ・PCスペックが低いと動作が遅い ・機能が多すぎて使い切れない ・拡張機能の買い切りはお値段高め |
Luminar NeoはAIによる高度な編集機能とシンプルで使いやすいUIを備えています。
初めてRAW現像やレタッチに挑戦しようと考えているあなたにこそ使ってみてほしいです。
例えば、自前で切り抜いて空をはめ込む場合、なじませるために調整が必要ですが、Luminar NeoはAIの力で空が変わると建物の色や水の反射まであわせて変えてくれます。
写真を簡単に狙い通りに仕上げたいという方には、Luminar Neoは編集時間を大幅に短縮できる相棒となるはずです。
ちなみに、Luminar Neoはサブスク型もありますが、1年5ヶ月以上使うなら買い切り型がお得です。(拡張パックを考慮しない場合)
実際に使ってから判断できる30日返金保証があるので、気軽に試せるのがいいですね。
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こちらでLuminar Neoを実際に使ってのレビュー記事をご紹介しています。
SILKYPIX Developer Studio Pro11:唯一の国産ソフトで安心
SILKYPIX(シルキーピックス)は日本のアドワー株式会社(旧市川ソフトラボラトリー)が出しているRAW現像・レタッチソフトです。
SILKYPIX Developer Studio Pro 11は「画質革命 新たな画像処理技術で今までにない解像感を」がコンセプトの国産RAW現像ソフト。
高度な処理技術と使いやすさを兼ね備え、誰でも簡単に見違えるほどキレイな写真に仕上げることができます。
メリット | ・画像読み込みが不要 ・プリセット機能が豊富で実用的 ・高度な部分補正ができる ・日本語のマニュアルが充実 ・1ライセンスで3台までのPCで使える ・30日間の無料体験版 |
デメリット | ・PCスペックが低いと動作が遅い ・機能が多すぎて使い切れない ・メニューアイコンに慣れが必要 |
プロフェッショナル版では、部分補正したい範囲を細かく設定できたり、明るさや彩度などメニューも豊富です。
自分だけの個性的な作風に仕上げられるため、人物の顔だけ明るくしたり、ソフトにしたりと、ポートレート撮影でも真価を発揮します。
こちらの記事でSILKYPIXを実際に使用してのレビューをご紹介しています。
DxO PhotoLab 6:厳密でこだわった画像編集がしたい人に
DxO PhotoLab 6は高度な編集機能を持った画像処理ソフトで、世界中のプロが愛用しています。
画質に定評があり、特に厳密な光学補正や部分調整ができることが強みです。
メリット | ・ディープラーニングを使ったノイズ除去機能で高画質 ・研究に基づいて開発された光学補正機能 ・直感的な部分補正できめ細かい編集ができる ・被写体の複製など画像加工もできる ・30日間の無料期間 |
デメリット | ・高機能ゆえ使いこなすのが難しい ・高度な処理を行うとPCが重くなる時がある ・日本ではあまりメジャーではなく情報が少ない |
Capture One Pro 23:プロカメラマンに寄り添ったソフト
Capture One Pro 23はプロカメラマンのワークフローに寄り添った高機能な画像編集ソフトです。
23というバージョンが示す通り、歴史が長く定評があります。
親会社がカメラの開発もしており、カメラと連携した撮影機能なども含まれています。
メリット | ・処理が軽く、高速に編集作業ができる ・機能は多いが、直感的に操作できるメニュー ・カメラと連携して撮影しながらすぐ読み込める ・機能が制限された無料版あり |
デメリット | ・プロカメラマンに嬉しい機能が多い反面、初心者には不要な機能もあり ・価格が高い ・日本ではあまりメジャーではなく情報が少ない |
3.まとめ
この記事では
- 買い切りとサブスクタイプの比較
- 買い切りでおすすめのRAW現像・レタッチソフト
をお伝えしました。
\おすすめ/ | ||||
名称 | Luminar Neo | SILKEYPIX | PhotoLab 6 | Capture One Pro 23 |
公式サイト |
いずれも無料体験がついているのでまずは気軽にダウンロードして試してみましょう。
自分の使い方に合ったソフトを選んでみてくださいね。