ソニーα7IVを使っていくにあたって、こんな疑問を持ちました。
- 別売りのバッテリーチャージャーは本当に必要なの?
- 別売りのバッテリーチャージャーだと充電時間は?
先に結論ですが、α7IVにもともと付属しているアダプターで充電するよりも、別売りのバッテリーチャージャーBC-QZ1を使った方が圧倒的に短い時間で充電することができます。
実際どの程度時間短縮になるのか検証したので、ご検討中の方の参考にしていただければ幸いです。
それでは、カメラ歴15年、フォトマスター1級のしちみがお送りします。
1.バッテリーチャージャーBC-QZ1の充電時間を検証
ソニーα7IVには第二世代の大容量バッテリが使われています。
バッテリーの持ちは1日動画や写真を撮ると1本無くなるくらいです。
他のミラーレスカメラに比べるとバッテリー持ちは良いほうだと思いますが、念のため予備のバッテリーは持っておいた方がいいでしょう。
前回、α7IVの本体USB充電時間を付属のアダプターと高速充電規格のUSB PDアダプターで比較検証しました。
今回は、ソニー純正のバッテリーチャージャーBC-QZ1の充電時間を検証し、本体USB充電との比較をします。
今回も完全に電池が無くなった状態からフル充電までの時間を計ってみます。
バッテリーチャージャーBC-QZ1とは
バッテリーチャージャーBC-QZ1は、α7IV用バッテリーNP-FZ100を充電するためのソニー純正のバッテリーチャージャーです。
ちなみに、上位モデルのα9、α7RIII、α7RIVなどには、このバッテリーチャージャーが付属しています。残念ながらα7IVには付属していないので、別途購入する必要があります。
バッテリーチャージャーBC-QZ1は以下の機種にも対応しています。機種によっては購入時点で付属している場合もあります。
- ZV-E1
- α7RV・α7RIV・α7RIII・α1
- α7IV・α7III・α7C・α7SIII
- α9・α9II
- α6600
- FX30・FX3
公式サイトには、約150分で満充電が可能、本体USB充電から約40%充電時間短縮と記載があります。
参考BC-QZ1 | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー (sony.jp)
それでは早速、バッテリーチャージャーBC-QZ1での充電時間を検証してみましょう。
バッテリーチャージャーBC-QZ1での充電時間を検証
バッテリーが完全に空の状態から、フル充電までの時間を計りました。
結果はこちらです。
50%充電まで:約35分
100%充電まで:約93分
フル充電まで約1.5時間という結果になりました。
公称では150分=2.5時間となっていたので、それより1時間も短い時間で充電できることが分かりました。
短くて困ることは無いので全く問題ないのですが、ここまで差があるのは意外でした。
α7IVの本体USB充電とBC-QZ1の比較
前回検証した本体USB充電の二つの方法と比較してみます。
50%充電まで | 100%充電まで | |
付属のUSBアダプタ | 約90分 | 約188分 |
USB PDアダプタ | 約35分 | 約96分 |
バッテリーチャージャーBC-QZ1 | 約35分 | 約93分 |
結果は、バッテリーチャージャーBC-QZ1とUSB PDがほぼ同じという結果になりました。
また、付属アダプタの充電時間188分に比べて、バッテリーチャージャーBC-QZ1は93分と、約50%短縮できることになります。
公称は40%短縮でしたので、こちらも公称値を良い意味で裏切る結果になりました。
本体USB充電ではUSB PDアダプタを使い、バッテリーチャージャーBC-QZ1を追加で持っておくことで、予備バッテリーを含めた二つのバッテリーを同時に高速充電できることになります。
大変便利ですのでぜひバッテリーチャージャーBC-QZ1もお持ちになることをおすすめします。
ちなみに、USB PDアダプタは2ポートどちらも高速充電できるこちらがおすすめです。
2ポートあれば、スマホも同時充電できるため便利です。
2.まとめ
この記事では、
- バッテリーチャージャーBC-QZ1の充電時間
- 本体USB充電とバッテリーチャージャーの充電時間比較
をお伝えしました。
バッテリーチャージャーBC-QZ1は、高速充電のUSB PDアダプタと同じく、1.5時間でフル充電できるという結果になりました。
公称値の2.5時間より大幅に短い時間で充電できるという意外な事実が分かりました。
- 付属の充電器より大幅に短い時間で充電できる。
- 併せ持つことで、本体充電中に予備バッテリーを充電できる。
一日中撮影して、次の日も撮影するぞ!という場合にもいいですね!
USB PDアダプタとバッテリーチャージャーBC-QZ1を併せ持つことで、快適なα7IVライフ間違いなし!
バッテリーチャージャーはサードパーティ製もありますが、どうしても品質に懸念があるので安心安全ために純正のこちらを強くお勧めします。