カメラのブロアーは、必要だろうと思っていても、違いがわかりにくいですよね。
α7IVの購入に併せ、カメラのクリーニング用のブロアーを新調しました。じっくり比べて、手頃で満足のいくブロアーが見つかったのでご紹介します。
それでは、カメラ歴15年、フォトマスター1級のしちみがお送りします。
1.カメラブロアーの違いとおすすめ
ブロアーの違いを店頭で確かめてみた
同じブロアーでも結構使い心地が違います。
今回、ブロアーを購入するにあたって、某カメラ店で様々なブロアーを触って、実際の使い心地を確かめました。
試してみた製品一覧はこちらです。感想と併せてご紹介します。
▼これ買った! | |||||
メーカー | ハクバ | ハクバ | ハクバ | エツミ | kenko |
型番 | KMC-87 | KMC-84 | KMC-85 | E-5243 | KSBS-R |
風量 | 強め | 強め | 弱め | 適 | 強め |
固さ | 適度 | 適度 | 適度 | 硬め | 硬め |
携帯性 | ○ | △ | ○ | ○ | ○ |
ノズル | 長 | 短 | 短 | 短 | 短 |
ブラシ | 有 | なし | なし | なし | なし |
色展開 | 6 | 3 | 6 | 4 | 2 |
価格(円) | 671 | 1506 | 665 | 580 | 1414 |
Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon |
詳しく見ていきます。
■ハクバ シリコンブロアーブラシ
メリット | デメリット |
・程よい大きさ ・握りやすく風量も十分 ・ブラシ付き ・かばんの中でも目立つ | ・若干だが価格が高い |
いろいろ触って比較した結果、こちら↑を私は購入しました。
決めてとなったポイントは3点。握り心地と、風の吹きやすさ、そして目立つ色です。ブロアーの価格帯としては高くもなく安くもないですが、1000円以下で納まるので納得のいくものを使いたいと考えました。
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■ハクバ ハイパワーブロアープロ
メリット | デメリット |
・とにかく風量が大きい ・軽い握り心地で噴射できる | ・大きい ・価格が高い |
少し大きいので、自宅使用の用途にはおすすめです。
■ハクバ シリコンブロアーポータブル
メリット | デメリット |
・小さく持ち運びやすい ・握り心地がよい | ・風量が少ない ・先端が短く深いところに風が届きにくい |
持ち運び用途に適しています。
■エツミ キューティーブロアー
メリット | デメリット |
・先端ノズルが独特の形で狭いところが拭きやすい ・程よい風量 | ・先端が短く深いところに風が届きにくい ・握り心地が少し硬い |
狭いところを重点的にクリーニングしたい方におすすめです。
■Kenko パワーブロアー ブラシ付きタイプ
メリット | デメリット |
・程よい大きさ ・風量十分 | ・握り心地が少し硬い |
Kenkoのスタンダードなブロアーです。
ハクバのシリコンブロアーブラシがおすすめ
ハクバのシリコンブロアーブラシを購入しました。
決めてとなったポイントは3点。握り心地と、風の吹きやすさ、そして目立つ色でした。
もちろんブラシ付きなのも高評価です。
本体を取り出してみました。自立します。
アダプターは使わないときはこのようにノズルに差して保管できます。
ブラシを付けたところです。程よい長さとなり、十分深いところにも届きます。
ブラシを取ってただのブロアーとして使うこともできます。
色が目立ちすぎじゃない?
実は、この蛍光色こそが重要です。
というのも、ブロワーは暗い色が多く、無くしやすかったりカバンの中で見つかりにくかったりすることが多いものですが、とにかく目立つためその心配がないです。
ちなみに、amazonで確認したところ、グレー、イエロー、オレンジ、グリーン、ピンク、ブラックの6色展開となっているようですので、目立たない色をお探しの方もぜひ一度ご確認ください。
また、細かい点ですが、本体とブラシアダプターにストラップ穴が開いており、紐を落としてつなぐことで紛失防止となるようです。
この細かい配慮があるのはハクバの製品だけでした。
では実際にこの製品を使ってレンズとカメラをクリーニングして見たので、その方法と注意点をお伝えします。
2.ブロアーの使い方と注意点
ブロアーの使い方と注意点をご紹介します。
レンズのクリーニング
まずはレンズのクリーニングです。
レンズ前玉のごみは先端を付けないように注意して風で飛ばします。
取れない汚れ等があればブラシで掃いても構いませんが、傷をつけないように予め固いごみが付いていないか注意しましょう。
それでも取れない場合はクリーニングクロスで拭き取ります。
レンズのマウント部側は、開口部を下にしてブロアーで吹きましょう。
レンズ内部にブラシをつっこんで拭き取るのはNGです。
中のグリスなどについてしまい、より汚れたり、最悪の場合性能劣化してしまうこともあります。
内部レンズの汚れが取れない場合はメーカー清掃に出すのが無難です。
カメラボディのクリーニング
カメラのイメージセンサ―のごみを取る際も、開口部を下にしてブロアーで吹きましょう。
シャッターなど構造物に触ってしまう懸念があるため、ブラシを突っ込むのはあまりお勧めしません。
このブラシ付きのブロアーは、ファインダーレンズやボタンの隙間などの狭いところでもしっかりクリーニングできるのが大きなメリットです。
外出時に持ち出して使用する際も程よい大きさでわずらわしさを感じることはないと思います。
最後に注意点をまとめます。
ブロアー使用の際の注意点は以下の4つです。
3.まとめ
この記事では、
- カメラブロアーのおすすめ製品
- ブロアーによるクリーニング方法と注意点
をご紹介しました。
店頭で実際にいろいろ触って試してみて選んだハクバのシリコンブロアーブラシは、ちょうどよい大きさと使い勝手でおすすめしたい製品でした。
家でしか使わない人や外に持ち出す人など、ブロアーが必要になる場面はそれぞれだと思います。
自分の用途に合ったブロアー探しの一助になれば嬉しいです。
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