カメラを選ぶにあたっては、こんな疑問がわきますよね。
カメラのセンササイズはどれを選べばいいか分からない。
フルサイズ?それともまずはお手頃なAPSCを選べばいいの?
その疑問答えます!
それでは、カメラ歴17年、フォトマスター1級のしちみがお送りします。
1.フルサイズミラーレスカメラをすすめる4つの理由
カメラ初心者にこそぜひフルサイズカメラをおすすめします。
フルサイズはAPSCサイズなどに比べて値段が高いです。それでも、あえておすすめするだけの理由があります。
理由1|段違いないい画
フルサイズはAPSCなどの小型のフォーマットに比べ段違いにいい画が撮れます。
カメラ初心者の方でもスマホカメラやコンパクトデジカメは使ったことがある方が多いと思います。その上でカメラを始めるにあたっては、もっといい写真、雰囲気のある画が撮りたい、という理由があるのではないでしょうか。
その要求に応えるには、APSCやマイクロフォーサーズなどの小さいセンササイズではなく、より光を多く集めることが出来て表情豊かな画が撮れるフルサイズが一番なのです。
※1 画角が同じ場合
※2 画素数が同じ場合
※3 画素ピッチが同じ場合
これらのメリットが総合的に作用して、始めたばかりでもシャッターを押すだけで、簡単に雰囲気のある写真が撮れます。必ず買ってよかったと満足できるでしょう。
理由2|レンズランナップが豊富
センササイズによって対応するレンズが異なります。
・APSCカメラ → APSC用レンズ
・フルサイズカメラ → フルサイズカメラ用レンズ
※マウントが同じであればAPSCカメラでフルサイズ用レンズ、フルサイズカメラでAPSC用レンズを付けて撮ることはできますが、画角が狭くなりカメラやレンズの真の実力を出すことが出来ません。
その際気になってくるのがレンズのラインナップです。主要メーカーはフルサイズに力を入れており、対応レンズの数が全然異なります。
主要3社のAPSC用とフルサイズ用のレンズラインナップをみると、フルサイズ用レンズの数が圧倒的に多いことが分かります。
APSC用レンズ | フルサイズ用レンズ | |
ニコン (Zマウント) | 3本 | 21本 |
キヤノン (RFマウント) | 0本 | 24本 |
ソニー (Eマウント) | 18本 | 40本 |
※現在のキヤノンが力を入れているのはRFマウントですが、APSC用のRFマウントは未発表です。APSCカメラに対応しているのはEF-Mマウントですが、力を入れているRFマウントでも今後APSCカメラが発表されるという噂もあり、EF-Mマウントはあまりおすすめできません。
理由3|価値が下がりにくい(高値で下取りできる)
もともとカメラは投資と言われることもあるくらい、商品価値が下がりにくい製品です。
その中でもフルサイズカメラの価値は高く、需要があると言えます。たとえ数年後に手放したり、下取りに出したりすることになっても高値で買い取ってもらえることが多いです。
例としてキヤノンとソニーのカメラの新品価格と中古価格の差を示します。
📷キヤノンEOS RP 2019年発売 新品と中古価格の値差:約1万7千円
📷ソニー α7III 2018年発売 新品と中古価格の値差:約4万5千円
発売から2~3年たった機種でも中古で高値で取引されていることが分かります。
より発売年数が新しい機種であればさらに高値で取引されます。
最高の写真体験という価値を手に入れながら、手放す際も高値で売ることが出来るため、フルサイズを手に入れて決して後悔することはないと思います。
理由4|結局いつかはフルサイズにたどり着く
カメラを始めると、他の人の写真や動画を見る機会が増えます。その時に、他の人のボケが大きく、色味も豊かな雰囲気のある写真に驚くことがあるでしょう。もちろん撮影テクニックや使っているレンズにもよるのですが、根本はセンササイズの違いで、フルサイズのカメラによるものです。
写真の腕がまだ未熟だからこそ、色味や雰囲気のある写真を撮りやすいフルサイズカメラを使うことで、満足のいく写真にたどり着きやすくなります。APSC等のカメラを使っている場合、やはり少しカメラに慣れてくると、最終的に一段上のフルサイズカメラを使ってみたくなるものです。
もちろんAPSCもメリットがあります。取り回しが良く価格が控えめという点ではAPSCに軍配があがるでしょう。ですが、やはりカメラの根幹である写真を撮るという点においては、最上級のフルサイズカメラを使う方が、カメラをの楽しさを本当に知ることができることでしょう。
2.初心者におすすめのフルサイズミラーレスカメラ
ここで初心者におすすめのフルライズミラーレスカメラの機種を理由とともにご紹介します。
2-1.ニコン
📷Z5
連写性能や動画性能はZ6IIから控えめに抑えられていますが、その分価格が10万円台前半で買えるという、性能から考えると大変リーズナブルといえる機種です。
この価格でも手振れ補正が付いていたり、ダブルスロットであったりと、必要な機能はしっかり搭載されています。
フルサイズZマウントをまず始めてみたいという方への最初の1台にお勧めの機種です。
・フルサイズなのに10万円台前半で買える価格
・上位機種にも搭載されている手振れ補正、ダブルスロット、AF性能など
・電池持ちが上位機種よりいい
2-2.キヤノン
📷EOS R6
キヤノンのフルサイズミラーレスとしてリーズナブルな機種です。
・フルサイズミラーレスカメラとしての機能が十分に備わっている
・使いやすい画角のズームレンズも付属
2-3.ソニー
📷α7C ズームレンズキット
他社と比較して多少値段は高くなりますが、フルサイズセンサながらにして圧倒的な小型化を実現した唯一無二のカメラです。
・フルサイズの画質や機能と、小型化による持ち運びやすさを両立
・小型ボディにマッチした小型の標準ズームレンズ
・手のひらに載るフルサイズカメラとして、満足感が高い
3.まとめ
初期投資が必要ですが、そもそもカメラを始めるにあたっては「いい写真を撮りたい」という動機があると思います。得られる体験価値や満足感を考えると、一概に高いとは思いません。
いざとなったら高値で下取りにも出すこともできます。
初心者の方こそ、最初にフルサイズカメラを使ってみてカメラの楽しさに気づいていただきたいです。
とはいえ、長く続けるかわからない場合カメラに予算を大きくさけない場合ももちろんあるはず。こちらの記事では、カメラ初心者におすすめの安くてコスパ抜群のカメラをご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
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