【徹底解説】カメラマウントって何?【データベースあり】

カメラマウントについて、徹底解説します。

この記事でわかること

・カメラマウントとは何か
・どんなマウントの種類があるか

それでは、カメラ歴15年、フォトマスター1級のしちみがお送りします。

1.カメラのマウントとは?

一眼レフカメラやミラーレスカメラは、カメラボディとレンズを装着して使用します。カメラのマウントとは、カメラボディと交換レンズの結合に関わる界面のすべての規格や規定のことです。狭義にはこのカメラボディと交換レンズの結合機構や結合部品のことも言います。

「互換性」と言い換えてもいいでしょう。

point

同じマウントのカメラボディと交換レンズは接続して使うことが出来ます。マウント規格はひとつのメーカーが定める場合もあれば、複数メーカーで一緒に定める場合もあります。マウント規格が同じであれば、メーカーが異なっても互換性があります。
違うマウントのカメラと交換レンズは物理的に接続することが出来ません

カメラ関連製品はこのマウントの互換性を軸に開発展開されるため、そのマウントで使える商品群全体のことを、「**マウントシステム」ということが多いです。

しちみ
しちみ

カメラを買う際には、今後の買い替えを考えると、同じマウントのカメラボディやレンズがどんな商品展開をしているか下調べしておきたいな。

<参考>

  • クローズドマウント:規格を公開しておらず1社独占しているマウントのこと
  • オープンマウント:規格を公開しており他社の互換レンズの参入を許容しているマウント(その場合でもボディ開発は許容していない)
  • ユニバーサルマウント:もともと複数社で共同開発し、複数社からボディも発売されている

また、複数のセンサフォーマットに対応するマウントもあれば、一つのセンサフォーマットだけに対応しているマウントもあります。

もっと詳しく見ていきます。

1-1.カメラボディと交換レンズの結合機構・規格

カメラボディと交換レンズの物理的な結合機構について説明します。

しちみ
しちみ

カメラボディの穴との交換レンズをどうくっつけるかということだよ。レンズの交換は、手間取りたくないよね…

機構別に3つのタイプがあります

1-1-1.バヨネット式マウント

カメラボディの穴と、交換レンズにそれぞれ爪を設け、角度を合わせて差し込んだ後に回転させることでお互いの爪どうしが掛かり、外れなくなる機構のことです。

最近のデジタルカメラのマウントはほとんどこのタイプです。

メリットデメリット
・機構がシンプル
・着脱しやすい
・ボディかレンズのどちらかを回転させて取り付ける必要があるため、大きく重いボディやレンズであれば着脱は大変

1-1-2.スピゴット式マウント

爪が掛かって外れなくなる点はバヨネット式と同じですが、ボディとレンズをまっすぐ結合することができ、リング状の別部材を回転させて締め付けることで爪を掛からせる機構のことです。

業務用のムービーカメラなどに使われています。

メリットデメリット
・ボディもレンズも回転させることなく着脱ができる・回転させる別部材がボディにとりつくため、複雑な機構となり、カメラボディが大きく重くなる

1-1-3.ねじ込み式マウント

取り付け部がねじになっている機構のことです。

カメラが多機能化する過程で廃れていきました。現行カメラではほとんど使われていません。

メリットデメリット
・機構としては最もシンプル・レンズを何度も回転させてねじ込む必要があり取り付けに手間がかかる
・ 電子接点のスペースが取りにくい

マウントの規定は結合機構だけではありません。マウント内径は大きい方が光を通しやすく光学設計がしやすくなるのですが、その分カメラサイズが大きくなります。フランジバック(マウント接合面から撮像面までの距離)も長くしたり短くすることによるそれぞれメリットデメリットがあるため、メーカー各社の設計方針が表れる規格になり、比べて未定考察すると面白いです。

1-2.カメラボディと交換レンズの通信規格

マウントの規格は、メカ的な規格だけではなく電子接点を通しての通信規格もあります。

この規格があるからこそ、ボディとレンズが適切に通信でき、素早いAFや絞りの操作、手振れ補正などの機能が実現できています。

まさに、マウントシステムの機能や性能を決める根幹となる規格となります。

1-3.マウントアダプターとは

異なるマウント間のボディとレンズが使えるように間に装着するアダプターのことです。

原理的にフランジバックが短いボディにフランジバックが長いレンズを付けることしかできません。

他社マウント間のマウントアダプターはカメラの純正メーカーが公式に出すことはなく、3rd party製による非純正のため、動作が保証されていない場合が多いです。最低限の機能は使用できますが、性能面で制約が出ることがあります。使う場合はそれを承知の上で使用しましょう。

一方、同一メーカー内マウントでのマウントアダプターは、純正メーカーが出していることもあり(例えば、ニコンのFマウントレンズ-Zマウントボディの変換アダプター)、その場合は一部制限付きにはなりますが、メーカーが動作を保証していることが多いです。

2.マウントの種類一覧

代表的なマウントの種類、採用カメラメーカー、内径、フランジバック数値、現時点の発売されているカメラ、レンズ本数をまとめました。

マウント名採用カメラ
メーカー
発表年対応フォーマット対応カメラマウント
内径
フランジ
バック長
カメラ本数(※1)レンズ本数(※2)
Fマウントニコン1959年フルサイズ,APSC一眼レフ47mm46.5mm75368
Zマウントニコン2018年フルサイズ,APSCミラーレス55mm16mm2275
EFマウントキヤノン1987年フルサイズ一眼レフ54mm44mm76338
EF-Mマウントキヤノン2012年APSCミラーレス47mm18mm5282
RFマウントキヤノン2018年フルサイズ ミラーレス 50.6mm20mm1358
Aマウントソニー(コニカミノルタ)1985年フルサイズ、APSC 一眼レフ 50mm44.5mm10111
Eマウントソニー2010年フルサイズ、APSC ミラーレス 46.1mm18mm58300
Lマウントライカ、パナソニック、シグマ2014年フルサイズ、APSC ミラーレス 51mm20mm2193
マイクロフォーサーズマウントOMデジタル(オリンパス)、パナソニックなど2008年マイクロフォーサーズ ミラーレス 40mm19.25mm121231
Xマウント富士フイルム2012年APSC ミラーレス 43.5mm17.7mm43168
Gマウント富士フイルム2016年中判 ミラーレス 65mm26.7mm617
Kマウントペンタックス1975年フルサイズ、APSC 一眼レフ 48mm45.46mm37162
ライカMマウントライカなど1954年フルサイズレンジファインダー43.9mm27.8mm1071
ニコン1マウントニコン2011年1インチ ミラーレス 36mm17mm2115
Qマウントペンタックス2011年1/2.3インチ ミラーレス 29mm9.2mm97
<2021/12/8時点>

(※1)2021/12/8時点のkakaku.comに登録されているカメラ本数、レンズキットやカラーバリエーションも含む
(※2)2021/12/8時点のkakaku.comに登録されているレンズ本数、3rd party製も含む

3.まとめ

本記事では、

・カメラマウントとは何か
・どんなマウントの種類があるか

を徹底解説しました。

マウントはカメラを始める上でぜひ理解しておきたいい言葉・概念です。

なぜならボディとレンズの互換性を決める規格だからです。

持っているカメラボディと違うマウントのレンズを購入してしまうと使用できません。また、マウントによって様々な特徴や勢力があります。

普段、カメラを使っていく上では、特に気にする必要もない細かい情報も入れましたが、比較するといろいろと面白いことが分かると思います。

興味があればマウントについてその歴史なども調べていくとさらに深い世界が待っています。

カメラの他の基礎知識については、こちらの記事をご覧ください。

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