こんにちは、しちみです。
レンズってなんだか難しい。何を知っておけばいいの?
その疑問お応えします!
それでは、カメラ歴15年、フォトマスター1級のしちみがお送りします。
1.レンズを選ぶ際に必要となる最低限の知識4つ
レンズを選ぶ際に最低限の知っておくべきことは、4つあります。
それぞれ見ていきましょう。
1-1.対応フォーマット(マウント、センサーサイズ)
始めに、レンズの対応フォーマット(「マウント」と「センサーサイズ」)についてです。
①マウント
カメラメーカー各社が提唱しているカメラボディとレンズの結合規格のことです。同じマウント同士のカメラとレンズしか一緒には使えません。
②センサーサイズ
カメラのイメージセンサーのサイズのことです。カメラやレンズの性能を十分に発揮するためには、カメラと同じ対応センサーサイズのレンズを購入しましょう。
例えば、フルサイズやAPSC、マイクロフォーサーズというものがあります。
カメラのセンサーサイズと、レンズの対応センサーサイズが異なっても、マウントが同じであれば使えないことはありません。ただし、画素数が落ちたり、画角が狭まったりと使用上の制約があるため、それを分かったうえで使う必要があります。
1-2.焦点距離
2つ目は焦点距離です。
焦点距離は本来、レンズの主点(レンズの中心点)から焦点(光が集まる点)を結ぶ位置までの距離のことですが、それと対応する形で画角(画が写る範囲)が変化するため、主に画角と対応して説明されます。
1-3.F値
レンズの明るさを表す数値です。F値が小さいほど明るいレンズです。
F1を基準として、1/1.4/2/2.8/4/5.6/8/11/16/22/32の並びで明るさが半分ずつになります。(つまりF1→F4だと、明るさが1/16になる)
数学的にはF値の定義はF値=入射瞳径(前玉から見た絞りの直径)/焦点距離です。
つまり、F値が小さいということは、入射瞳径が大きく、焦点距離が短いということ。F値が小さいほど大口径(レンズ前玉が大きい)、F値が小さいほど小口径(レンズ前玉が小さい)と言われるのは、この定義の入射瞳径に起因しています。
単焦点とズームレンズで明るいレンズと言われる範囲が異なり、一般的に、
単焦点 ⇒ F1~F2程度を大口径(=明るいレンズ)
ズームレンズ ⇒ F2.8~F4を明るいレンズ
と呼ぶことが多いです。
ズームレンズの場合、ズーム全域にわたって
F値が一定のレンズ ⇒ F値固定レンズ(またはF4通しレンズなど)
F値が変わるレンズ ⇒ F値可変レンズ
と呼びます。
価格も考慮すると、初心者の方には、単焦点F1.8レンズ、ズームF4通しレンズをおすすめします。
ここで一例として実際の画像でF値による写りの違いを見てみましょう。
絞りF4:背景のボケが大きい
絞りF22:背景のボケが小さい
このようにF値が小さいほど背景を大きくぼかすことができ、主題が引き立ったより印象的な画像を残すことが出来ます。
1-4.手振れ補正
レンズの中に手振れ補正機能がついているレンズのことを手振れ補正付きと言います。
手振れしにくくなるので、より暗いところでも撮れたり、シャッタースピードを遅くすることができ、表現の幅が広がります。
広角レンズでは手振れはそれほど気になりませんが、望遠レンズほど手振れの影響が大きくなります。
標準レンズ(50mm程度)~望遠レンズを選ぶ場合、初心者の方であれば手振れ補正付きをおすすめします。
手振れ補正機能のことは各社で呼び方が異なるのでご注意ください。
ニコン:VR (Vibration Reduction)
キヤノン:IS (Imaging Stabilizer)
ソニー:OSS (Optical Steady Shot)
⇒名前は違えど同じ手振れ補正機能のことです。
2.各社レンズ型名の読み方
以上ご説明した焦点距離、F値、手振れ補正機能が分かるとレンズの型名が読めるようになります。
3大カメラメーカーの型名表記を例にとってご説明します。
例)フルサイズ 70mm-200mm F2.8 手振れ補正付きズームレンズの各社の型名
他メーカーもおおよそ同じような型名です。
3.まとめ
本記事では、
・レンズを選ぶ際に必要となる最低限の知識
・レンズの型名の読み方
をお伝えしました。
本日お伝えした内容はあくまでレンズの最低限の知識です。
自分が普段使っているレンズの焦点距離とF値を頭に入れて、写真を撮ってみて、撮れる画像のイメージをつかむとよいでしょう。
このブログでは、他にもいくつかレンズを選ぶうえで確認した方が良い項目を説明しています。ぜひ一緒に確認してみてくださいね。
こちらの記事では、カメラ初心者におすすめの安くてコスパ抜群のカメラをご紹介しています。
コメント