- ニコン巻きの巻き方
- メーカー別、推奨の巻き方
- ニコン巻きに合う機能性の高いおすすめストラップ
カメラに必須のアクセサリーといえばカメラストラップ。
みなさん普段どんな巻き方で使っていますか?
ブログ管理人のしちみは長年↓のような巻き方で使っていました。
![今まで使っていたカメラストラップの巻き方](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/07/image-14.jpeg)
この巻き方(普通巻き)、一番ポピュラーだと思うのですが、左右の余った部分がブラブラと遊んでしまうのがずっとストレスだったんですよね。
ところがこの悩みを解決する巻き方を知ってからは、ずっと快適!
その名も「ニコン巻き」。
この記事では、「ニコン巻き」について深掘っていきます。また記事後半ではニコン巻きにも合う機能性の高いおすすめストラップをご紹介します。(先にストラップを見たい方はこちら)
1.ニコン巻きのすすめ
ニコン巻きについて詳しく解説します。
1-1.ニコン巻きとは?
「ニコン巻き」とはニコンが公式に推奨するカメラストラップの巻き方のことで、カメラ業界の業界用語です。
プロカメラマンが好んで使っていたという云われから、「プロ巻き」「報道巻き」とも呼ばれたりします。
一般的な水筒やショルダーバッグと同じ「普通巻き」だと↓のように、先端の余長部分がぶらぶら遊んでしまい、邪魔になります。
![](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/08/image-2.jpg)
ところがニコン巻きだと↓のように余長が遊ばず、すっきりして、扱いやすいのです!
![ニコン巻きにすることによって、カメラストラップがすっきりして扱いやすくなった写真](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/07/image-66.jpeg)
普通巻きで使っていて余長が気になっていた人には、ぜひニコン巻きをおすすめします!
1-2.ニコン巻きの巻き方
ニコン巻きの巻き方を詳しく解説します。
併せてニコン巻きをさらに使いやすくするちょっとした工夫もお伝えします。
①ストラップ先端を三角環とサルカンに通す(ここまでは普通巻きと同じ)
![ニコン巻きの巻き方手順
ストラップ先端を三角環とサルカンに通す](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/07/image-11.jpg)
②アジャスタに通すとき、上側の穴に通す(普通巻きだと下側の穴から)
![ニコン巻きの巻き方手順
アジャスタに通すとき、上側の穴に通す(普通巻きだと下側の穴から)](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/07/image-10-2.jpg)
![しちみ](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2021/12/20211204_065411_0000.png)
ここがポイント!よく見てやってみてね
③折り返しアジャスタの下側の穴から出す
![ニコン巻きの巻き方手順
折り返しアジャスタの下側の穴から出す](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/07/image-69.jpeg)
![しちみ](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2021/12/20211204_065411_0000.png)
ストラップの先が紐と紐の間に入りました
④先端を引っ張り全体の長さを調整する
![ニコン巻きの巻き方手順
先端を引っ張り全体の長さを調整する](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/07/image-68.jpeg)
⑤ニコン巻きいったん完成
![ニコン巻きの巻き方手順
一旦完成](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/07/image-10-3.jpg)
⑥ここからちょっとした工夫
ストラップを軽く引っ張り密着させた状態でサルカンを少しずつ矢印の方向に押し込んでいきます。少し固いけどゆっくり押し込んでいけば大丈夫です。(素材の固いストラップの場合はできない場合あり)
![ニコン巻きの巻き方手順
ストラップを軽く引っ張り密着させた状態でサルカンを少しずつ矢印の方向に押し込んでいく様子](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/07/image-10-1.jpg)
⑦図のように折り返した内側のストラップも含めて、サルカンで3本を一緒に抑える
![ニコン巻きの巻き方手順
折り返した内側のストラップも含めて、サルカンで3本を一緒に抑えるところ](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/07/image-10.jpg)
⑧そうすると、折り返した内側のストラップも固定されて非常にすっきり
![ニコン巻きの巻き方手順
折り返した内側のストラップも固定されて非常にすっきりしたところ](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/07/image-67.jpeg)
⑨完成
快適な撮影を!
![ニコン巻きの巻き方手順
完成](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/07/image-65.jpeg)
以上ニコン巻きの巻き方でした。
2.カメラメーカー各社の推奨の巻き方は?
あまり知られていませんが、カメラメーカーによって推奨の巻き方が異なります。
推奨の巻き方はカメラの取扱説明書に書かれています。主要カメラメーカーの推奨巻き方を調べました。
ニコン
しっかりニコン巻きを推奨しています。
![wakusen ニコンが推奨するカメラストラップの巻き方](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/07/image-8.png)
キヤノン
キヤノンは普通巻きです。サルカンはアジャスタより下側に配置します。(この後上側に配置するメーカーも出てきます)
![キヤノンが推奨するカメラストラップの巻き方](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/07/image-2.png)
ソニー
ソニーもキヤノンと同じ普通巻き+サルカンは下側ですね。
![ソニーが推奨するカメラストラップの巻き方](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/07/image-4.png)
パナソニック
パナソニックはなんとニコン巻き推奨です!ニコンの専売特許じゃなかったんですね。
![パナソニックが推奨するカメラストラップの巻き方](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/07/image-9.png)
シグマ
シグマもニコン巻き!
![シグマが推奨するカメラストラップの巻き方](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/07/image-5.png)
富士フイルム
富士フイルムは少し独自路線で、普通巻き+サルカンはアジャスタの上側を推奨しています。
普通巻きだけど先端がまとまる巻き方ですね。
![富士フイルムが推奨するカメラストラップの巻き方](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/07/image-3.png)
OMデジタル(旧オリンパス)
OMデジタルもニコン巻きですね!
![OMデジタルが推奨するカメラストラップの巻き方](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/07/image-7.png)
ペンタックス
ペンタックスは普通巻き+サルカン下側。
![ペンタックスが推奨するカメラストラップの巻き方](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/07/image-6.png)
ライカ
ライカは完全に独自路線でした!むしろ、巻かない。さすが一線を画すライカ。
![ライカが推奨するカメラストラップの巻き方](https://shichimicamera.com/wp-content/uploads/2022/07/image-1.png)
一番人気の巻き方は?
巻き方 | メーカー |
ニコン巻き | ニコン、パナソニック、シグマ、OMデジタル |
普通巻き+サルカン下側 | キヤノン、ソニー、ペンタックス |
普通巻き+サルカン上側 | 富士フイルム |
リング型 | ライカ |
意外なことにニコン巻きが一番人気でしたね!
富士フイルムとライカは独自路線を行くポリシーがここにも見られます。
3.おすすめカメラストラップ
ここからは、ニコン巻きにも合うおすすめストラップをご紹介します。
ピークデザイン
独自のアンカーリンクス機構でストラップの取り外しが簡単にできます。
![](https://shichimicamera.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
安定した太めのものが好みの方はこちらを。
![](https://shichimicamera.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
どのストラップでも取り外しできるようになるピークデザイン。アンカーリンクスのレビューについてはこちらの記事をどうぞ
ヨセミテ カメラストラップ
こちらも取り外しが簡単にできるストラップです。
登山ロープから着想してるストラップでおしゃれです。
大変人気のため現在手に入るのはこちらのみ。(他の色、種類は売り切れ)
YOSEMITE CAMERA STRAP PRO PLUS BRESSONヨセミテ カメラストラップ プロ プラス / ブレッソン – Extended Photographic Material
HAKUBA
機能性を重視したストラップです。
長さ調整がワンタッチででき、大変便利です。実用性重視の方に。
![](https://shichimicamera.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
ニンジャストラップ
こちらは長さ調整が簡単にできます。バックルが1つついてて、三脚搭載時などにストラップが邪魔になりません。
![](https://shichimicamera.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
Urth
今までのいいとこどりでストラップの取り外しと長さ調整が簡単にできます。ブラックとグレー2色展開のスタイリッシュなストラップです。
当たりはずれがあるようなので、レビューをよく見てご検討ください。
以上、おすすめストラップでした。
4.まとめ
この記事では、
- ニコン巻きの巻き方
- 各カメラメーカー推奨の巻き方
- おすすめストラップ
を解説しました。
ニコン巻きは見た目もすっきりして、撮影中もストレスを感じないため、おすすめです!
カメラ付属の純正ストラップでもいいですが、機能性に優れた個性的なストラップを使うことでより撮影体験を上げることができます。
おしゃれで機能的なストラップを使うと、気分もあがりますね。
また、純正ストラップを簡単に取り外し可能にするための便利なツールもあります。
こちらも実際に使ってみて、おすすめですのでぜひ取り入れてみてください。