3rd party|レンズメーカー7社の特徴と展開マウント

こんにちは、しちみです。

先日、宇宙旅行で前澤友作さんが使っていたカメラを特定した記事(記事はこちら)を書きましたが、そのうちのひとつに、カメラボディはニコン、レンズはシグマと、異なるメーカーを組み合わせて使っているのがありました。

七味
七味

シグマはレンズで有名なメーカーだよ。

タバス子
タバス子

レンズを作っているメーカー教えて!

七味
七味

主要なレンズメーカーを、特徴や、展開しているマウントをまとめて説明するね

この記事でわかること

・どのようなレンズメーカーがあるか
・それぞれのレンズメーカーの特徴
・それぞれのレンズメーカーが展開するマウント

それでは、カメラ歴15年、フォトマスター1級のしちみがお送りします。

1.レンズメーカーとは?

レンズメーカーとは、他社が出しているカメラマウントに対応するレンズを、カメラメーカーのライセンスを受けて供給しているメーカーのことです。

3rd partyともいいます。

一方、カメラメーカーが出しているレンズのことを純正とも言います。

基本的には、以前マウントの解説記事でもご紹介した、「オープンマウント」「ユニバーサルマウント」でのみ、3rd partyがレンズを供給できることになっています。(会社間での契約によりその限りではない場合もあります)

  • オープンマウント:マウントの規格を公開しており他社の互換レンズの参入を許容しているもの
  • ユニバーサルマウント:複数社でマウントを共同開発し、複数社からボディも発売しているもの
▼カメラマウントの解説記事はこちら▼

ライセンス供与を受けているため、基本的には機能や性能は制約なく使えることが多いのですが、純正レンズに比べると性能をフルに発揮できないこともあります

その分、価格は抑えめに出されていることが多いです。

いずれにしろ、価格の安い3rd partyレンズを使うか、多少価格は高くても性能がしっかり引き出せる純正レンズを使うか、ユーザーが選べるのはいいことですよね。

今回は、次の7社をご紹介します。

日本のレンズメーカー海外のレンズメーカー
・シグマ(※1)
・タムロン
・コシナ
・Carl Zeiss:ドイツ(※1)
・SAMYANG:韓国
・LAOWA:中国
・SIRUI:中国

※1 シグマとCarl Zeissはカメラボディも出しているので厳密にはレンズメーカーとは言えませんが、発売しているボディの数は少なく、レンズ事業に力を入れているため、今回レンズメーカーとして紹介します。

2.レンズメーカーの特徴と展開マウント

2-1.シグマ

特徴:1961年創業の光学機器メーカーです。創業時より「撮影の道具」の製造にこだわり、福島県の会津でモノづくりを続けている会社です。

長年レンズの3rd partyメーカーとして他社マウントへ安価なレンズを提供してきました。光学技術に定評があります。Lマウントのミラーレスカメラも出していますが、レンズ開発に力を入れており、どちらかというとレンズメーカーという印象です。

一眼レフ時代は、光学性能を重視したしっかり写るレンズを作ってきましたが、ミラーレス時代になり、開発方針を転換し、小型軽量と光学性能のバランスを取る方針になってきました。

ある程度光学性能や焦点距離を割り切ることで、純正カメラメーカーのレンズより小型軽量で安価なレンズを出しており、評判の高いメーカーです。

現在まだ出していませんが、キヤノンRFマウントやニコンZマウントへの参入を望むユーザーの声が大きいです。

社長自らyoutubeで新製品発表を行ったり、広告塔となってメッセージを発信したり親しみやすく、熱心なファンも多いメーカーでもあります。

≪展開マウント≫

マウント種類採用カメラメーカーレンズ本数
Fマウントニコン32
EF-Mマウントキヤノン3
EFマウントキヤノン32
Eマウントソニー30
Aマウントソニー
(コニカミノルタ)
9
マイクロフォーサーズ
マウント
オリンパス
パナソニックなど
3
Lマウントライカ
パナソニック
シグマ
30
Kマウントペンタックス6
2021/12/14時点 kakaku.comに登録されているレンズ本数をもとに記載

2-2.タムロン

特徴:1950年創業の光学機器メーカー。一眼レフ時代から質の高いレンズを供給しており、特に高倍率ズームレンズとマクロレンズに定評があります。東証一部上場。

ミラーレスへは、ソニーEマウントへ本格参入しており、Eマウントのレンズラインナップを拡張するのに一役買っています。最近富士フィルムXマウントへも参入しました。

タムロンも、シグマ同様キヤノンRFマウントやニコンZマウントへの参入を望むユーザーの声が大きいです。

仕様を多少割り切って、価格の安さを追求するタムロンは、一般ユーザーのレンズ購入を後押しし、すそ野を広げる役割を果たしています。

また、純正メーカーのOEMも請け負っておりタムロンブランドレンズと同じくらいの売り上げを担っているようです。

≪展開マウント≫

マウント種類採用カメラメーカーレンズ本数
Fマウントニコン21
EF-Mマウントキヤノン1
EFマウントキヤノン21
Eマウントソニー15
Aマウントソニー
(コニカミノルタ)
21
マイクロフォーサーズ
マウント
OMデジタル
パナソニックなど
1
Xマウント富士フィルム1
2021/12/14時点 kakaku.comに登録されているレンズ本数をもとに記載

2-3.コシナ

特徴:1959年から続く日本の老舗光学機器メーカーです。光学技術力に定評があり、他社へ多くのOEM製品を供給しています。自社製品も、光学性能を追求した小型マニュアルレンズのフォクトレンダーや、イコンといった有名なブランドを展開し、ファンが多いメーカーです。

カメラや写真好きには大変気になるメーカーでしょう。

≪展開マウント≫

マウント種類採用カメラメーカーレンズ本数
Eマウントソニー14
マイクロフォーサーズ
マウント
オリンパス
パナソニックなど
6
Xマウント富士フィルム1
2021/12/14時点 kakaku.comに登録されているレンズ本数をもとに記載

2-4.Carl Zeiss

特徴:1846年から続くドイツの歴史ある光学機器メーカーです。

古くから優秀な光学設計者を抱え、カールツァイスの設計したレンズには、様々なブランド名が付けられています。ビオゴン、プラナー、ゾナー、テッサ―、ディスタゴンなどは、その光学設計の秀逸さから、代々基本の設計が引き継がれ、現代のレンズにおいてもその名前が使われています。そしてそれらのレンズの多くが銘玉と呼ばれる評価の高いレンズとなっています。

カールツァイスのブランド力が強いため、日本のカメラメーカーにラインセンス供与しており、ソニーなどからカールツァイスのバッヂを付けた製品が出されています。青地に白字で「ZEISS」と書いたバッジは大変有名です。

自社ブランドの製品にも定評がありプロやハイアマチュアなど玄人好みのレンズとなっています。

≪展開マウント≫

マウント種類採用カメラメーカーレンズ本数
Fマウントニコン21
EFマウントキヤノン21
Eマウントソニー13
Xマウント富士フィルム3
2021/12/14時点 kakaku.comに登録されているレンズ本数をもとに記載

2-5.SAMYANG

特徴:1972年創業の韓国のレンズメーカー。規模はそれほど大きくない会社ですが、多くのレンズを発売しています。安価な単焦点レンズが多く、お手軽に単焦点の写りを体験したいアマチュアユーザに人気があります。

各マウントシステムのすそ野を広げるのに一役買っています。

≪展開マウント≫

マウント種類採用カメラメーカーレンズ本数
Fマウントニコン19
Zマウントニコン2
EFマウントキヤノン23
Eマウントソニー29
Aマウントソニー
(コニカミノルタ)
13
Xマウント富士フィルム16
Kマウントペンタックス13
2021/12/14時点 kakaku.comに登録されているレンズ本数をもとに記載

2-6.LAOWA

特徴:2013年創業の新興の中国レンズメーカーです。

ラインナップはすべて単焦点のマニュアルレンズで、超広角域において多くの製品を出しています。純正メーカーがあまり出さないようなニッチな領域を出してくる特徴的なメーカーです。

日常で使うことは少ない領域ですが、撮影体験を広げてくれるメーカーです。

≪展開マウント≫

マウント種類採用カメラメーカーレンズ本数
Fマウントニコン9
Zマウントニコン15
EF-Mマウントキヤノン4
EFマウントキヤノン9
RFマウントキヤノン10
Eマウントソニー19
Aマウントソニー
(コニカミノルタ)
4
マイクロフォーサーズ
マウント
オリンパス
パナソニックなど
4
Xマウント富士フィルム5
Lマウントライカ
パナソニック
シグマ
14
Kマウントペンタックス8
2021/12/14時点 kakaku.comに登録されているレンズ本数をもとに記載

2-7.SIRUI

特徴:2001年創業の中国のカメラ機器メーカー。もともとは三脚や雲台を作るメーカーでした。

ここ数年でレンズも手掛け始めましたが、すべてアナモルフィックレンズというニッチな領域に参入しています。

アナモルフィックレンズはシネマに使われる印象的な画が撮れるレンズですが、これまでは数百万円レベルの大変高価なレンズでした。SIRUIは10万円台という一般の人でも手が届きやすい価格でお手軽なアナモルフィックレンズを出しており、低予算で画質を差別化したいビデオグラファーから選ばれています。

通常のレンズにも参入するのか、今後の展開が気になるメーカーです。

≪展開マウント≫

マウント種類採用カメラメーカーレンズ本数
Zマウントニコン2
EF-Mマウントキヤノン2
Eマウントソニー3
マイクロフォーサーズ
マウント
オリンパス
パナソニックなど
4
Xマウント富士フィルム3
2021/12/14時点 kakaku.comに登録されているレンズ本数をもとに記載

3.まとめ

レンズメーカー7社を紹介しました。

・シグマ
・タムロン
・コシナ
・Carl Zeiss
・SAMYANG
・LAOWA
・SIRUI

伝統的なメーカーから、新興のメーカーまで、幅広いメーカーがレンズを手掛けています。

それぞれ製品領域や製品コンセプトが違ったりと、各社特徴があり、カメラ分野の幅を広げるのに貢献しています。

カメラと同様、レンズにもこだわって、ぜひお気に入りのメーカーのレンズを探してみてください。

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