一目でわかるカメララインナップまとめ【ソニーEマウント編】

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カメラ各社のラインナップは日々増える一方で、それぞれの機種の特徴を把握するのはなかなか難しいですよね。

自分にあった機種はどれなのか分かりやすく教えてほしいと思ったことは無いでしょうか。

タバス子
タバス子

迷ったらとりあえず高機能なカメラを買えばいいの?

しちみ
しちみ

高機能に越したことはないけど、その製品が自分に合うとは限らないのがカメラです。

そこでこのシリーズでは、カメラ各社のラインナップを価格と用途別にマッピングし、それぞれの機種の特徴を一言で表してみます。また細かく知りたい人のために、詳しい仕様表の比較と各機種の特徴もご説明します。

これまで、 以下のミラーレスカメラのラインナップをまとめました。

今回はソニーのEマウントミラーレスカメラのラインナップをまとめてみます。

この記事でわかること

・ソニーのEマウントミラーレスにどんな機種があるか
・カメララインナップの全機種を、価格や用途別に分類したマップ
・各機種の特徴や仕様詳細

それでは、カメラ歴15年、フォトマスター1級のしちみがお送りします。

▼メーカーとしてのソニーについてはこちら

1.一目でわかるカメララインナップまとめ【ソニーEマウント編】

ラインナップマップ

ソニーEマウントカメラのラインナップを用途別に分布図に記したもの
七味
七味

最新のα7Ⅳは静止画動画ともに万能タイプ。他にも出している機種が多いだけあって、動画に振り切ったり、価格を下げてカメラの裾野を広げていたりするので、自分に合う機種を見つけやすいかも。

ここからは発売日が新しい順に紹介・説明します。

▼初心者向けのカメラレンズキットについてはこちら

仕様比較表

仕様比較表はこちら。

製品名α7 IVα1α7Cα7S IIIα9 IIα7R IVα7 IIIα7R IIIZV-E10α6600α6400
最安価格 (2021/1/6 kakaku.com)¥296,010¥729,000¥196,500¥404,910¥517,000¥340,854¥194,000¥287,200¥93,000¥149,000¥119,800
発売日2021/12/172021/3/192020/10/232020/10/92019/11/12021/6/4 2019/7/172018/3/232021/6/4 2017/10/252021/9/172019/11/12019/2/22
ローパスフィルターレス
撮像素子フルサイズフルサイズフルサイズフルサイズフルサイズフルサイズフルサイズフルサイズAPS-CAPS-CAPS-C
撮影感度標準:ISO100~51200標準:ISO100~32000標準:ISO100~51200標準:ISO80~102400標準:ISO100~51200標準:ISO100~32000標準:ISO100~51200標準:ISO100~32000標準:ISO100~32000標準:ISO100~32000標準:ISO100~32000
記録フォーマットJPEG/RAW/HEIFJPEG/RAW/HEIFJPEG/RAWJPEG/RAW/HEIFJPEG/RAWJPEG/RAWJPEG/RAWJPEG/RAWJPEG/RAWJPEG/RAWJPEG/RAW
有効画素数3300 万画素5010 万画素2420 万画素1210 万画素2420 万画素6100 万画素2420 万画素4240 万画素2420 万画素2420 万画素2420 万画素
連写撮影最高約10コマ/秒最高約30コマ/秒最高約10コマ/秒最高約10コマ/秒最高約20コマ/秒最高約10コマ/秒最高約10コマ/秒最高約10コマ/秒最高約11コマ/秒最高約11コマ/秒最高約11コマ/秒
シャッタースピード1/8000~30秒1/32000~30秒1/8000~30秒1/8000~30秒1/32000~30秒1/8000~30秒1/8000~30秒1/8000~30秒1/4000~30秒1/4000~30秒1/4000~30秒
液晶モニターサイズ3型(インチ)3型(インチ)3型(インチ)3型(インチ)3型(インチ)3型(インチ)3型(インチ)3型(インチ)3型(インチ)3型(インチ)3型(インチ)
液晶モニタードット数103.68万ドット144万ドット92.16万ドット144万ドット144万ドット235.9296万ドット92.16万ドット235.9296万ドット92.16万ドット92.16万ドット92.16万ドット
ファインダーサイズ0.5型0.64型0.39型0.64型0.5型0.5型0.5型0.5型0.39型0.39型
ファインダードット数約369万ドット約948万ドット約236万ドット約948万ドット約369万ドット約576万ドット約236万ドット約369万ドット約236万ドット約236万ドット
ファインダー倍率0.78倍0.9倍0.59倍0.9倍0.78倍0.78倍0.78倍0.78倍1.07 倍1.07 倍
ファインダー視野率(上下/左右)100/100100/100100/100100/100100/100100/100100/100100/100100/100100/100
専用電池型番NP-FZ100NP-FZ100NP-FZ100NP-FZ100NP-FZ100NP-FZ100NP-FZ100NP-FZ100NP-FW50NP-FZ100NP-FW50
撮影枚数ファインダー使用時:520枚ファインダー使用時:430枚ファインダー使用時:680枚ファインダー使用時:510枚ファインダー使用時:500枚ファインダー使用時:530枚ファインダー使用時:610枚ファインダー使用時:530枚液晶モニタ使用時:440枚ファインダー使用時:720枚ファインダー使用時:360枚
撮影枚数液晶モニタ使用時:580枚液晶モニタ使用時:530枚液晶モニタ使用時:740枚液晶モニタ使用時:600枚液晶モニタ使用時:690枚液晶モニタ使用時:660枚液晶モニタ使用時:710枚液晶モニタ使用時:640枚 液晶モニタ使用時:810枚液晶モニタ使用時:410枚
スロットダブルスロットダブルスロットシングルスロットダブルスロットダブルスロットダブルスロットダブルスロットダブルスロットシングルスロットシングルスロットシングルスロット
記録メディアSD・CFexpressTypeA/SDSD・CFexpressTypeA×2SDSD・CFexpressTypeA×2SD×2SD×2SD/SD・MSSD/SD・MSSD・MSSD・MSSD/SD・MS
防塵・防滴
手ブレ補正機構
可動式モニタバリアングル液晶チルト可動式液晶バリアングル液晶バリアングル液晶チルト可動式液晶チルト可動式液晶チルト可動式液晶チルト可動式液晶バリアングル液晶180度チルト可動式液晶180度チルト可動式液晶
インターフェースマイクロUSB、USB Type-C、HDMIマイクロUSB、USB Type-C、HDMIUSB Type-C、HDMIマイクロマイクロUSB、USB Type-C、HDMIマイクロUSB、USB Type-C、HDMIマイクロマイクロUSB、USB Type-C、HDMIマイクロマイクロUSB、USB Type-C、HDMIマイクロマイクロUSB、USB Type-C、HDMIマイクロUSB Type-C、HDMIマイクロマイクロUSB、HDMIマイクロマイクロUSB、HDMIマイクロ
AFセンサー測距点759点759点693点759点693点567点693点399点425点425点425点
動画記録画素数4K60p8K30p/4K120p4K30p4K120p4K30p4K30p4K30p4K30p4K30p4K30p4K30p
ファイル形式XAVC S/XAVC HSXAVC S/XAVC HSXAVC SXAVC S/XAVC HSXAVC S/AVCHD規格 Ver.2.0準拠XAVC S/AVCHD規格 Ver.2.0準拠XAVC S/AVCHD規格 Ver.2.0準拠XAVC S/AVCHD規格 Ver.2.0準拠XAVC SXAVC S/AVCHD規格 Ver.2.0準拠XAVC S/AVCHD規格 Ver.2.0準拠
映像圧縮方式MPEG-4 AVC/H.264 MPEG-H HEVC/H.265MPEG-4 AVC/H.264 MPEG-H HEVC/H.265MPEG-4 AVC/H.264MPEG-4 AVC/H.264 MPEG-H HEVC/H.265MPEG-4 AVC/H.264MPEG-4 AVC/H.264MPEG-4 AVC/H.264MPEG-4 AVC/H.264MPEG-4 AVC/H.264MPEG-4 AVC/H.264MPEG-4 AVC/H.264
動画最長記録時間約175分約150分約215分約135分約200分約170分約210分約190分約125分約250分約125分
動画最大ビットレート600Mbps600Mbps100Mbps600Mbps100Mbps100Mbps100Mbps100Mbps100Mbps100Mbps100Mbps
重量658 g737 g509 g699 g678 g665 g650 g657 g343 g503 g403 g
幅x高さx奥行き131.3×96.4×79.8 mm128.9×96.9×80.8 mm124×71.1×59.7 mm128.9×96.9×80.8 mm128.9×96.4×77.5 mm128.9×96.4×77.5 mm126.9×95.6×73.7 mm126.9×95.6×73.7 mm115.2×64.2×44.8 mm120×66.9×69.3 mm120×66.9×59.7 mm
その他特徴裏面照射CMOS リアルタイムトラッキング 動物、鳥AF 手振れ補正アクティブモード ブリージング補正 フォーカスマッピング クリエイティブルック S-Cinetone積層裏面照射CMOS リアルタイムトラッキング 動物、鳥AF 手振れ補正アクティブモード ピクセルシフトマルチ撮影 クリエイティブルック S-Cinetone裏面照射CMOS リアルタイムトラッキング 動物AF裏面照射CMOS 15ストップダイナミックレンジ リアルタイムトラッキング 手振れ補正アクティブモード クリエイティブルック S-Cinetone積層裏面照射CMOS リアルタイムトラッキング 動物AF裏面照射CMOS ピクセルシフトマルチ撮影 リアルタイムトラッキング 動物AF裏面照射CMOS 動物AF裏面照射CMOS ピクセルシフトマルチ撮影 動物AF背景ぼけ切り替え機能 商品レビュー用設定 美肌効果、顔優先AE 指向性3カプセルマイク 手振れ補正アクティブモード リアルタイムトラッキング 動物AFリアルタイムトラッキング 動物AFリアルタイムトラッキング 動物AF

2.各機種の仕様詳細と特徴

各機種の仕様詳細と特徴をご紹介します。

α7RV

一言で表すと:新世代静止画スター

特徴

Rシリーズの新機種であり、画像処理とAIを駆使した静止画向け高画素機です。

α1と同じ最新の画像処理センサーBIONZ XRを搭載したことで、α7RIVと比較すると最大約8倍の高速処理を実現。6100万画素という膨大なデータを生かせる画像処理能力を得たことで、α史上最高の解像性能になっています。

さらに、α7RVの手振れ補正はα史上最高のボディ単体で8段を実現。レンズとボディの協調手振れ補正も可能になりました。

液晶モニターには、ソニー独自の4軸マルチアングル式を新搭載。動画も静止画もどちらも使いやすい画期的なモニターです。

新開発のAIプロセッシングユニットの搭載により、人間の骨格から予測をし、顔認識、瞳認識できるようになりました。これにより被写体の認識力がα7RIVより60%アップ。検出範囲も拡大しています。

ここがすごい
  • 新次元のAI認識AF
  • 8段手振れ補正で手持ち撮影がよりシャープに
  • 6100万画素を生かす画像処理
  • ピクセルシフトマルチ撮影が進化
  • EVFと液晶ファインダーが大きく
  • フルタイムDMFをボディに搭載
ここはもう一歩
  • サイズ重量が比較的大きい
  • 値段が高い

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α7IV

一言で表すと:新世代スタンダード

特徴

ベストセラーのα7IIIから3年半ぶりに更新された無印α7シリーズの最新の普及機です。

α7IIIはフルサイズミラーレスカメラの普及機の基準を一気に上げた名機として評判の高い機種です。その機種から3年半ぶりに更新されるとのことで、期待感が高まっていました。

そして、価格こそα7IIIより上がりましたが、その期待にしっかり応えるような高性能を備え、普及機ミラーレスカメラの基準をさらに上げるような機種になっています。

予約開始時間にソニーストアのサーバーがパンクし、数時間で売り切れたという事実からも、人気の高さが分かります。

そんなα7IVですが、この後紹介するフラッグシップのα1譲りの性能を受け継いでおり、ミニα1と呼ばれています。

特に進化したのがα7SIII、α1の新システムを搭載したことによる処理速度の向上。メニュー操作から連写時の書き込み時まで、処理速度がとても速く使っていてストレスを感じることがほとんどありません。

また3300万画素という一昔前の高画素機に匹敵する画素数と、高速10fps連写を両立し、高精細な写真から動体まで、対応できる幅がさらに広がりました。

α1譲りのAF性能も文句なしです。

動画においても、4K60p、手振れ補正アクティブモードや新しく搭載されたブリージング補正など、動画兄貴のα7SIIIからさらに進化した機能が備わっています。

静止画も動画もどんなシーンにも対応できる新世代スタンダード機として長く人気を博することと思います。

ここがすごい

・高いバランスの取れた基本性能
・α1ゆずりのAF性能(認識、トラッキング、速度)
・高スペックな動画性能
・新機能の動画ブリージング補正

ここはもう一歩

・α7IIIより若干ボディ厚みがUP
・4K60p動画時に画角がクロップされる
・α7IIIより価格が約10万円UP

しちみ
しちみ

私も発売日からα7IVを使っており、当ブログで徹底レビューを行っています。

この項目で紹介したカメラ

α1

一言で表すと:満を持して

特徴

2013年に世界で初めてフルサイズミラーレスカメラα7を発売したソニーがその後も技術を積み上げ、満を持して2021年に発売したフラッグシップ機がこのα1です。

ミラーレス先行者だけあって、その性能は文句の付け所が無いほどでした。5010万画素という高画素と、30fps連写、8K30p/4K120pなど基本の撮影機能は当時最高性能でした。

また、プロが使う道具として948万ドットのファインダーや撮影後の画像転送などワークフローを改善する、様々な機能が磨かれています。

そして最大の武器は動体を撮り逃すことがほとんどないレベルになった高性能AFです。

前回のリオオリンピックではほとんどフォトグラファーに使われていなかったソニー機が、2021年の東京オリンピックでキヤノンやニコンと肩を並べるくらいになったのはこのα1が認められた証です。

しかしその後、キヤノンはR3、ニコンはZ9というハイエンド機を相次いで投入してきましたので、α1も安泰でありません。3社のトップ争いの今後に注目です。

ここがすごい

・5050万画素と30fps連写の両立
・8K30p/4K120pという高品質動画
・高性能AF
・プロに認められた各種ワークフロー改善機能

ここはもう一歩

・3社のハイエンド機の中で最も高い価格
・単独だと電池持ちに懸念(別売りの縦グリップを付けると2倍になるのでアドバンテージ)

この項目で紹介したカメラ
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α7C

一言で表すと:ペットボトル1本分

特徴

フルサイズミラーレスカメラとしては世界最小最軽量である持ち運びやすさが最大の売りです。

その重さは電池込みで約509gとまさにペットボトル1本分しかありません。1日中首から下げても、手で持ち運んでもほとんど疲れることは無いでしょう。

性能に関してはα7IIIとほとんど同じですが、リアルタイムトラッキングAFなど、進化した部分もあります。また、バリアングル液晶となったことで小型軽量と相まって、動画での使いやすさが向上しています。

現状のフルサイズソニー機の中で電池の持ちが最も良いことも特筆すべき点です。

価格もこなれているため、静止画も動画も撮りたい人の最初の1台におすすめの機種です。

ここがすごい

・フルサイズミラーレスで世界最小最軽量の持ち運びやすさ
・α7IIIゆずりの基本性能を備えている
・電池持ちがいい
・20万円以下で買える低価格

ここはもう一歩

・小型であることで、ファインダー位置や握りやすさなどは静止画ユーザーには若干使いにくい
・2018年のα7IIIから性能面で進歩が少ない

この項目で紹介したカメラ

α7SIII

一言で表すと:動画スター

特徴

画素数を低く抑える代わりに、超高感度を売りにする動画向けのα7Sシリーズの3代目です。

この機種からシステムが一新され、処理速度が大幅UPしました。

最高感度ISO102400、15ストップのダイナミックレンジを備え、暗がりから明るいところまで明るさの変化が激しいシーンに広く対応できる点はお墨付きです。

さらにこの機種から、4K120pや手振れ補正アクティブモードなど動画表現をより広げる新機能が搭載されました。

世界中の動画クリエイターが積極的に選ぶ人気の高い機種です。

ここがすごい

・最高感度ISO102400の高感度特性
・15ストップダイナミックレンジ
・4K120pの動画性能
・ジンバル要らずの手振れ補正アクティブモード
・クリエイティブルックやS-Cinetoneなど色表現の向上

ここはもう一歩

・Sシリーズ初代から据え置かれた画素数1200万画素(主に静止画でのデメリットで、動画においてはデメリットではない)

この項目で紹介したカメラ

α9II

一言で表すと:スピードスター

特徴

動体撮影のプロ向けに高速連写性能を売りにしたα9シリーズの2世代目です。初代α9で既に完成度が高かったため、α9IIになって性能的な進化は少ないです。

ただし、グリップが握りやすくなっていたりボタンが押しやすくなっていたりと、主に操作性の改善がメインなので、実際に使い勝手としては向上しています。

AF性能は現在でも十分プロを満足させる性能を備えているので、α1の画素数が高すぎる、価格が高すぎる、静止画に特化した使い方をする、という方にはこの機種も選択肢になると思います。

ここがすごい

・20fps高速連写性能
・リアルタイムトラッキングなど高性能AF
・データ量が扱いやすい2420万画素
・操作性の向上

ここはもう一歩

・初代α9(2017年)から性能進化が少ない
・静止画専用と考えると価格がまだ高い

この項目で紹介したカメラ
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α7RIV

一言で表すと:静止画スター

特徴

高精細な画質が求められる静止画向け高画素機ハイエンドのα7Rシリーズの第4世代です。

6100万画素というフルサイズミラーレスカメラとしては現在最も画素数の多い機種で、風景や建築など高精細が求められるプロから選ばれています。

またイメージセンサーを1/4画素ずつずらして撮った16枚の画像から2億4000万画素という驚異的な画像を作成する、ピクセルシフトマルチ撮影機能が搭載されています。

連写性能も大抵事足りる10fpsあるので、鳥や動物など動きものの撮影にも使われています。

フラッグシップのα1より画素数が多い機種として、使い分けることができます。

ここがすごい

・6100万画素という高画素
・連写性能やAF性能も備わっている

ここはもう一歩

・動画は4K30pまでしか撮れない
・α7IIIやα7Cと同じ旧システムのため動作はα1やα7IVなどの最新機種よりは劣る

この項目で紹介したカメラ

α7III

一言で表すと:売れ筋No.1

特徴

2018年に発売された無印α7の三代目です。発売当時は先進機能と20万円台で買えるコストパフォーマンスの良さから、一世を風靡しました。また、発売から年数がたった現在でも人気ランキングの上位に顔を出します。

これまでで最も売れたフルサイズミラーレスカメラかもしれません。

仕様は2420万画素という使いやすい画素数に、10fps連写という現在でも見劣りしない高速連写性能を有しています。

動画も当時としては先進的な4K30pが撮れ、ジンバルに載せやすい小型軽量なボディも相まって動画ユーザーからも評価されています。

価格も20万円を切ってきており、コスパの良い機種として現在でも選ぶ価値があるでしょう。

ここがすごい

・大抵の用途に十分な静止画、動画性能
・小型軽量ボディ
・電池持ちがいい
・20万円を切る価格

ここはもう一歩

・最新機種に対しては見劣りする基本性能
・リアルタイムトラッキングAFの未搭載

この項目で紹介したカメラ

α7RIII

一言で表すと:往年の静止画スター

特徴

高画素静止画向けのα7Rシリーズの第3世代です。第4世代のα7IVが出た今となっては選ぶ理由は価格の安さだけかもしれません。

ただ、5万円の差分は大きいので、画素数が6100万画素までは必要なく、動きものをあまりとらない静止画ユーザーにとっては選択肢の一つになると思います。

ここがすごい

・発売当時は最も高画素だった4240万画素
・16枚を合成して高精細な画像を作るピクセルシフトマルチ撮影搭載
・現在でも十分通用する10fps連写や4K30p動画
・価格は落ち着いてきており無印シリーズのα7IVより安く買える

ここはもう一歩

・今となっては価格と画素数以外で選ぶ要素は少ない

この項目で紹介したカメラ
¥182,933 (2024/04/19 14:35時点 | Amazon調べ)

ZV-E10

一言で表すと:動画静止画二刀流

特徴

ソニー初となる動画用途に重点をおいたAPSCミラーレスカメラです。

ファインダーを省くなど思い切った造りになっており、その分特にVlogユーザーに響く機能を搭載しています。指向性3カプセルマイクやウィンドスクリーンなどによって、気軽に高音質な動画を撮ることができます。

また、この機種にしか搭載されていない、ワンプッシュでの背景ボケ機能や、前面に出した商品に素早くピントを合わせる商品レビュー機能などが、Vlogユーザーから好評です。

電子補正ですが、手振れ補正アクティブモードも搭載し、自撮りも可能です。

ファインダーがなかったり小型であったりと、静止画をメインに考えている人には他カメラより操作性は劣りますが、画質はα6400とほぼ同じであり、高画質な動画とに静止画をを両方手軽に撮りたいという目的には最適な機種です。

ここがすごい

・10万円を切る低価格
・背景ボケ切り替えや商品レビュー設定などVlogで重宝する機能
・本体だけで手軽に高音質な動画が撮れる

ここはもう一歩

・ファインダーがない、操作ダイヤルが少ないなど静止画には向かない
・ボディ内手振れ補正がない

この項目で紹介したカメラ
2色展開 ブラック/ホワイト
¥74,900 (2024/04/20 19:01時点 | Amazon調べ)

ソニーZV-E10は、こちらの「【10万円で買える】おすすめの安いミラーレス一眼カメラBEST6」でもラインナップしています。動画も静止画も撮りたい方に一番におすすめしています。

α6600

一言で表すと:APSCスター

特徴

ソニーのAPSC機の中では最も高性能な機種です。2420万画素というAPSCには十分な画素数を備え、11fps高速連写にも対応しています。

フルサイズカメラで好評のリアルタイムトラッキングAFも搭載しているため、静止画用途に最適です。

さらにボディ内手振れ補正を搭載しており、APSC機としては最上級の機能を持っていると言っていいでしょう。

重量が500gとフルサイズのα7Cと同じくらいですが、より望遠側を撮りたい人やレンズと併せて小型軽量システムを組みたい人には、APSCをあえて選ぶ理由もありますので、ご自分の用途に応じてα6600かα7Cを比較検討されるといいと思います。

ここがすごい

・フルサイズ譲りの高性能
・ボディ内手振れ補正搭載
・現行ソニー機の中で最も電池持ちがいい

ここはもう一歩

・α7Cと変わらない重量
・APSC機で10万円台後半は高額

この項目で紹介したカメラ

α6400

一言で表すと:家族カメラ

特徴

動画も静止画もしっかり撮れるAPSC普及機です。

ボディ内手振れ補正こそ搭載していませんが、画質や使い勝手は上位機に匹敵する性能を持っています。

APSC機に十分な2420万画素と11fps連写、リアルタイムトラッキングAF、4K30p動画と、兄貴分のα6600やフルサイズ機に引けを取りません。

それでいて価格は10万円前半と求めやすく、コスパがよい機種です。そのため大人気で、全メーカーのミラーレスカメラの中で2021年に最も売れた機種となっています。

💻2021年に最も売れたミラーレスカメラはソニー「α6400」 – デジカメinfo (digicame-info.com)

このように多くの人に売れていることからも分かる通り、一味違う家族写真を手軽に撮るのに適したカメラだと思います。

小型軽量かつ性能も申し分ないので、APSC機を検討する際には必ず選択肢に入れるべきでしょう。

ここがすごい

・10万円台前半の低価格
・上位機に匹敵する申し分ない性能
・約400gという小型軽量
・2021年に最も売れた

ここはもう一歩

・ボディ内手振れ補正がない
・電池持ちが若干心もとない

この項目で紹介したカメラ

ソニーα6400は、別記事「【10万円で買える】おすすめの安いミラーレス一眼カメラBEST6」でもラインナップしています。静止画をメインで撮りたい方に一番におすすめしています。

3.まとめ

本記事では、

・ソニーEマウントカメララインナップの全機種を、価格や用途別に分類したマップ
・各機種の特徴や仕様の詳細

をお伝えしました。

今後も新機種が発表されたら情報を追加していきます。

\ソニーのカメラを安く安心に買う方法/

また他メーカーのラインナップまとめも行っていきたいと思います。

機種の仕様詳細を比較したくなったり、自分に合った機種を探したくなった場合に、ぜひこの記事に戻ってきていただければ幸いです。

他にも、こちらの記事では、子供を撮影するのにおすすめのカメラをご紹介しています。動き回る子供を撮影するのに必要な機能をまとめ、選び方を解説しています。併せてご覧ください。

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