保育園・幼稚園の入園式は、子供が初めて集団生活に入っていく、期待と不安でいっぱいの大事なイベントです。
特に初めての入園式は、親も子供も勝手が分からないものですよね。
この記事ではそんな保育園・幼稚園の入園式の撮影を楽しむため、あらかじめ押さえておくべきコツをご紹介します。
1.保育園・幼稚園の入園式の撮影5つのコツ
入園式の撮影のコツは次の5つです。
- 入園式看板には並ぶので、少し早めに行って撮影
- 入場シーンの一瞬を望遠側で捉える
- 明るいレンズを使い、シャッタースピードを上げてブレないように
- 三脚・一脚は禁止されている場合もあるのでよく確認を
- 桜は開花状況によって当日咲いてないときもあるので、桜を背景に撮りたい場合は別日に撮影しておくとよい
それぞれ説明していきます。
コツ1:入園式看板には並ぶので、少し早めに行って撮影
入園式でぜひ撮りたい、立て看板との撮影。
撮影自体は難しくはないのですが、撮りたい人が多く常に人が並びます。特に式の直前・直後は後ろにたくさんの人が並んでいるプレッシャーの中での撮影となります。
もっと表情を引き出したいのに、後ろの人が気になって2~3回パシャパシャ撮って順番交代、なんてなりがちです。最悪、目つぶり写真やピントがあってなかったりすると後から残念な気持ちになってしまいます。
おすすめは集合時間より少し早めに行って撮ることです。30分程余裕をもって行っておけば大丈夫でしょう。
仮に満足できる写真が撮れなかったりしても、式の後、もう一度撮れるので、失敗がなくなりますよ。
立て看板には早めに行って撮るということを覚えておきましょう。
ちなみに、看板の前に立ってしまうと子供と前後の位置がずれてどちらかがボケやすいので、看板の真横に並ばせて、絞り(F値)はF5.6くらいに絞って撮ると間違いがないです。
コツ2:入場シーンの一瞬を望遠側で捉える
式中は皆前を向いており、子供の顔は見えないので、式で顔の写った写真が撮れるのは入退場シーンのみ。
ですが、入場シーンは一瞬です。順番が先頭でなければ、他の子の入退場で事前に練習しておくことをおすすめします。
- 周りの人にピントが引っ張られないようにAF枠を小さいものにする
- 入退場が始まったらレンズを望遠端にして構える
- 子供の顔が見えたら連写
入場の順番(前の方、後ろの方程度)を覚えておくと、退場の際に心構えができますよ。
コツ3:明るいレンズで、シャッタースピードを上げてブレ防止
式中のホールやその後の教室でのシーンは、室内ということもあり基本的にあまり明るくありません。
ISOはノイズが目立たない6400くらいまで、シャッタースピードは手振れしないように1/60くらいまでに設定し、レンズのF値を下げてなるべく明るく撮ります。
そのため開放F4くらいまでの明るいレンズ(できればF2.8のレンズ)で撮りたいもの。
それでもまだ暗い場合は、ISOを上げてノイズを割り切ります。
シャッタースピードの上限は変えないようにし、ノイズより手振れのほうを抑えましょう。
コツ4:三脚・一脚は禁止されている場合もあるのでよく確認を
幼稚園や保育園のホールは狭いことが多く、この写真のように父兄でぎゅうぎゅう詰めになります。
三脚や一脚が禁止の園も多いです。もし明確に三脚や一脚禁止となっていなくても、避けた方がよいでしょう。
そのためおすすめは手振れ補正付きのカメラです。
メインで使っているカメラはソニーのα7IV 。動画でも手振れしにくいモード搭載により、このような場面での撮影時に助かっています。
コツ5:桜を背景に撮りたい場合は別日に撮影しておくとよい
これは後から振り返っての反省ポイントなのですが、桜は開花状況によって当日咲いていなかったり、雨できれいなバックで撮れなかったりします。桜をバックに撮る際は晴天の週末など、別日に撮りましょう。
我が家の場合、入園日当日がなんと雨でした。
後から見返してもどんよりと暗い写真が多くて残念に思ったものです。これから入園を迎える方はぜひ、別日に桜をバックに撮っておくことをおすすめします。
3年後の小学校の入学式の時はこの時の経験を生かし、しっかり別撮りしました。いい写真が撮れました!
桜と子供の撮影については、こちらの記事でコツをご紹介しています。
以上、入園式での5つのポイントをお伝えしました。
2.入園式撮影におすすめの機材
入園式撮影におすすめの機材はこちらです。
カメラ | ビデオカメラ フルサイズミラーレスカメラ |
レンズ | 24-105mm F4などの標準ズームレンズ |
入園式ではホールや教室など暗い場所で撮ることが多くなるため、なるべく高感度(暗い場所に強い)なフルサイズミラーレスカメラがおすすめです。
またレンズは、広角から中望遠域までカバーした標準ズームレンズをおすすめします。家族写真から入退場シーンまで、被写体距離が変わりますが、式中にレンズを交換するのは手間取るため1本で賄えるレンズが適しています。
式中ずっと動画を撮るにはビデオカメラがおすすめです。
メーカーごとにおすすめ機種をまとめます。
ニコン
※ニコンの家庭用ビデオカメラは無し
ニコン Z6II フルサイズミラーレスカメラ | NIKKOR Z 24-120mm f/4 S Zマウント 標準ズームレンズ |
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フルサイズミラーレスカメラの中では安価なほうだが、手振れ補正がついていたりと大変コスパのいい機種。Zマウントの入門として最適なカメラ。
ニコンのレンズはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
キヤノン
※キヤノンの家庭用ビデオカメラは無し
キヤノン EOS RP フルサイズミラーレスカメラ | RF24-105mm FL IS USM 標準ズームレンズ |
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こちらもフルサイズミラーレスカメラの中では最も安い部類の機種。必要十分な機能を備えており、初心者におすすめの1台。
キヤノンのレンズはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
ソニー
ソニー α7IV フルサイズミラーレスカメラ | FE 24-105mm F4 G OSS 標準ズームレンズ | FDR-AX45 4K 64GB ビデオカメラ |
ソニーストアで見る | ソニーストアで見る | ソニーストアで見る |
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2021年に発売となった最新機能の詰まった万能な1台。特に手振れ補正アクティブモードが優秀で、動画の歩き撮りもできる。
私はα7IV を発売日に購入し、使い倒しています
迷ったらレンタルしてみましょう
短期間しか使わない機材って、買うのはハードル高いですよね。カメラやレンズをレンタルできるサービスを利用するのがおすすめです。
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関連記事:おすすめカメラレンズ機材レンタル比較
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3.まとめ
この記事では、
- 幼稚園・保育園の入園式の撮影の5つのコツ
- 幼稚園・保育園の入園式におすすめのカメラとレンズ
を解説しました。
親子ともに期待と不安でドキドキの入園式ですが、そんな門出の日の表情は後から振り返ってかけがえのない思い出になります。
当日は家族みんなでお祝いして楽しみたいですね。一生に一度しかない大切なイベント撮影の一助になれば幸いです。
この他にも、シーン別撮影テクニックを24イベントと14シーンにわけてまとめています。