こんにちは、しちみです。
ソニーα7Ⅳを既に購入した人はどんなレンズを使っていますか?
これからレンズを検討する方も、キットレンズだけでは物足りないと思われる方もいらっしゃるでしょう。
この時期に、「今」使いたい私に、おすすめの広角レンズは?
その疑問、お答えします!
今回はα7IVだけではなくソニーフルサイズ機のどれに付けるのもおすすめできる、間違いのない広角レンズ3本をご紹介します。
それでは、カメラ歴15年、フォトマスター1級のしちみがお送りします。
1.ソニーα7IVユーザーが最初に買うべき広角レンズ3つ
α7IVユーザーが最初に買うべき広角レンズとして、マストバイなのは次の3本です。
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それぞれのレンズの紹介と、お勧めする理由を述べたいと思います。
FE 20mm F1.8 G|バランスいい広角レンズ
名称 | FE 20mm F1.8 G | 型名 | SEL20F18G |
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対応フォーマット | フルサイズ | 最大撮影倍率 | 0.2倍(AF時)/0.22倍(MF時) |
焦点距離 | 20mm | フィルター径 | Φ67mm |
開放絞り | F1.8 | 手振れ補正 | ー |
最小絞り | F22 | サイズ | Φ73.5×84.7mm |
絞り羽根 | 9枚 | 質量 | 約373g |
最短撮影距離 | 0.19m(AF時)/0.18m(MF時) | 発売時期 | 2020年3月 |
①広角と超広角の間 バランスのいい焦点距離
②印象的な画が撮れるボケと画質
③サイズ重量と価格が魅力的
それぞれ見ていきましょう。
①広角と超広角の間 バランスのいい焦点距離
焦点距離20mmというのは、広角と超広角のちょうど間に位置し、決して広すぎず、狭すぎず、幅広い被写体に対応できるバランスの取れた広角レンズです。
星景、風景、スナップは何でも撮れ、高画素機の特長を生かせば、後から好きな画角に切り出すこともできます。
さらに、真価を発揮するのは動画を撮る時です。
α7IVに搭載されているActive手振れ補正やブリージング補正を使うと、画角が少し狭まります。24mm程度のレンズを使っていると、そういった場合には少し狭さを感じることがあるかもしれません。
この20mmでは、そういった動画の先進機能を使った時に、風景、人物から自撮りまでできる、ちょうどよい画角となります。
開放F1.8という絶妙な明るさも相まって、風景、スナップ、動画用途に特におすすめの1本です。
②印象的な画が撮れるボケと画質
一般的に広角になるほど背景がぼけにくくなります。
ところがこのレンズはF1.8という明るいF値のため、20mmという超広角でも背景を十分ぼかすことができます。ぼけの形状もきれいです。
特に動画を撮るときに、広く撮りながらもある程度背景をぼかした印象的な画が撮れます。
また画質にも定評があり、Gレンズとして誰もが納得のいく解像力を発揮します。
③サイズ重量と価格が魅力的
これだけ広角でF値も明るく、画質レベルも高いのですが、大変軽量コンパクトです。
フィルタ径はΦ67と小さい部類に入りますし、手に持ってみるとその小ささが分かります。カバンの中に追加で1本入れておくのに邪魔になりません。
また、重さは373gと、缶ジュース1本分程度と全く重さを感じない軽量なレンズです。
手持ちで動画を撮る際、軽量コンパクトは大変ありがたいですし、ジンバルを使ってもハンドリングしやすいレンズです。
さらに、価格も10万円台と、これだけ高品質で汎用性が高いGレンズにしては、リーズナブルな価格になっています。
初心者の方にも広角の1本目として十分おすすめできるレンズです。
苦手なシーン・物足りないところ
20mmという超広角域に足を突っ込んだ画角ゆえ、万能とは言えないところがあります。
特に人物撮影の際のバストアップのポートレート撮影は難しいです。そのような撮影がしたい場合は、50mm以上の標準~中望遠レンズを使いましょう。
またスナップも広角すぎて使いどころに悩むことがあると思います。
ただ、あえて広角で撮ることで、標準レンズ(35~50mm)で撮るのとは一味違う楽しみ方が発見できるかもしれません。
このレンズは風景と動画を撮る用途に特におすすめです。
FE 24mm F2.8 G|超小型広角レンズ
名称 | FE 24mm F2.8 G | 型名 | SEL24F28G |
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対応フォーマット | フルサイズ | 最大撮影倍率 | 0.13倍(AF時)/0.19倍(MF時) |
焦点距離 | 24mm | フィルター径 | Φ49mm |
開放絞り | F2.8 | 手振れ補正 | ー |
最小絞り | F22 | サイズ | Φ68×45mm |
絞り羽根 | 7枚 | 質量 | 162g |
最短撮影距離 | 0.24m(AF時)/0.18m(MF時) | 発売時期 | 2021年4月 |
①小型軽量
②24mmの定番の画角と使い慣れたF2.8
③作りの精緻さ
それぞれ見ていきましょう。
①小型軽量
このレンズの最大の特長です。
Φ49というほぼ最小のフィルタ径、たった45mmという全長、162gという重量。付けていることを忘れるくらいの小型軽量レンズです。いわゆるパンケーキレンズと言ってもいいくらいのサイズ重量です。
それでいて、24mmF2.8という広角で明るいレンズ。
α7IVはもとより、より小型のα7cやAPSCボディにもフィットします。また手持ち動画でも特に使いやすい重さです。
②24mmの定番の画角と使い慣れたF2.8
24mmという画角は、風景からポートレートまで幅広く使える定番の画角です。少し狭さを感じるかもしれませんが、星景や風景にも十分使えます。
いわゆる標準ズームレンズと言われる24-70mmや24mm-105mmの広角端と同じ画角ですので、使い慣れた構図のイメージしやすい画角と言えるでしょう。
一方F2.8という明るさも、単焦点レンズとしては少し物足りなさも感じるかもしれませんが、ズームレンズでF2.8は大三元レンズに相当する最も明るい部類になります。
高級ズームレンズの広角側をこのサイズと軽さで持ち運べると考えると、このレンズの存在意義が分かるのではないでしょうか。
③作りの精緻さ
この重量、値段からは考えられないくらい作りがしっかりしています。
外装はすべて金属で、フードも金属を使っているなどのこだわりよう。この小さなサイズに、ピントリングと絞りリングを搭載し、さらにGレンズに備わっているフォーカスホールドボタンやクリック切り替えなど、すべての機能を詰め込んでいます。
所有欲を満たす作りの精緻さが魅力の一つです。
苦手なシーン・物足りないところ
サイズ重量と作りの良さなど特徴も多いレンズですが、こと画質や写りに関してはあまり尖ったところのない優等生的なレンズといえるかもしれません。
その他のレンズに遜色は無いのですが、一方で尖った点もあまりないので、写りに個性を求めたい方は物足りなさを感じるかもしれません。
気が向いたときにパシャリと撮るスナップ的な使い方をする常用レンズとしておすすめです。
FE PZ 16-35mm F4 G|超広角ズームレンズ
名称 | FE PZ 16-35 mm F4 G | 型名 | SELP1635G |
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対応フォーマット | フルサイズ | 最大撮影倍率 | 0.23倍 |
焦点距離 | 16-35mm | フィルター径 | Φ72mm |
開放絞り | F4 | 手振れ補正 | ー |
最小絞り | F22 | サイズ | Φ80.5×88.1mm |
絞り羽根 | 7枚 | 質量 | 353g |
最短撮影距離 | 0.28m(W)-0.24m(T) | 発売時期 | 2022年5月 |
①動画はもちろん静止画でも使いやすいパワーズーム
②とにかく小型軽量
それぞれ見ていきましょう。
①動画はもちろん静止画でも使いやすいパワーズーム
パワーズームとは、電動ズームのことで、電気的にズームをすることです。通常のズームレンズはリングを回すことで機械的にズームをしますが、このレンズXAリニアという高効率なアクチュエータでズームを動かします。
このパワーズームのため、動画撮影中でも一定の速度で静粛にズームすることができます。
また、ズームスピードは速い速度から遅い速度まで8段階に変えることができ、様々なズーム表現が可能です。
操作は通常のズームリングもありますが、それに加えてズームレバーがついており、指1本での素早いズームが可能です。
このため静止画でもストレスなくズームすることができ、動画を撮らない人にもおすすめのレンズです。
②とにかく小型軽量
このクラスでは圧倒的に軽量な353gを実現しています。
α7IVとの組み合わせでも1kg程度しかなく、片手で持つこともできます。
手持での長時間の動画撮影も苦にならず、ジンバルでも使いやすい軽さです。
これくらいのサイズ重量だと、使うか分からないけれどかばんの中に入れて出かけるということが苦ではなくなるので、表現の幅を広げるという意味でも初心者からステップアップしたい方にお勧めのレンズです。
苦手なシーン・物足りないところ
F4という少し暗めのスペックの為、夜景や星景など暗いシーンでは使いにくさを感じることがあるかもしれません。
超広角ということで、それらのシーンを撮りたくなることも多いと思いますので、三脚を使うなど工夫が必要です。
一方、日中の風景やある程度明るい建築物撮影などは問題なく対応できるので、旅行や登山などコンパクトさを優先したい場合には重宝するレンズだと言えます。
2.まとめ
この記事では、α7IVユーザーへぜひおすすめしたい広角レンズをご紹介しました。
と特徴の違う3本をご紹介しました。
まずはご自分の用途に合わせて1本買ってから、不足を感じたら追加で揃えていくという方法をおすすめします。
1本1本のレンズをじっくり使ってみることで自分の撮影スタイルが分かってきたり、レンズの特徴が分かってきて、楽しみが広がっていきます。
レンズも奥が深い世界です。
今後、超広角や望遠域など焦点域の違うレンズや、もっと明るい大口径レンズなども紹介していきたいと思います。
迷ったらレンタルしてみる
カメラやレンズはそれなりにお値段がしますから、いきなり買うのは少しためらってしまいますよね。店頭でも少しはさわることができますが、外へ持ち出したり、我が子をどんな風に撮れるのか、買う前に試してみたいと思いませんか。
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関連記事:おすすめカメラレンズ機材レンタル比較
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α7IV のソニーEマウントに対応したレンズを多数取り扱っているよ
まずは試しに、いっぱい使ってみることをおすすめします。