ピークデザインの「アンカーリンクス」は、ストラップの着脱が一瞬でできると評判のアダプターです。
フォトグラファーたちがこぞって使う人気のアンカーリンクスを、私も愛用しています。
この記事でピークデザインのアンカーリンクスの詳細レビューと使い方を読めば、撮影体験が一気に快適になります。
カメラ歴15年でフォトマスター1級のしちみがお送りします。
1.ピークデザイン アンカーリンクスはストラップの着脱が一瞬でできるアダプター
「ピークデザイン」はアメリカのカメラアクセサリー会社が提供するブランドで、カメラ愛好家には定番ともいえるほど人気のブランドです。
peak design(ピークデザイン)は、2010年にアメリカのキックスターターで資本募集を成功させ、その秀逸な機能美で世界中のアウトドアフォトグラファーに認められたブランドです。
Peakdesign(ピークデザイン) | NikonDirect
そしてアンカーリンクスとは、そのピークデザインがつくった、カメラのストラップを簡単に取り外しできるようにするためのアダプターです。
発売以来好評で、フォトグラファーが集まると、かなりの確率でアンカーリンクスを目にすることでしょう。
いまでは安い模倣品も数多く出回っていますが、作りの良さや耐久性では本物に比べて不安が残ります。
実績のあるピークデザインのものを使うことを強くおすすめします。
アンカーリンクスは、アンカーとハウジングの2つのパーツからなり、アンカーをカメラに、ハウジングをストラップに取り付けます。
アンカーとハウジングはワンタッチで取り付けと取り外しができます。後ほど詳しくご説明します。
2.ピークデザイン アンカーリンクス詳細レビュー
それではピークデザイン アンカーリンクスの詳細をレビューします。今回はニコンとコラボした黄色を入手しました。仕様は他の色も同様です。
内容物
おしゃれな箱に入っていました。
箱の蓋はマグネットで固定されるタイプです。凝っていますね。
箱の中身は、以下のものです。
- アンカー ×4
- ハウジング ×2
- ピークデザインのロゴのシール
写真左側のハウジングはスナップのばねのところが金属でできています。作りがしっかりとしていて、大きさの割に重厚感があります。
ピークデザインのロゴのみ入っています。コラボしているとはいえ、ニコンのロゴ等は入っておらず控えめなので、どのメーカーのカメラにつけても違和感がないです。
耐荷重90kgで丈夫
写真右側のアンカーは、ワイヤーが耐荷重90kgあり、丈夫な作りです。
ワイヤーの太さは約2mmあります。
耐久性はまだ分かりませんが、ワイヤーはほつれてきて中の黄色い部分が見えてきたら交換が必要とのことです。
交換時期が分かりやすくなるよう色で工夫しているのはいいですね。安心感があります。
ちなみに、1年程度ではまだ全然大丈夫です
背面です。
ハウジングの上部にはストラップを取り付ける横長の穴が2種類空いています。
短い穴が約12mm、長い穴が約20mmあり太さの違う2種類のストラップを付けることができます。
付け方は一瞬で安定感あり
アンカーをハウジングに取り付ける際は、押し込みながらスライドするように動かします。一瞬で装着できます。
正しくはまるとパチッと音がし、遊びなく固定されており、安定感があります。
動画で、取り付け、取り外しの動作をご覧ください。
カメラに取り付けてみます。
まずニコンZ50につけてみました。
アンカーは三角環を外した穴には直接通すことはできませんでした。
三角環ごしにZ50に取り付けたところです。
取りつけ作業は一瞬で終わります。
次にハウジングをストラップに取り付けます。
Z50に付属のストラップは短い穴にぴったりの幅でした。
取り付ける際は、「ニコン巻き」をおすすめします。
ストラップの端部が外に出っ張らないため、扱いやすくなります。
アンカーをハウジングに取り付けてみました。
安定感があり使いやすそうです。
α7IVにも取り付けてみました。
こちらも、しっかりとアンカーが固定されており、安心感があります。
ストラップ着脱がノンストレスになる
ストラップ有り無しで撮り比べてみました。
↓ストラップを取り付けた状態
普段この状態で撮っていたのですが、よくストラップが両方の手にあたるので、気になることがありました。
特にとっさに握った時に、右手がストラップに邪魔され、AF-ONボタンやシャッターボタンを押す動作を阻害することがあるのがストレスでした。
↓ストラップを取り外した状態
ストラップを外すと、アンカーも手に当たることなくスムーズに握ることができます。
とても使いやすくなりました。
特に恩恵を感じるのが手持ち動画撮影時です。
↓ストラップを取り付けた状態
バリアングル液晶を引き出した時に、液晶画面とストラップが重なって画面が見えづらくなるのが大きなストレスでした。
↓ストラップを外した状態
アンカーリンクスを使うことで、このストレスから解放されます。
大変素晴らしい!
外したままでは落としかねないので、付け替えできるリストストラップも別売しています。
移動しながらの撮影時はネックストラップで首から下げて、撮影スポットに着いたらアンカーシステムでさっと取り外してリストトラップに付け替え、手持ちして撮るのが良さそうです。
おすすめの使い方
アンカーリンクスは、ハウジング2個に対して、アンカーが4個入ってるため、アンカーが2個余ります。
カメラを2台お持ちの方は2台で1つのストラップを付け換えてもいいですが、通常はカメラ1台に1つのストラップを付けるため、どうしてもアンカーが余る場合が多い気がします。
そこで余ったアンカーの有効活用を考えてみました。
サブカメラのコンデジに付けてみる
コンデジにはストラップホールはあるものの、小さいため、スマホ用のストラップを付けるのが限界でした。
100円ショップでも売っている細めの中間リングを介することで、アンカーを付けることができます。
こうすることで、サブカメラのコンデジを簡単に首から掛けることができるようになります。
おすすめの使い方です。
ガンダムに付けてみる
ガンプラにはまった息子がお出かけの際、ガンプラを持ち歩きます。
アンカーリンクスを使うことで、持ち運びも取り外して遊ぶのもやりやすくなりました。
・・・すごく贅沢な使い方なのに、心なしかガンダムが哀れに見えるのは気のせいでしょうか。
やっぱりカメラにつけますぅー
3.ピークデザイン・アンカーリンクスのカラーバリエーション
アンカーの周りには特徴的な配色がなされており、基本のセットは赤色です。
アンカーのみの黒色も売られています。
ニコンとコラボした黄色もあります。
直営店のPeak Design Tokyoでは白も売られているとのこと(店頭限定)。
また、かつてはカメラアクセサリー代理店の銀一とコラボした青色もありましたが、現在は売られておらず、プレミアがついています。
Peak Designの青いアンカーリンクスが登場 – デジカメ Watch (impress.co.jp)
4.まとめ:アンカーリンクスを使うと撮影時のストラップ着脱はノンストレスになる
この記事では、
- ピークデザインアンカーリンクスの詳細
- ピークデザインアンカーリンクスの使用感とおすすめの使い方
をご紹介しました。
アンカーリンクスを使うことで、撮影時のちょっとしたストレスが一気になくなって、とても気持ちよく撮影することができるようになりました。
家に帰ってカメラを保管する際も、棚に置いておくのにストラップを持て余していましたが、ストラップを外してきれいに整列させることもできるようにもなります。
簡単にストラップを取り付けて、取り外せるようになるため、カメラ以外の使い方も広がるかも(?)
大変便利ですので、ぜひあなたもピークデザインのアンカーリンクスを使ってみてください。