年末休みにα7IV を携えて鹿児島県鹿児島市内のフォトスポット巡りを行いました。
道中の写真を気軽に撮るため、あえて車は調達せず、シェアサイクルと公共交通機関を駆使して巡りました。
1日という限られた時間の中で最大効率を目指したので、時間に追われながらも、満足のいく観光となりました。
α7IVで撮った鹿児島の風景をお楽しみください。写真はRAW現像でノスタルジックな色合いにしてみました。
それでは、カメラ歴15年、フォトマスター1級のしちみがお送りします。
目下ご検討の方には、こちらのα7IV長期レビューの記事もおすすめです。
1.α7IVで綴る鹿児島市内フォトスポット巡り
撮影機材
カメラ:α7IV
レンズ:FE 24-105mm F4 G OSS
1-1.計画編 10:00
当日は快晴、絶好の写真日和でした。
鹿児島中央駅のスタバで計画を立てます。
シェアサイクルを使って、以下を巡るのが目標です。
・西郷銅像
・城山
・桜島
・仙厳園スタバ
桜島って有名だけど遠そう!
そう思いますよね
この時は1日で回り切れるか半信半疑でしたが、とりあえず行ってみようということで出発しました。
それぞれのスポットでの到着時刻を入れてご紹介します。
1-2.鹿児島中央駅 10:30
スタバを出たところを正面から1枚。
超広角レンズで駅と観覧車を1枚に収めました。
夜は見ませんでしたがイルミネーションが設置してあるようですね。
駅ビルを横からパシャリ。
この裏に古くからある商店街。一番街の入り口がきれいなビルになっていました。
奥の方は昔ながらの風景が残っていました。
電車通りを渡って中央駅全景をパシャリ。
中央駅周辺はビルが増えています。
1-3.かごりん 10:45
鹿児島の交通機関と言えば、鹿児島市が運営する路面電車の市電ですが、今日は乗りません。
オレンジと緑の車体はレトロでいい雰囲気を出してますね。
さて、今日市内を巡るのはこちらのかごりんです。
【公式】鹿児島市コミュニティサイクル「かごりん」 (kys-cycle.jp)
携帯番号だけでその場で登録でき、30分以内であれば24時間何度でも無料で利用できます。
鹿児島市内中心部だけですが25か所のポートがあり使いやすいです。
サステナブル!
ただ、最初の30分を超えると30分に付き100円の追加料金がかかります。今回はこまめにポートに返却して使っていきます。
このシステムのために、移動手段が格安となった反面、ポートを探して時間に追われることになってしまいました笑
いよいよ自転車に乗り出発します。
1-4.銅像巡り 11:00
中央駅から天文館に向かう途中、高見橋のたもとに大久保利通像があります。知らないと見逃してしまうので注意して探してみてください。
大久保利通が青空に映えますね。
銅像でもα7IVはしっかり瞳認識していて驚きました。
天文館を抜けて中央公園の裏には、おなじみ軍服の西郷隆盛像があります。
近寄ってもありきたりな画しかとれないので、あえて離れて撮ってみました。
道路を挟んだ手前に西郷像を記念写真が撮れる台が設置してあり、そこに西郷隆盛が飼っていた犬、ツンがいました。
ツンと飼い主の西郷隆盛を一緒に収めてみます。
1-5.天文館 11:20
おなじみ鹿児島市の繁華街、天文館です。
旧タカプラ側はビル建設中ということもあり、だいぶお店が減った印象です。
以前は映画館もあり賑わっていたのですが、
パチンコ屋とゲームセンターと一部飲食店しかなくなっていました。
この通りの一番奥にかき氷の白熊で有名なお店、むじゃきがあります。
旧タカプラの改装工事が終わればまた賑わいを取り戻すでしょうか。
鹿児島のカメラ店と言えば天文館にあるカメラのナニワです。
ちょっと寄ってみましたが、中古カメラ、レンズの品揃えも豊富でした。
1階の西郷看板が鹿児島らしさを出してます。
1-6.ラーメンバガボンド 11:40
お昼時になり、桜島を目指す前に腹ごしらえです。
市役所近くでラーメン屋を検索したところこのお店がヒット。
まだ開店間際だというのに並んでいる人がいました。
つけ麺が有名だそうですが、今回は基本のラーメン800円を注文。
いわゆる“鹿児島ラーメン”ではなく、濃厚魚介系のラーメンでした。
豚トロチャーシューとまろやかな濃厚スープが絶品です。
店主が東京の麺屋武蔵で修業したとのことで納得の味でした。
次回は太麺のつけ麺、ぜひ食べてみたいです。
1-7.桜島フェリー 12:00
市役所前からフェリー乗り場に移動し、桜島フェリーに乗り込みます。
料金は片道大人一人200円。
桜島側での支払いになるので、鹿児島側では切符など不要で、止まっているフェリーに直接乗り込みます。
15分おきに便があるので、待ち時間も短く気軽に桜島へ行けます。
ちなみに車を乗せると片道1000円程度かかるので、車は港に置いて桜島では周遊バスを利用したほうが安く済みます。
いよいよ出港です。右側の屋根が特徴的な建物は、人気の水族館です。
桜島フェリーの名物のうどん屋さんです。
乗船時間15分しかないので、注文すると急いで食べることになりますが、それもまたここでしか味わえない魅力ですね。
ちなみに、かけうどん500円です。場所柄、ちょっとお高め。
今日はラーメン食べたばかりなので遠慮しておきます。
船先から撮った桜島です。
港が近づいてきました。
桜島は遠くで見ても迫力がありますが、近づくとさらに迫力ありますね。
この後、この写真の少し左側の中腹にある展望台まで上ります。
1-8.湯之平展望所 13:20
桜島内の移動は周遊バスのサクラジマアイランドビューを利用します。
1日乗車券が大人一人500円です。一度途中下車するなら1日乗車券がお得です。
途中で桜島にまつわる資料館や長渕剛のモニュメントなど見どころを通って、目的地の展望台を目指します。
見どころが多く、時間があれば桜島に1日滞在できそうです。
フェリー港から40分くらいかけて湯之平展望所に着きました。
30分後の次のバスまで眺めを満喫します。
火口までかなり近い場所で迫力がものすごいです。
展望所から近い左側の北岳は休眠しています。
右奥の南岳が火山活動が盛んでこの日も静かに白煙を上げていました。
望遠レンズで寄ると山肌のゴツゴツとした造形が手に取るように見えます。
南側です。
太陽の光芒を出して撮りました。
望遠でアップにすると遠くの開聞岳が見えました。薩摩富士とも呼ばれる、三角推がきれいな山です。
鹿児島市街地側です。
真ん中に城山観光ホテルが見えますね。
こうしてみると、桜島と鹿児島市はだいぶ近く見えます。
少し北に目をやると、丘陵地帯となっています。吉野公園の方角です。
鹿児島市も意外と平地は少なく、すぐ山が迫っていることが分かります。
迫力のある桜島と鹿児島の景色を満喫して次のバスで港に戻りました。
1-9.溶岩なぎさ公園 14:20
フェリー港から徒歩10分で行ける溶岩なぎさ公園に行ってみました。
この公園には足湯がありいつでも無料で利用できます。全長約100mと、日本最大級の足湯だそうです。
地下1,000mより湧出する天然温泉
カメラを見た外国人観光客が、撮ってくれというので撮ってみました。
一眼カメラをぶら下げているとよくこういう場面に出くわしますね。
この日は快晴で暖かかったので、足湯は10分くらいで十分あったまりました。
この後、一路フェリーに乗って鹿児島市内へ戻ります。
1-10.仙厳園スタバ 15:30
ここからが今日のハイライトです。薩摩藩主島津氏の別邸・大名庭園である仙巌園…に隣接するスタバを目指します。
フェリー港の自転車ポートから仙厳園まで行って帰ってきて、果たして追加料金なしでいけるか?
結果的には、距離的に全面降伏でした。
フェリー港から仙厳園まで自転車を飛ばしても25分くらいかかりました。
仙厳園の手前ですぐ見つかりました。
最近鹿児島で話題のおしゃれスタバ。登録有形文化財「旧芹ケ野島津家金山鉱業事業所」をリノベーションした店舗だそうです。
島津家紋がいい味を出してますね。
レトロな内装も堪能したかったのですが、激混みでした。
中身は特に変哲の無い普通のスタバなので、並んでまで飲むことはあきらめました。(自転車の時間も気になるので…)
代わりに近くのセブンイレブンでコーヒーを買って休憩。
スタバの隣に薩摩切子の工場があり、誰でも見学できるようになっていました。時間があればゆっくり見たかったですね。
この後、鹿児島駅のポートを目指してまた自転車飛ばしました。鹿児島駅が工事中でポートがすぐに見つからず焦りましたが、なんとか最小限の追加料金でおさまりました。
往復ぎりぎり1時間で、追加料金は100円。
1-11.城山展望台 16:40
日が落ちてきて暗くなる前に城山展望台を目指します。
徒歩や自転車で行くルートもいくつかあるのですが、今回は最短の照国神社の裏側の階段を上るルートにしました。
ただ、このルートは思ったより急勾配です。
上っている途中は若干後悔…。
階段数百段分をなんとか登り切りますが、距離は短い分、所要時間も短く、おそらく20分くらいで上れたと思います。
展望台からの眺めです。観光案内でよく見る写真が撮れる、桜島観賞スポットです。
夕日に照らされた市街地と桜島が映えます。
桜島に圧倒されて動けないカップルを入れてパシャリ。
最後はしっかりとベストな構図で桜島を収めてました。白煙も。
城山を下りるとちょうど日が沈む時間帯。
1-12.天文館公園 18:00
ちょうどポスターで見かけ、天文館公園でイルミネーションのイベントをやっていることを知りました。
18:00から点灯とのことだったので、天文館をぶらぶらして時間を潰します。
18:00前になると寒い中たくさんの人が集まっていました。
いよいよ点灯です。
公園内に光のオブジェが設置されて壮観でした。
光のドームやアーチがあります。
並木もライトアップされ公園全部がイルミネーションの世界になっていました。
なぜかいた、ご当地人気キャラクター薩摩剣士隼人。
そしてこちらを見ている。
光の剣士
玉ボケを敢えて出してみたりとイルミネーションを撮る練習をしてみました。
寒かったので、20分くらいで退散となりました。
これで鹿児島市内フォトスポット巡りは終了です。帰路につきました。
2.まとめ
この記事では、車無しでの鹿児島市内フォトスポット巡りをご紹介しました。
今回の行程と費用を時系列にまとめます。
- 10:30中央駅スタバを出発
コーヒー360円
- 10:45かごりん乗車
かごりん基本料金200円+追加料金100円
- 11:00銅像巡り
- 11:20天文館
- 11:40市役所近くのラーメンバガボンド
ラーメン 800円
- 12:00桜島フェリー乗船
フェリー往復 400円
- 13:20湯之平展望所
桜島内バス 500円
- 14:30溶岩なぎさ公園
- 15:30仙厳園スタバ
コンビニコーヒー100円
- 16:40城山展望台
- 18:00天文館公園イルミネーション
- 18:20終了
Total 2460円
ほぼ写真撮影と移動だけですが、なかなか充実した1日でした。
今回は定番の観光写真が撮れるスポットを巡りました。
まだまだ見どころが多いので、機会があればまた他のフォトスポット巡りをやってみたいと思います。
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