2022/11/25にソニーαシリーズの新機種α7RVが発売されました。
私も普段α7IVを使って動画や静止画を撮影しているので、3年ぶりに更新された高画素機Rシリーズの新機種α7RVの存在はかなり気になり、実機も見てきました。
そこで、α7RVの特徴や口コミや評判を徹底的に調べ上げました。
- α7RVは、先代のα7RIVと比べて何が変わった?
- α7IVやα1と比べてどうなのか?
- 果たして買いなのか?
ソニーα7RVを徹底レビューします!
また、現在α7RV購入者限定レンズキャッシュバックキャンペーン(~2023年3月27日(月))も行われています。中でもおすすめのレンズを併せてお伝えします。
(こちらをクリックして先におすすめのレンズを見る)
それでは、カメラ歴15年でフォトマスター1級、しちみがお送りします。
1.【ソニーα7RV】α7RIV/α7IV/α1との仕様比較と特徴
α7RV外観
α7RV実機をさわってきました。
レンズFE 50mm F1.2 GM装着時の正面外観です。ちょうど隠れてしまいました(そこが肝心なのに!)
右肩のバッジはシリーズ続き番号(IVとかVとか)が省略され、「α7R」表記のみが入っています。
普段α7IVを使っています。握った感触はα7IVとほとんど同じと考えて違和感ありません。
グリップの深さが深く、小指がしっかりかかるため、総じて握りやすいと感じます。片手でも安定して握ることができます。
上側のSLOT1、下側のSLOT2ともに、CFexpress typeAとSDカードのダブルスロットに進化しています。蓋はしっかり開き、差しにくさもないでしょう。
パネル蓋を一部開けたところです。
パネル蓋はすべてしっかり開くため、使いやすいです。
画面越しの液晶で見るだけでも思う。きれい。色が深い。
もちろんレンズがいいってのもあるはずですが、α7IVと外観そっくりな中で、撮った画だけ違う。ほしくなっちゃう。高い。
なお、同行者に激しく動いてもらい動画でも撮ってみましたが、体感としては顔・瞳をとらえるスピードが速いと感じました。なぜSDカードを持参しなかったんだとひとしきり後悔。
画質・オートフォーカスの性能向上については後ほど説明します。
普通にバリアングル式のように使えますが、なんと・・・!
液晶パネルがαシリーズ通して初採用の、4軸マルチアングル液晶モニターになりました。
さらにチルト式のように引き出すことができます。従来のソニーのチルト式と比べると、若干固い?(慎重に動かしたためかもしれません)
ローアングルから撮る際や、縦撮りなど、活躍しそうです。
動画ボタンとC1ボタンの位置が変わりました。動画ボタンが押しやすくなりました。
さらに、静止画/動画/S&Qモードダイヤルが独立。静止画と動画を頻繁に切り替える方には便利です。
電池は旧機α7RIVと同じです。
店舗での実機体験を通して
15分使わせてもらえて、難しいことは聞かれず、質問があれば専門のスタッフさんがしっかり答えてくださいます。
店内での撮影となるため外と同様にはいきませんが、鳥(動くモビール・写真)、動物の置物、植物(造花)などおいてあり、レンズも数パターン用意されています(途中で交換できるかは不明)。
お近くにソニーストアがある方は、ぜひ行ってみることをおすすめします。
≫ソニーストアでα7RVの店舗での体験予約方法を見てみる
自前のSDカードを忘れずに!
次からは、ソニーα7RVの特徴を他機種と比較しながら見ていきましょう。
仕様比較
α7RVの仕様をα7RIV、α7IV、α1と比較します。
製品名 | α7RV | α7RIV | α7IV | α1 |
kakaku.com最安価格(※) | 店頭予想価格560,000円前後 | 294,999円 | 295,000円 | 728,000円 |
発売日 | 2022/11/25 | 2019/9/6 | 2021/12/17 | 2021/3/19 |
撮像素子 | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ |
撮影感度 | 標準:ISO100-32000 | 標準:ISO100-32000 | 標準:ISO100-51200 | 標準:ISO100-32000 |
ローパスフィルターレス | 〇 | 〇 | – | 〇 |
記録フォーマット | JPEG/RAW/HEIF | JPEG/RAW | JPEG/RAW/HEIF | JPEG/RAW/HEIF |
有効画素数 | 6100万画素 | 6100万画素 | 3300 万画素 | 5010万画素 |
製品名 | α7RV | α7RIV | α7IV | α1 |
ピクセルシフトマルチ撮影 | 〇 | 〇 | ー | 〇 |
連写撮影 | 最高約10コマ/秒 | 最高約10コマ/秒 | 最高約10コマ/秒 | 最高約30コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000-30秒 | 1/8000-30秒 | 1/8000ー30秒 | 1/32000-30秒 |
液晶モニターサイズ | 3.2型(インチ) | 3型(インチ) | 3型(インチ) | 3型(インチ) |
液晶モニタードット数 | 約210万ドット | 約236万ドット | 約104万ドット | 約144万ドット |
ファインダーサイズ | 0.64型 | 0.5型 | 0.5型 | 0.64型 |
ファインダードット数 | 約944万ドット | 約576万ドット | 約369万ドット | 約944万ドット |
ファインダー倍率 | 0.9倍 | 0.78倍 | 0.78倍 | 0.9倍 |
ファインダー視野率(上下/左右) | 100/100 | 100/100 | 100/100 | 100/100 |
製品名 | α7RV | α7RIV | α7IV | α1 |
専用電池型番 | NP-FZ100 | NP-FZ100 | NP-FZ100 | NP-FZ100 |
撮影枚数 | 液晶モニター使用時: 約530枚 | 液晶モニター使用時:約660枚 | 液晶モニタ使用時:580枚 | 液晶モニター使用時: 約530枚 |
スロット | ダブルスロット 1:SD/CFexpress 2:SD/CFexpress | ダブルスロット 1:SD 2:SD | ダブルスロット 1:SD/CFexpress 2:SD | ダブルスロット 1:SD/CFexpress 2:SD/CFexpress |
防塵・防滴 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
手ブレ補正効果 | 8段 | 5.5段 | 5.5段 | 5.5段 |
可動式モニタ | 4軸マルチアングル液晶 | チルト液晶 | バリアングル液晶 | チルト液晶 |
インターフェース | マイクロUSB、USB Type-C、HDMI | マイクロUSB、USB Type-C、HDMI | マイクロUSB、USB Type-C、HDMI | マイクロUSB、USB Type-C、HDMI |
AFセンサー測距点 | 693点 | 567点 | 759点 | 759点 |
被写体認識AF | AI認識 人物 / 動物 / 鳥 / 昆虫 / 車・列車 / 飛行機 | [静止画] 人物/動物 [動画] 人物 | [静止画] 人物/動物/鳥 [動画]人物/動物/ 鳥 | [静止画] 人物/動物/鳥 [動画]人物 |
製品名 | α7RV | α7RIV | α7IV | α1 |
動画記録画素数 | 8K24p 4K60p | 4K30p | 4K60p | 8K30p 4K120p |
ファイル形式 | XAVC S/XAVC HS | XAVC S/AVCHD | XAVC S/XAVC HS | XAVC S、XAVC HS |
映像圧縮方式 | MPEG-4 AVC/H.264 MPEG-H HEVC/H.265 | MPEG-4 AVC/H.264 MPEG-4 AVC/H.264 | MPEG-4 AVC/H.264 MPEG-H HEVC/H.265 | MPEG-4 AVC/H.264 MPEG-H HEVC/H.265 |
動画最長記録時間 | 約150分 | 約170分 | 約175分 | 約150分 |
動画最大ビットレート | 600Mbps | 100Mbps | 600Mbps | 600 Mbps |
重量 | 723 g | 665g | 658 g | 737g |
幅x高さx奥行き | 131.3×96.9×82.4mm | 128.9×96.4×77.5mm | 131.3×96.4×79.8mm | 128.9×96.9×80.8mm |
その他特徴 | 裏面照射CMOS リアルタイム認識AF リアルタイムトラッキング フルタイムDMF機能 手振れ補正アクティブモード レンズ・ボディ協調手振れ補正 ブリージング補正 フォーカスマップ クリエイティブルック S-Cinetone 新メニュー | 裏面照射CMOS リアルタイム瞳AF リアルタイムトラッキング | 裏面照射CMOS リアルタイム瞳AF リアルタイムトラッキング 手振れ補正アクティブモード ブリージング補正 フォーカスマップ クリエイティブルック S-Cinetone 新メニュー | 積層型CMOS リアルタイム瞳AF リアルタイムトラッキング 手振れ補正アクティブモード クリエイティブルック S-Cinetone 新メニュー |
ソニーα7RVの特徴
α7RVは先代のα7RIVと比べると次の3つが大きな進化点です。
手振れ補正段数が8段に
α7RVの手振れ補正はα史上最高のボディ単体で8段を実現。さらに、初めてレンズとボディの協調手振れ補正も可能になりました。(クリックして対応レンズなど詳細へジャンプ)
微細なブレを検出し補正する新アルゴリズムと、6100万画素イメージセンサーの持つ高解像性能で、被写体をよりはっきり捉えることができます。
ちなみに先代のα7RIVも含めて、ソニーのカメラのこれまでの最高段数は5.5段でしたので、一気に2.5段分も手振れ補正性能がアップしました。
初採用4軸マルチアングル液晶モニター
液晶モニターにソニー独自の4軸マルチアングル式を新搭載。これまで「チルト式」か「バリアングル式」の2択でしたが、その両方のメリットを組み込んだ新たな形に。
これにより、カメラ背面に対して上下にチルト、横に180度開く上、オープン状態では270度まで回転できるようになっています。
動画も静止画もどちらも使いやすい画期的なモニターになりました。
新次元のAI認識オートフォーカス
新開発のAIプロセッシングユニットの搭載により、人間の骨格から予測をし、顔認識、瞳認識できるようになりました。これにより被写体の認識力がα7RIVより60%アップ。検出範囲も拡大しています。
サングラスをかけての撮影。帽子を目深にかぶっての撮影。いずれも瞳は隠れていますが、AIにより認識可能にしています。
これまでもソニーの瞳認識AFは定評がありましたが、さらに飛躍的に認識率がアップし、新次元のAFが実現されています。
2.ソニーα7RVの口コミ・評判を徹底レビュー
先行レビューをした人からの口コミ・評判で気になるものをピックアップしてみます。
ここがGood
結果として、スマホで見るぶんであれば400mm シャッタースピード1/15の手持ち撮影が可能でした。拡大してみるとブレはあるのですが、大きく表示しない・大判印刷をしないのであれば許容範囲。
引用:https://www.gizmodo.jp/2022/10/sony-a7rv-ibis.html#cxrecs_s
これは70mm域で1/25。気を抜いて撮るとブレる域です。でも片手で撮ってもつぶらな瞳にピントばっちり。
引用:https://www.gizmodo.jp/2022/10/sony-a7rv-ibis.html#cxrecs_s
昨日発表のあったデジタル一眼カメラα(アルファ) 商品体験会に行ってきました。
— しみずとおる (@shimizuphotos) October 27, 2022
ボディーはα7IVよりちょっと厚みがあるが、構えたときに違和感はない!
AIを使ったAF(追従性)はあらゆる被写体で文句なし!#SONY#α7RV#ILCE7RM5 pic.twitter.com/eG134Jhz9I
続き
— りょう*池ハロ (@ryo_872465) October 27, 2022
専用チップも搭載された
AI を使用したAF
流石の認識率✨📷
α1は手前のオブジェクトにフォーカス引っ張られてるけど
α7RVはしっかり人、顔を掴んでます#α7RV #α1 https://t.co/EQUrsiRUZW pic.twitter.com/ok13bm0YYU
ここが気になる
動画は8KとオーバーサンプリングのAPS-C 4Kでは、かなりのローリングシャッター歪みが見られる。全幅読み出しの4Kでは少し改善するが、クロップされた4K60pモードのみ、ローリングシャッター歪みが適切に抑えられている。
引用:https://digicame-info.com/2022/10/7r-v-11.html
α7R V と α7R IV
— 写真家 横田裕市 (@yokoichi777) October 27, 2022
50mm f2.8 1/250s ISO640
同じ設定で撮ってみました。
同じ約6100万画素ですが
画像処理エンジンがパワーアップとのこと
作例ショボくて申し訳ないですが
出てくる絵に如実に差を感じるのってどういう時だろう。。
どちらが #α7RV か、言われたらなるほどーという位の僅かな差。 pic.twitter.com/VH0jPXBxmI
α7RVとα7RIVは画像センサー自体は変わっていないと言われています。画質の差は小さい画面上では識別しにくいようです。
また高画素機では仕方がない面もありますが、動画のローリングシャッター現象(こんにゃく現象)はそれなりに出てしまうようです。とはいえ4K60pではそこまで気にならないとも。
α7RVで大幅進化したAI認識AF、8段手振れ補正、4軸マルチアングルモニターはやはり評判が高いようですね。
どちらかというと動画より、静止画ユーザーに恩恵の高い進化のようです。(といいつつ動画機能も大幅に強化されています)
3.ソニーα7RVのメリット
ここからはα7RVのメリットを見ていきます。
大幅に進化したAI認識AF
ソニー初のAIプロセッサーを専用搭載し、被写体認識性能が大幅に進化しました。
また認識できる被写体も従来の人物/動物/鳥から、昆虫/車・列車/飛行機にまで大きく広がりました。
AFセンサー測距点もα7RIVの567点から693点に増加し、AF性能は飛躍的に進化を遂げたと言えます。
上位モデルのα1にも勝るようなAF性能を備え、Rシリーズでは比較的苦手とされてきた人物撮影、動体撮影で威力を発揮してくれるでしょう。
8段手振れ補正で手持ち撮影でよりシャープに
ボディ単体での手振れ補正段数がこれまでの5.5段から8段に大幅進化しました。
2.5段の進化はどれほどかというと、シャッタースピードを6倍遅くしても手振れしなくなるので、次のようなメリットがあります。
さらに、こちらも初搭載のレンズ・ボディ協調手振れ補正が搭載されました。
対応レンズと組み合わせることで、望遠域のブレをより効果的に抑制します。
最初は4本のズームレンズが対象となるようです。
対象レンズ
- SEL24105G
- SEL70200GM2
- SEL100400GM
- SEL200600G
4軸マルチアングル液晶モニター
これまで、静止画派はチルト液晶が好まれ、動画派にはバリアングル液晶が好まれてきました。
α7RVではその論争に終止符を打つ、静止画派、動画派のどちらの要望にも対応した4軸マルチアングル液晶を初搭載しました。
さらに、このタイプになったことで、可動の自由度が増え、HDMIやUSB-Cケーブルを挿したまま干渉せず液晶を180度回転させることができるようになりました。
動画撮影時にさらに嬉しいメリットです。
6100万画素を生かす画像処理
α1と同じ最新の画像処理センサーBIONZ XRを搭載したことで、α7RIVと比較すると最大約8倍の高速処理を実現。
6100万画素という膨大なデータを生かせる画像処理能力を得たことで、α史上最高の解像性能になっています。
ピクセルシフトマルチ撮影の進化
これまでα1、そしてα7Rシリーズに搭載されていたピクセルシフトマルチ撮影が進化し、自然風景にも対応しました。
ピクセルシフトマルチ撮影では、計16枚の画像による合計9億6320万画素分もの情報を、約2億4080万画素に画像生成します。
- 進化したα7RVボディ内手振れ補正により高精度に制御して撮影すること
- ソニーのソフトウェア「Imaging Edge Desktop」で自動検出して補正すること
この2点によって、これまでは被写体に動きが生じやすく合成しにくかった自然風景にまで、画像生成できるシーンが広がりました。
EVF(ファインダー)と液晶モニターが見やすく
静止画撮影に必須のEVFが約944万ドット、ファインダー倍率0.9倍に進化しました。これは上位モデルのα1と同じ高品質なEVFです。
また、液晶パネルのサイズもα史上最大となる3.2インチにアップしました。
静止画も動画も撮影しやすくなりました。
液晶保護には、Kenkoの液晶保護フィルムがコスパがよくおすすめです。同ブランドのものをα7IVに1年貼っていますが、視認性も良い上劣化等なく、快適に撮影できるおすすめのアクセサリーです。
関連記事:ソニーα7IV用Kenko液晶保護フィルムレビュー|実際に貼ってみた
フルタイムDMFをボディに初搭載
これまで特定のレンズでしかできなかったフルタイムDMFがボディに搭載されたことで、ほとんどのレンズでこの機能が使えるようになりました。
フルタイムDMFは、オートフォーカスモードで撮影中に、いつでもピントリングを回すとマニュアルフォーカスに切り替わり、自分の持っていきたい位置にピントを持ってこれる機能です。
意図しない被写体にオートフォーカスが引かれた時に、併せたい被写体にピントを戻すことができます。
被写体が入り乱れるスポーツなどの撮影で効果的な機能です。
動画機能も大幅進化
高画素機Rシリーズはこれまでどちらかというと静止画向けに作られてきました。ところが今回のα7RVでは動画機能も大幅に進化しています。
- 高画素と高速な画像処理エンジンを生かした8K24p/4K60p動画
- ブリージング(ピント移動に伴って画角が変わること)をほとんど目立たなくするブリージング補正
- ジンバルいらずと評価されている手振れ補正アクティブモード
- クリエイティブルックやS-Cinetoneなどの動画での多彩な画作り
8Kの高品位な動画を自由自在に気軽に撮れるという、動画機として見ても最先端機能を備えたハイレベルなカメラです。
4.ソニーα7RVのデメリット
ここからはα7RVのデメリットを見ていきます。
サイズ重量が少しUP
α7RVは旧機α7RIVからすると、サイズが少し大きく重くなっています。
サイズ重量があると使いにくいという人もいいるかもしれませんが、先行レビューでは持った感触はα7IVと同程度との声もありました。
α7IVは私も普段使っていますが、程よい大きさで握りやすく、少し大きめのレンズを付けてもバランスがよいと感じているため、そこまで大きなデメリットではないでしょう。
バッテリー持ちが若干悪化
製品名 | α7RV | α7RIV |
専用電池型番 | NP-FZ100 | NP-FZ100 |
撮影枚数 | 液晶モニター使用時: 約530枚 | 液晶モニター使用時:約660枚 |
α7RVは先代α7RIVと同じバッテリーを使っているものの、バッテリー持ちが少し悪化しました。
新しい画像処理エンジンや初搭載のAIプロセッサーを積んでいるため当然といえば当然かもしれません。
長時間撮影する場合は、予備バッテリーをもう一つ追加すると安心でしょう。
高性能フルサイズ機とはいえ価格が高い
製品名 | α7RV | α7RIV | α7IV | α1 |
kakaku.com最安価格(※) | 店頭予想価格560,000円前後 | 294,999円 | 295,000円 | 728,000円 |
先代のα7RIVや無印α7IVと比べると、20万円アップと価格の上昇が大きいのは否めません。
ただここまでの進化を遂げてフラッグシップのα1に勝るとも劣らない機能を備えているにもかかわらず、α1よりはまだだいぶ安いです。そう考えるとコスパは高く感じます。
また、昨今の物価高や円安の影響も多分に受けて日本円価格が上がっていることも理由の一つでしょう。
このようなコメントもありました。
最近の急激な円安になる前の数年は、大体110円前後だったと思いますので、もしそのままだったら
引用:https://digicame-info.com/2022/10/7r-v-10.html#comments
150円>110円 0.73333
56万円>41万円
でしょうか?(^^;)
ヘタすると40万切り、ここまで安くならなくても45万程度だったらと妄想してみると、ちょっとモヤモヤ。。。
α7RVは、初心者にはなかなか手が出しにくい価格ですが、動画・静止画ともに最高級の画質を追い求める人には十分価格に見合ったカメラだと思います。
5.ソニーα7RVはこんな人におすすめ
これまで調べてきた口コミ、評判やメリットデメリットから分かった、α7RVをおすすめしたい人はこんな人です。
- 風景や建築などの写真をとにかく高精細に残したい人
- 手持ちでも高い手振れ補正性能を生かして高精細な写真が撮りたい人
- 広く撮っておいて後で切り出して作品に仕上げたい人
- 静止画だけでなく動画も高品位なのに手軽に撮りたい人
- AI認識AFでこれまで難しかった人物や動体を高画素機で撮ることにチャレンジしたい人
とにかく静止画も動画も最高画質を求める人にはめちゃくちゃおすすめのカメラです。
6.ソニーα7RVにおすすめのレンズ
α7RVに合わせるのにおすすめのレンズをご紹介します。
- FE 14mm F1.8 GMキャッシュバックキャンペーン対象
- FE 50mm F1.2 GMキャッシュバックキャンペーン対象
- FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS
EマウントレンズにはG Masterレンズをはじめ、6100万画素という高画素に見合う高品位なレンズが多いですが、その中でも特におすすめしたい3本はこちらです。
FE 14mm F1.8 GM 風景や建築に最適な王道超広角レンズ
名称 | FE 14mm F1.8 GM |
型名 | SEL14F18GM |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 14mm |
F値 | F1.8 |
最短撮影距離 | 0.25m |
最大撮影倍率 | 0.1倍 |
手ブレ補正機構 | ー |
フィルター径 | ー |
最大径x長さ | Φ83 x 99.8 mm |
重量 | 460 g |
発売 | 2021年5月 |
- 超広角14mmかつF1.8という明るさ
- 超広角大口径なのに圧倒的に小型軽量 動画でも使いやすい
- G Masterにふさわしい隅々までの高解像性能
14mmという超広角な画角は、ダイナミックな風景や建築物の撮影にぴったりです。
しかもF1.8という明るさで、夜景や星景など暗い場面で重宝します。
また、写りはG Masterの名にふさわしく隅々まで点が点で写る高解像性能を保っています。それなのに、460gという小型軽量で、超広角なのに気軽に持ち出せる万能なレンズです。
動画とも相性が良く、特に手振れ補正アクティブモード時には少し画角が狭まることで、ちょうど使いやすい画角になります。
静止画から動画ユーザーまで持っておくべきおすすめの1本です。
α7R V 購入者限定レンズキャッシュバックキャンペーン開催中
FE 14mm F1.8 GMは、キャンペーンの対象レンズです。
α7RV購入期間
2022年11月25日(金)~2023年3月27日(月)
対象レンズ購入期間
α7RV購入日~2023年3月27日(月)
※内容や応募方法はソニーストアであらかじめご確認ください。
FE 50mm F1.2 GM 純正レンズで一番明るい最高画質レンズ
名称 | FE 50mm F1.2 GM |
型名 | SEL50F12GM |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 50mm |
F値 | F1.2 |
最短撮影距離 | 0.4m |
最大撮影倍率 | 0.17倍 |
手ブレ補正機構 | ー |
フィルター径 | Φ72 mm |
最大径x長さ | Φ87×108 mm |
重量 | 778 g |
発売 | 2021年4月 |
- 純正Eマウントレンズで最も明るいF1.2
- 超高解像ととろけるようなボケ味の両立
- 2022年カメラグランプリレンズ賞受賞
F1.2という大口径なのに小型軽量で機動力を生かした撮影ができるという、ポートレートや物撮りにぴったりの最高級のレンズです。
ピントが合ったところはカリカリで、その周囲はとろけるような美しいぼけが表現でき、その対比で被写体が浮かび上がるような印象的な写真がサクッと撮れます。
贅沢にスナップに使ってもとても面白いレンズです。
また解像感もピカイチに高く、風景に使っても持ち味が生かせるでしょう。
その年に発売された全メーカーの中で最も優れたレンズに贈られるカメラグランプリのレンズ賞を2022年に受賞しています。
参考:カメラグランプリ2022 (cjpc.jp)
プロからも評判高く、一度は使ってみたい憧れのレンズです。
α7R V 購入者限定レンズキャッシュバックキャンペーン開催中
FE 50mm F1.2 GMは、キャンペーンの対象レンズです。
α7RV購入期間
2022年11月25日(金)~2023年3月27日(月)
対象レンズ購入期間
α7RV購入日~2023年3月27日(月)
※内容や応募方法はソニーストアであらかじめご確認ください。
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS 動物や鳥を高画素機で撮りたい人に
名称 | FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS |
型名 | SEL200600G |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 200-600mm |
F値 | F5.6-6.3 |
最短撮影距離 | 2.4m |
最大撮影倍率 | 0.2倍 |
手ブレ補正機構 | レンズ内手ブレ補正方式 |
フィルター径 | Φ95 mm |
最大径x長さ | Φ111.5×318 mm |
重量 | 2115 g |
発売 | 2019年7月 |
- 600mmという超望遠を手頃なサイズと価格で
- プロも納得 動体を撮るのに必要なあらゆる操作性を備える
- 全長の変わらないインナーズームでズームがスムーズに
600mmというと、普通は手に入れられないような大型で高価なレンズというのが常識でしたが、この200-600mmは、一般の人でも使いこなせる手頃なサイズと価格で提供されています。
写りも200万円近くするG Masterの600mmには及びませんが、Gレンズの名にふさわしいプロが使っても十分なレベルの解像感を持っています。
超望遠レンズに必要な三脚座や各種スイッチなど操作系は完備し、さらにテレコンにも対応。2倍テレコンを付けると、1200mmという超超望遠レンズになります。
遠く離れた小さい被写体を追う野鳥撮影やスポーツ撮影に最適なレンズです。
またこのレンズの特徴としてズーム時に長さが変わらないインナーズーム機構となっているため、ズーム操作が軽く、初心者でも扱いやすいと評判です。
せっかくの高画素機なので、切り出して拡大して作品に仕上げるスポーツや野鳥、動物撮影に使ってみたい1本です。
以上、α7RVにおすすめの魅力的なレンズをご紹介しました。
ちなみに、Eマウントレンズをどこよりも安く買う方法を知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
7.まとめ α7RVは高画素機の極み
この記事では、
- ソニーα7RVの特徴
- ソニーα7RVの口コミや評判
- ソニーα7RVにつけるおすすめのレンズ
をご紹介しました。
α7RVは、先代のα7RIVから、AF性能、動画機能、手振れ補正性能を一層進化させ、次世代の高画素機の進むべき道を示したエポックメイキングなカメラでした。
価格はなかなかに高いですが、それでも唯一無二の機能性能を備えており、とにかく高精細な写真や動画を追い求めたい人にはむしろ安く感じるかもしれません。
材料供給不足も相まって、最近の新型カメラは予約を逃すと数か月待ちとなることが多いです。
α7RVでしか味わえない新しい撮影体験が待っています。