日本のカメラメーカー各社が初めて作成販売したカメラ|機種名一覧と考察

こんにちは、タバス子です。

先日、「日本のカメラメーカーの歴史と変遷のチャート」を作成しました。

チャートの中では、初めてカメラを作成販売した年を記載していました。せっかくなのでその機種名もまとめてみます。

タバス子
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チャートは別記事内でPDFでご覧いただけます

1.日本のカメラメーカー各社が初めて作成販売したカメラ

掲載の基準

当ブログ別記事内に掲載した「日本のカメラメーカーの歴史と変遷のチャート」に記載した国内メーカーのみとしています。また、初めて作成販売したカメラのみを取り上げました。

そのため、国内企業を完全に網羅しているわけではありません。情報が少なく前述のチャートに載せられなかったメーカーもあります。

例えば、上田写真機店が1909年に「改良新式ニッパー懐中写真機」という自社製造カメラを出しているそうですが、上田写真機店自体の情報が乏しく前述のチャートに載せられなかったため、本記事の一覧にも載せておりません。他にも同様のケースが多々あります。

したがって、「●●メーカーが日本で△番目にカメラを作った」と特定できるものではありません。あらかじめお含みおきください。

機種名一覧

発売年順です。

機種発売当時のメーカー名にて並べましたが、メーカー名は時代とともに変更がありますので、よく知られている名称を右端の項目「参考」欄に併記しました。

発売年メーカー名機種名感光特徴参考
1889有田商会軽便写真機 
1903小西本店チェリー手提げ暗函乾板ボックス型コニカ
1918曽根春翠堂スイート乾板スプリング式 
1929日独写真機商店ニフカレッテ乾板スプリング式ミノルタ
1930栗林写真機製作所ファースト・エツイ乾板乾板使用ペトリカメラ
1930東郷堂トウゴーカメラ乾板ボックス型 
1935精機光学工業カンノンフイルムレンジファインダーキヤノン
1935旭物産オリンピックカメラBフイルム日本初樹脂ボディリコー
1936富士光学ピオネットフイルムスプリング式 
1936高千穂製作所セミオリンパスⅠ型フイルム中判オリンパス
1936美篶商会ベストアレックスフイルム 
1937東京光学機械Loadフイルム沈胴式トプコン
1939丸惣ハモンドフイルム 
1940マミヤ光機マミヤシックスフイルムスプリング式 
1940昭和光学レオタックス
セミレオタックス
フイルムコピーライカ
スプリング式
 レオタックス
1941岡田光学精機ワルタックスIフイルムスプリング式 ゼノビア
1942光学精機ニッポンフイルムコピーライカニッカカメラ
1948日本光学工業ニコンフイルムレンジファインダーニコン
1948富士写真フイルムフジカシックスⅠAフイルムスプリング式富士フイルム
1951太陽堂光機ビューティーフレックスフイルム二眼レフ 
1950ヤルー光学アイレスフレックスYⅠフイルム二眼レフ 
1952旭光学工業アサヒフレックスⅠ型フイルム一眼レフペンタックス
1952八陽光学アルペンフレックスⅠ型フイルム二眼レフ 
1952ワルツ商会ワゴーフレックスフイルム二眼レフ 
1952アルコアルコ35フイルムスプリング式 
1952パノンカメラパノンカメラ50Aフイルムパノラマ 
1952三栄産業サモカIフイルムビューファインダーサモカカメラ
1953八洲精機ピジョンフレックスフイルム二眼レフ 
1954興服産業カロフレックスフイルム二眼レフ興和
1954オリオン精機産業フェニックスカメラフイルム一眼レフミランダカメラ
1956武蔵野光機リトレックフイルム一眼レフ 
1958ズノー光学工業ズノーフイルム一眼レフ 
1959新光堂製作所ゼンザブロニカフイルム一眼レフゼンザブロニカ
1962三信製作所チノン・ズーム8フイルム軽量ズームチノン
1966マーシャル光学マーシャルプレスフイルムプレスカメラ 
1966ニコーInstant Matic N284フイルムコシナ
1971ノリタ光学ノリタ66フイルム一眼レフ 
1974富山製作所アート・四眼装置フイルムインスタント 
1975シグマシグママークⅠフイルム一眼レフ 
1978ウエスト電気ラジカメC-R1フイルムラジオ付き 
1986京セラサムライX3.0フイルムコンパクトフイルム 
1988ソニーマビカ MVC-C1センサスチルビデオカメラ 
1995カシオ計算機QV-10センサ世界初液晶パネルカシオ
1997松下電器器具製作所LUMIX DMC-LC5センサコンパクトデジカメパナソニック
1997三洋電機Multi-z DSC-VⅠセンサコンパクトデジカメ 
2006サムスンテックウィンGX-1Sセンサ一眼レフ 
シチミカメラまとめ
▼カメラの種類はこちら

2.まとめ

新規参入にあたっては、当時流行っているカメラタイプに取り組むメーカーもあれば、独自のカメラタイプで市場に売って出るメーカーもありました。

設計のやり方は今と違うはずですし、今ほど高性能なPC等を使っていたわけではありません。さらに、物資も乏しい戦前戦後にあっても、カメラ性能の追求を続けた各メーカーの切磋琢磨あってこそ、今日私たちがカメラを手軽に使えているということを改めて感じました。

最後に、最近カメラメーカーを調べる中で見つけたこちらを紹介。カメラの原点であるピンホールを市販のフイルムで楽しめるらしい。

タバス子
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気になる~!

明治4年から写真映像用品販売を手掛ける浅沼商会の商品
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