カメラメーカー歴史と変遷|チャートで業界再編の流れが丸わかり!

先日カメラメーカーの変遷をチャートにまとめたところ、大変反響をいただきまして、ありがとうございました。

いただいた返信等を参考に、改めてチャートを作り直してみました。

もともとは紙一枚で納まるのを目安に、現存する有名どころを記載して作成したものだったのですが、今度は調べるほどに、どれもこれも載せたくなり、整えるのにだいぶ時間がかかってしまいました・・・。

学術的なものではなく、個人の趣味ベースで作成したものですので、ゆる~く見ていただけるとありがたいです。

1.カメラメーカー歴史と変遷

チャートは、ブログ後半に画像とPDFを用意しております。少し長くなりますが、前提を一緒にご確認ください。(とばしてもOKです)

掲載の基準

戦後の日本のカメラメーカーは、アルファベットのJ・U・Xを除いた26文字すべての文字を頭文字とするメーカーがあったと言われるほど乱立していたそうです。いわゆる四畳半企業のようなところも含めると、これまで100をも上回るメーカーがあったとされています。

タバス子
タバス子

すごい!!!

今回は、全てを掲載することは難しいと判断し、以下の基準でまとめています。

【大前提】一般向けのカメラを作成したメーカー
以下、順に
1.現存する(今もカメラメーカー)
2.現存する(カメラは撤退)
3.現存しないが過去に10年程度存在した
4.上記に合併・吸収など
5.上記と提携した海外メーカー
6.上記のうち創業・名称変更・廃業・初めて発売したカメラの名称・それぞれの年代が概ねわかる(一部は不明なものも掲載しています)

また、以下のようなケースについては泣く泣く掲載を見送りました(申し訳ありません。)

  • 概ね情報はわかるものの、存在した期間が短い(田中光学、岡谷光学、他多数)
  • カメラの情報はあるがメーカーとしての情報が少ない(上田写真機、銀座博真堂、志村光学、西田光学、他多数)
  • 現存していて販売歴も確認できたものの、製造していたとは言い切れない(浅沼商会等)
  • 廃業後に情報がなく詳細不明(エボニー)
  • OEM等でカメラを作成し他社供給していた形跡はあるものの、自社製品として販売していたか確認できない。

以上より、国内企業を完全に網羅しているわけではありません。とはいえ、業界や市井に大きく影響を与えたメーカーのほとんどは、上記掲載基準に当てはまってくるのではないかと考えています。

また、海外のメーカーはドイツを始め世界各国に無数にありながらも(日本語の)情報が少ないため、日本のメーカーと何らかの提携を行った先のみを掘り下げています。日本のカメラ業界に大きな影響を与えたメーカーはたくさんあるはずですが、今回は日本の」カメラメーカーの変遷に注力することにしました。

今回のチャート作成にあたっては、メーカー公式サイトを始め、Wikipedia、他ネット上の情報を参考にしております。ことWikipediaに関しては、本来参考には推奨されていないため、以下の書籍

  • すぎやまこういち/直井浩明/ジョン・R・ブロック「国産カメラ図鑑」朝日ソノラマ,1985
  • アサヒカメラ編集部「昭和10~40年広告にみる国産カメラの歴史」朝日新聞社,1994

を中心になるべく複数のもので確認をしました。本件は学術的なものではなくあくまで趣味の一環でまとめたものですので、このような方法をとりました。

掲載カメラメーカー一覧

掲載メーカーを五十音順に羅列しました。お探しの企業があるかの確認等にお使いください。
なお、名称変更したメーカーは、変更前後それぞれを記載しました。
※国内企業のみ。合併等で海外企業になった先は記しています。

しちみ
しちみ

オールドカメラのメーカーがたくさん

+を押すと開きます

 旭光学工業 旭光学工業 旭光学商事 アイレス写真器製作所 アサカ精工 アルコ 有田商会 旭物産  ウイスタ ウエスト真空 ウエスト電気  オリムピック 岡田光学精機 オリオン精機産業 オリンパス光学工業 オリンパス OMデジタルソリューションズ  カネカ服部商店 樫尾製作所 カシオ計算機 勝間光学  共栄社 京セラ キヤノンカメラ キヤノン キヤノン精工 キヤノン化成  栗林写真機製作所  コスモデジタルイメージング 光学精機 コシナ 興服産業 興和 小西屋 小西本店 小西六本店 コニカ コニカミノルタ  三洋電機製作所 三洋電機 三洋DI ザクティ 三栄産業 サモカカメラ  昭和光学 新光堂製作所 シグマ研究所 シグマ JAG  ズノー光学工業  ゼンザブロニカ 精機光学工業  曽根春翠堂 ソニー  第一光学 太陽堂光機 タムロン 高千穂製作所 高千穂光学  チノン 千代田光学精工  帝国工学研究所 富山製作所  東京写真館 東京通信工業 東郷堂 東京光学機械 トプコン 冨雙真空工業  ニッカカメラ ニコー 日本光学工業 ニコン 日本商会 日独写真機商店 日本アジアグループ  ノリタ光学  八陽光学 パノンカメラ 服部健三郎商店 服部商店 パナソニック パナソニック・フォトライティング パナソニックヘルスケア  ビューティーカメラ  フェーズワン ブロニカカメラ 富士光学 富士写真フイルム 富士フイルム  ペンタックス ペトリカメラ  マミヤ光機 マミヤ・オーピー マーシャル光学 マミヤデジタルイメージング 松下寿電子工業 松下電器器具製作所 丸惣 丸惣光学  三信製作所 三信光学工業 ミランダカメラ ミノルタカメラ ミノルタカメラ 美篶商会 美篶産業  武蔵野製作所 武蔵野光機  モルタ  八洲精機 ヤシカ ヤルー光学  理研感光紙 理研光学工業 リコー  レオタックスカメラ  ワルツ商会 ワルツ

これらの各メーカーが初めて発売したカメラの一覧を作成しました。

▼こちらからどうぞ

業界再編の流れがわかるチャート

ようやくですが、歴代カメラメーカーの変遷と歴史をまとめた図です。

原則、カメラを始めて発売した順に。関連するメーカーは年代問わず並べています。
横の実線 ―――――はカメラ事業を行っている期間
横の点線-----はカメラ事業を行っていない期間
縦の実線 ――――― は会社同士の吸収合併
縦の点線 ----- は提携や商標の移動
📷マークは初めてカメラを作成発売した年
「現在」の黒文字は現存する会社名、グレーはブランド名を表しています。
※明確な情報がなくカメラ関連事業を継続している場合、実線 ―――で表現したところもあります。

しちみ
しちみ

PDFが下からダウンロードできます。
解像度の関係で、次の画像よりもPDFでの閲覧を推奨。

業界再編の流れがわかるチャート1枚目。日本のカメラメーカー歴史と変遷を掲載
シチミカメラ
業界再編の流れがわかるチャート2枚目。日本のカメラメーカー歴史と変遷を掲載
シチミカメラ
業界再編の流れがわかるチャート3枚目。日本のカメラメーカー歴史と変遷を掲載
シチミカメラ

こちらからチャートPDFをダウンロードできます(A43枚)

当ブログ記事内のチャートは、以下の注意事項を守っていただければご自由にお使いいただけます。

【注意事項】
引用元として当サイト名と対象記事URLを貼りつけてください。

ご不明な点があれば、twitterのダイレクトメールまでお願い致します。
Twitter:しちみ( @shichimicamera

2.おわりに

なお、内容に誤りがあった、これも掲載した方がよい、などありましたら、コメント欄(本ページ最下部)へご連絡いただけましたら幸いです。

ただ、個人の調べでは限界があり、せっかく情報をいただきましても確認が取れない可能性大です(正直、現状がMAXです)。大変お手数ですが、情報ソースを添えていただけましたらありがたく存じます。

コメント

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