小松菜奈さん&坂口健太郎さんW主演で大ヒット上映中の映画「余命10年」。累計動員数160万人、興行収入は20億円を突破し、大きな話題となりましたね。
映画の中では、小松菜奈さん演じる茉莉がビデオカメラで撮影する日常が織り込まれており、撮影する姿とともにその映像も映し出されています。
こちらはカメラブログなので、映画中で重要な役割を担っているビデオカメラについて迫りたいと思います。
1.映画「余命10年」とは
小松菜奈さん&坂口健太郎さんW主演で大ヒット上映中の映画「余命10年」。小坂流加氏による同名小説「余命10年」の映像化であり、累計動員数160万人、興行収入は20億円を突破し、大きな話題となっています。
STORY
映画「余命10年」オフィシャルサイトより
数万人に一人という不治の病で余命が10年であることを知った二十歳の茉莉。彼女は生きることに執着しないよう、恋だけはしないと心に決めて生きていた。 そんなとき、同窓会で再会したのは、かつて同級生だった和人。 別々の人生を歩んでいた二人は、この出会いをきっかけに急接近することに——。 もう会ってはいけないと思いながら、自らが病に侵されていることを隠して、どこにでもいる男女のように和人と楽しい時を重ねてしまう茉莉。 ——「これ以上カズくんといたら、死ぬのが怖くなる」。 思い出の数が増えるたびに失われていく残された時間。二人が最後に選んだ道とは……?
2.映画「余命10年」で小松菜奈さんが使っていたビデオカメラ
まず、ビデオカメラ本体の全体像がよくわかるのはこちらの画像。
🌸#余命10年ダイアリー
— 映画『余命10年』公式 (@yomei10movie) March 21, 2022
【茉莉が信頼する女性】
映画の冒頭、病室で茉莉と親しそうに話をしながらビデオカメラを譲り渡す女性、彼女は茉莉と同じ病気を持つ白木礼子さん。茉莉は礼子から病気に関する様々なことを聞き、とても信頼する存在になっていきました。#余命10年 pic.twitter.com/zw5TaoWzW8
これをもとに価格ドットコムで白のビデオカメラに絞って調べてみましたが、どうやら該当なし。
続いて、映画の時代設定から考えてみます。
先日、小松菜奈さんが実際に撮影された、本編未収録映像が公開されましたが、日付が2013.8.14。
またこちらの隅田川花火大会、2015年、です。
少なくともこれ以前に発売されたカメラの可能性があります。
パナソニック HDC-TM35-W
当時の主なビデオカメラ生産メーカーは、パナソニック、ソニー、JVC。こちらの生産終了品を当たっていった結果…ついに見つけました!
こちらの商品ではないでしょうか??
パナソニック デジタルハイビジョンビデオカメラ ホワイト HDC-TM35-W

製品画像の方が少しシルバー感があり色味が異なって見えますが、別画像で見るとしっかりホワイトでした。また、劇中のビデオカメラには駆動部に「Panasonic」の文字記載がありませんが、大人の事情で消したのでしょうか?
少なくとも上記以外については、レンズまわり、上部、全体の形、文字部分など、一致していると言えるでしょう。
ちなみにこのビデオカメラの発売は2010年7月1日。発売以降に劇中の登場人物礼子が使用し、その後茉莉が譲り受けたことを考えると、発売年まで考慮してビデオカメラを設定している細かさに感服してしまいます。

3.他にも使われているカメラ
こちらはInstagramより。坂口健太郎さんが持っているカメラ、「写ルンですシンプルエース」。「撮り合いっこ」ということですから、反対側でも同じカメラを構えていたのかも。まさにこのInstagram画像みたいな、ノスタルジックな写真が撮れます。

アラサー以上には懐かしい、フィルムでアナログなレンズ付きフィルムカメラです。
画像加工をしなくても、レトロで少しおしゃれな写真がとれること、失敗してもやりなおせない、現像するまでどう映ったかわからないところが新しくうつり、今まで使ったことのない若い世代にも人気が出ています。
現像に出す際に、プリントかデータ化かを選択できるので、その後の活用も簡単です。

4.まとめ
映画の中で使われている小物の中でも、ビデオカメラは重要な役割を果たしていましたが、時代設定に合わせたセレクトをしているなど、こだわられていることがわかりました。
今回紹介したカメラはこちらの2つでした。ぜひチェックしてみてくださいね。

