こんにちは、タバス子です。
ニコンのものづくりの歴史を感じることができる、こんな施設をご存知でしょうか?

その名も、ニコンミュージアム!

なにそれ気になる!
というわけで今回、カメラ初心者のタバス子と未就学児の親子でニコンミュージアムに行ってきたので、レポートします。
・ニコンミュージアムとは何か
・ニコンミュージアムのレポート
1.ニコンミュージアムとは
ニコンが創立100周年を記念して品川にオープンした企業ミュージアム。ニコン本社にあります。歴代のカメラ・レンズはもちろん、ニコンのあらゆる製品・技術が一同に展示されています。
住所 | 〒108-6290 東京都港区港南2-15-3 品川インターシティC棟2F |
開館時間 | 10:00~18:00(最終入館は17:30まで) |
休館日 | 休館日:日曜、祝日、および当館の定める日 ※土曜日が祝日の場合は休館となります。 |
料金 | 無料 |
HP | ニコンミュージアム |
JR品川駅 港南口から徒歩約7分、京急品川駅から徒歩約10分です。


2.ニコンミュージアムのレポート
2-1.感染症対策
受付でアルコール消毒と検温を行います。子供には受付の方が対応してくださいました。
感染症対策として、タッチパネル用に、人数分のタッチペンの貸し出しを受けました。こちらは退館時に返却します。
このように、展示を触るときはタッチペンを使うように徹底されています。

本来はもう少し実機を手に取るような展示もあったようですが、このご時世だからか確認できませんでした。
2-2.入館は無料
入館してすぐ、大きなガラスの塊があります。大人が軽く両手を広げたくらいの大きさで圧倒されます。

ニコンの強みのひとつが、光学素材からの一貫生産体制とのこと。こちらの合成石英ガラスインゴットは、光学素材製造技術の粋であり、ニコンミュージアムのシンボルです。
私たちが行った時には、すぐ横のスペースで、日本を代表する冒険家の植村直己さんの企画展が行われていました。こちらは常設ではないかもしれないため写真は掲載しませんが、カメラやテント、写真など展示に迫力がありました。

子供が珍しがって興味を持っていました
2-3.カメラ関連の展示
圧巻の展示はこちら


初めて魚眼と呼んだのはニコン。貴重なカメラもいっぱいだね!

「ニコンI型」から最新デジタル一眼レフカメラまで、ずらり500点以上!
ニコンファン垂涎のコーナーですね。
一般的にはなかなか見ることはないであろう、カメラの断面図。

一見の価値あり、カメラの分解!

カメラって、ここまでたくさんの部品が使われていてこのサイズ・重さなんて、驚きです。
試作機勢ぞろい。中にはついぞ日の目を見なかった開発中止モデルもあるとか。

一般になかなか使用することのないレンズも、過去から現在までずばり約400点。

1959年発売の一眼レフカメラ「ニコンF」に採用されて以来の「ニコンFマウント」を、魚眼から超望遠まで展示されています。
他にも、報道カメラや特別仕様カメラ、歴代双眼鏡やメガネレンズの技術も展示があります。
また、多彩な映像作品を鑑賞できる200インチの大画面シアターと、ニコンZシリーズで撮影した映像作品を見ることができる大型液晶モニターがあります。いずれも座って、迫力の画像をゆっくり鑑賞できました。
2-4.レンズの実験
子供から大人まで楽しめる実験コーナーもありました。一部をご紹介します。
レンズの性質等を利用し、「どのレンズがはっきり見えるか」比べる実験

絞り・ISO・ズームなど基本的な要素を組み合わせてきれいな写真を撮る実験


子供を意識した展示になってました!漢字まじりの文章だったので、ターゲットは小学生以上かな?
2-5.産業・バイオ・医療機器

産業関連分野、健康・医療の分野でも独自の技術開発をしています。
測定・検査機器等の展示や、顕微鏡の進化の歩み、新しい医療機器の領域へのチャレンジが紹介されています。
カメラ以外にもこんなに幅広く開発していたとは知らなかった。
2-6.宇宙とニコン

ニコンと宇宙観測とのつながりは古く、日本で最初に本格的な天体望遠鏡を手掛けた光学メーカーのひとつだそうです。
ちなみに、前述の圧巻のカメラ展示の中に、2022年12月の宇宙旅行で前澤友作さんが使っていたカメラD800Eも、もちろんありました。

受付の方に伺ったところ、確認してすぐにカメラまで案内してくださいました。
2-7.お土産

クリアファイル、レターセット、マグカップなど、カメラをあしらったお土産がいっぱい!シンプルでおしゃれです。
おすすめはニコン一口ようかん。ミュージアム限定です。もともとはニコンが従業員向けに事業所内の売店で販売していたものが由来だとか。なんと、包みの色ごとに味が違うようです。

3.まとめ
ニコンミュージアムは、過去から現在までの大量の製品展示によって、独自の価値と技術の進化を実感させてくれる場でした。大人から子供まで、それぞれの立場で新たな気づきがあり、楽しむことができました。
なおここだけの話、そんなに混んでいません。いえ、むしろ、全然混んでいません。あまり存在を知られていないのか、それとも休館日が月曜日祝と、働いている大人には行きにくいからなのか。

だから、ゆっくりじっくり堪能できてよかったです!
ちなみに、ニコンは新本社を建設し2024年夏を目処に稼働開始する計画を発表しており、それに伴い本社とニコンミュージアムの移転が予定されています。
「品川の」ニコンミュージアムに行けるのも今のうち。ぜひ一度足を運んでみては。
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