この記事では、キヤノン「RFマウント」のミラーレス一眼カメラにおすすめな、コスパのよい神レンズを厳選しました。R6II・R8・R7・R10などどれと合わせても間違いなしの逸品です。
ご紹介するレンズ12本は、ズーム・単焦点それぞれ用途別にご紹介しているので、きっと目的に合ったレンズに出会えるはずです。
せっかく手にした高機能なカメラボディ。普段からたくさん使いたいですよね。
「どれを選んだらいいか迷う」という方には、先に次の2本をおすすめします。非常に汎用性が高いので持ち出しが最小限ですみ、かばんを軽くし気軽に撮影できるようになります。
RF24-105mm F4 L IS USM | RF70-200mm F4 L IS USM |
迷ったらコレ!の万能レンズ ①広い焦点距離のカバー ②高画質 | コンパクト望遠 ①軽量・コンパクトな設計 ②高画質な描写性能 |
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それでは、カメラ歴15年、フォトマスター1級のしちみがお送りします。
1.キヤノンRFマウントおすすめ神レンズ一覧
今回おすすめするキヤノンRFマウントのおすすめ神レンズは、下図のように分類できます。
関連記事カメラ・レンズのマウントって何?
レンズの性質上、「ズームレンズ」と「単焦点レンズ」にわけてご紹介していきます。
▼「ズームレンズと単焦点レンズって何が違うの?」「画角の違いでどう変わるの?」という方はこちらをタップ
また、画角の違いによって大きく3つに分類できます。
- 「広角レンズ」広い範囲をダイナミックに撮影できる
- 「標準レンズ」人間の視野に近く自然な撮影ができる
- 「望遠レンズ」大きく拡大して撮影でき、圧縮効果やボケやすさがある
関連記事:焦点距離と画角【単焦点レンズとズームレンズ、レンズの種類も】
次の項目から、それぞれのレンズを説明していきます。
≫ズームレンズが気になる
≫単焦点レンズが気になる
2.キヤノンRFマウントにおすすめのズームレンズ
キヤノンRFマウントでおすすめのズームレンズは次の6本です。
それぞれのレンズを詳しく紹介します。
広角ズーム|RF14-35mm F4 L IS USM|ダイナミック超広角
名称 | RF14-35mm F4 L IS USM |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 14-35mm |
レンズ構成 | 12群16枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
F値 | F4 |
最短撮影距離 | 0.2m |
最大撮影倍率 | 0.2m |
フィルター径 | 77mm |
サイズ | 約φ84.1mm×99.8mm |
重量 | 約540g |
発売 | 2021年9月 |
- 14mmスタートの極広角レンズ
- 手振れ補正機能付き
詳しく見ていきましょう。
①14mmスタートの極広角レンズ
RF14-35mm F4 L IS USMは、極広角レンズです。広角端が14mmと非常に広いため、建築物の内部や風景写真など、広い範囲を一度に収めることができます。また、屋内の撮影や狭い場所での撮影にも最適です。
例
都市風景:高層ビルや都市の景観など、建物の全体像や空の広がりを捉えたい場合。
室内撮影:部屋全体を広く写して、家具や小物も含めた内部の様子を表現したい場合。
展示会・イベント撮影:広いスペースを一度に撮影することで、ブースや会場全体の雰囲気を表現したい場合
極広角レンズは広い範囲をカバーできるので、そのまま使えば単なる広角写真になりがちですが、クリエイティブに活用することで、驚くような効果的な写真を撮影できます。
②手振れ補正機能付き
RF14-35mm F4 L IS USMは手ぶれ補正機能が搭載されており、手振れしやすい以下のようなシーンで役立つと言えるでしょう。
例
夜景撮影:シャッタースピードが遅くなりがちな暗い場所での撮影。
屋内撮影:屋内での撮影では、手ぶれ補正機能があると、手持ちでの撮影が可能に。三脚を使用しなくてもよくなるため、撮影の幅が広がります。
手ぶれ補正機能によって、手持ちでの撮影の精度が向上し、より高品質な写真を撮影することができます。
苦手なシーン・物足りないところ
RF14-35mm F4 L IS USMは非常に広い画角をカバーしているため、外側の画角部分で画質がやや低下する傾向があります。特に、14mm付近で最も目立ちます。
また、周辺光量落ちが発生するため、画角の広い場合には、周辺部分が暗くなる傾向があります。これは、中心部に近い領域よりも周辺部に光が届きにくいために生じるもので、撮影対象によっては影響が出ることがあるため、予め認識しておく必要があります。
ただ、これは広角レンズ全般に共通する問題であって、RF14-35mm F4 L IS USM特有のデメリットというわけではないので安心してください。14mm付近で使用した場合には、周辺部の画質がやや低下するものと考慮して、構図を工夫するとよいでしょう。
ちなみに周辺光量落ちは、レンズの絞りを開放した状態ではより顕著に現れるため、絞りを絞ることで改善できます。
標準ズーム|RF24-105mm F4 L IS USM|迷ったらコレ!人気の万能レンズ
名称 | RF24-105mm F4 L IS USM |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 24-105mm |
レンズ構成 | 14群18枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
F値 | F4 |
最短撮影距離 | 0.45m |
最大撮影倍率 | 0.24m |
フィルター径 | 77mm |
サイズ | φ83.5×107.3mm |
重量 | 700g |
発売 | 2018年10月 |
- 広い焦点距離のカバー
- 高画質
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①広い焦点距離のカバー
RF24-105mm F4 L IS USMは、広角側の焦点距離が24mmから始まり、望遠側の焦点距離が105mmまでカバーするため、様々な撮影シーンで使いやすいレンズと言えます。広角側の焦点距離であれば、風景や建物などの広い範囲の撮影が、望遠側の焦点距離であればポートレートや被写体に近づいての撮影ができます。
また、このレンズは広角側から望遠側までの焦点距離が一本でカバーできるため、レンズ交換の手間が省け、旅行先での一本持ちにも最適です。さらに、光学性能が高いため、焦点距離を変えたとしても、画質に優れた写真を撮影することができます。
②高画質
RF24-105mm F4 L IS USMは、解像力や色再現性、コントラストに優れています。また、収差を補正する技術が使われているため、画像の歪みや色収差が少ないクリアな写真を撮影することができます。
また、このレンズには、高精度のIS(手ぶれ補正)機能が搭載されています。手ぶれによる画像のブレやノイズを低減し、高品質な写真が撮影できます。この手ぶれ補正機能は、動画撮影でも有効なので、動画撮影も手持ちで安定して行えるのが魅力です。
苦手なシーン・物足りないところ
このレンズの最大のデメリットは、F4という明るさです。F4は一般的なレベルの明るさですが、明るさを求める撮影シーンや、背景をボケさせたい場合には、F2.8やF1.4といったより大きな口径のレンズが必要となる場合があります。
また、F4の口径は、被写界深度(ピントが合う前後の範囲)が深くなるため、ポートレートなどの被写体を際立たせたい場合には、被写界深度が深すぎることがあるため、注意しながら撮影する必要があるでしょう。
標準ズーム|RF24-105mm F4-7.1 IS STM|お手軽標準ズーム
名称 | RF24-105mm F4-7.1 IS STM |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 24-105mm |
レンズ構成 | 11群13枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
F値 | F4-7.1 |
最短撮影距離 | AF時:0.2m(24mm時)、MF時:0.13m(24mm時) |
最大撮影倍率 | AF時:0.4 倍(105mm)、MF時:0.5 倍(24mm) |
フィルター径 | 67mm |
サイズ | 約φ76.6×88.8 mm |
重量 | 約395g |
発売 | 2020年4月 |
- 手軽に持ち運びできるコンパクトサイズ
- 手軽に使える機能が充実
詳しく見ていきましょう。
①手軽に持ち運びできるコンパクトサイズ
RF24-105mm F4-7.1 IS STMは、コンパクトで軽量な設計が特徴です。約395gという軽さと、全長が約88.8mmというコンパクトなサイズで、手軽に持ち運びができるレンズです。
旅行や街歩き、日常のスナップ撮影など、様々なシーンで手軽に使うことができます。
また、このレンズは24mmから105mmまでの焦点距離をカバーしているため、広角から望遠まで、幅広い撮影範囲をカバーできる万能な標準ズームレンズです。一つのレンズで様々なシーンで使えるため、レンズの交換が面倒な場合や、荷物を軽くしたい場合には便利です。
②手軽に使える機能が充実
RF24-105mm F4-7.1 IS STMには、ステッピングモーターによる静音かつスムーズなオートフォーカス機能が搭載されています。そのため、静かな環境や動画撮影時にもオートフォーカス音が気にならず、自然な映像を撮影することができます。
また、手ブレ補正機能が搭載されているため、手持ち撮影時の手ブレを軽減し、安定した映像や写真を撮影することができます。さらに、最大約0.5倍のマクロ撮影が可能で、花や小物などの細かい被写体をクローズアップして撮影することができます。
さらに、コントロールリングが搭載されており、露出補正、ISO感度、絞りなどの設定を簡単に調整することができます。よりスムーズな撮影が可能となり、撮影に集中できるユーザーフレンドリーなレンズといえます。
RF24-105mm F4-7.1 IS STMは、コンパクトで手軽に使える機能が充実しており、様々なシーンで使いやすいレンズです。
苦手なシーン・物足りないところ
RF24-105mm F4-7.1 IS STMのデメリットは、最大F値が7.1であることです。このため、光が少ない屋内や暗い場所での撮影時には、高感度設定やスローシャッターなどの補正をしなければならない場合があります。
また、ボケ味を出すために絞りを開放することができないため、被写界深度が深くなってしまうことがあります。
ただし、このレンズはWIDE端では明るいF4を持っており、手持ち撮影や手軽な旅行撮影などの一般的なシーンで十分な性能を発揮することができます。また、価格が手頃であり、初めてRFマウントレンズを使う方や、コストを抑えて広い焦点距離範囲をカバーしたい方にもおすすめのレンズです。
高倍率ズーム|RF24-240mm F4-6.3 IS USM|広角から望遠まで
名称 | RF24-240mm F4-6.3 IS USM |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 24-240mm |
レンズ構成 | 15群21枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚(円形絞り) |
F値 | F4-6.3 |
最短撮影距離 | 22(24mm時)、36(240mm時) |
最大撮影倍率 | 0.26倍(240mm時) |
フィルター径 | 72mm |
サイズ | 72mm |
重量 | 約750g |
発売 | 2019年8月 |
- 広角から望遠まで一本でカバーできる
- 手振れ補正搭載
詳しく見ていきましょう。
①広角から望遠まで一本でカバーできる
RF24-240mm F4-6.3 IS USMは、24mmから240mmまでの焦点距離をカバーできます。広角から望遠までの様々な撮影シーンに対応することができるということです。
一本で多彩な撮影ができるため、カメラバッグを軽量・コンパクトにまとめられるという利点もあります。
②手振れ補正搭載
手ブレ補正機能があることで、暗い場所や長時間露光の際に手持ちでの撮影が可能となります。また、望遠端での撮影時にも手振れを抑えることができ、シャープな写真を撮ることができます。
苦手なシーン・物足りないところ
RF24-240mm F4-6.3 IS USMのデメリットとしては、光学的に妥協が必要になるため、高画質な描写を求めるユーザーには不向きであることが挙げられます。また、F値が望遠側でF6.3と比較的暗いため、暗い場所や高速シャッターを必要とする場面での使用には限界があるという点も挙げられます。
その場合は、明るい標準の単焦点レンズなどを組み合わせるとよいでしょう。
望遠ズーム|RF70-200mm F4 L IS USM|コンパクト望遠
名称 | RF70-200mm F4 L IS US |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 70-200mm |
レンズ構成 | 11群16枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
F値 | F4 |
最短撮影距離 | 0.6m |
最大撮影倍率 | 0.28倍(200mm時) |
フィルター径 | 77mm |
サイズ | 約φ83.5mm×119.0mm |
重量 | 約695g |
発売 | 2021年3月 |
- 軽量・コンパクトな設計
- 高画質な描写性能
詳しく見ていきましょう。
①軽量・コンパクトな設計
RF70-200mm F4 L IS USMは、光学性能に優れつつも約695gと比較的軽量です。そのため、長時間の撮影にも耐えられます。また、コンパクトなサイズ設計により、保管にスペースを取らないため、カメラバッグにすんなり収納できます。
ちなみに前モデルのEF70-200mm F4L IS II USMよりも、全長が約32mm、重量が約120g軽くなっています。このコンパクト化によって、携帯性に優れ、旅行やアウトドアなどのシーンでも扱いやすいレンズとなっています。
②高画質な描写性能
RF70-200mm F4 L IS USMは、2枚のUDレンズと1枚の超低分散レンズを採用することで、高い描写力を実現しています。
また、9枚羽根の円形絞りにより、美しいボケ味を生み出します。これにより、ポートレートや風景写真などの分野で、高いクオリティの写真を撮れます。
苦手なシーン・物足りないところ
F4の明るさではあるものの、F2.8のようには背景をボケさせることができない点があげられます。特に、ポートレートなどで被写体を強く際立たせたい場合には、限界があるかもしれません。
また、RF70-200mm F4 L IS USMは、高性能な機能を備えたレンズであるため、その価格もやや高めに設定されています。そのため、初心者や趣味で写真を撮る人にとっては、やや手が届きにくい製品となっています。
超望遠ズーム|RF100-400mm F5.6-8 IS USM|コスパ最強超望遠
名称 | RF100-400mm F5.6-8 IS USM |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 100-400mm |
レンズ構成 | 9群12枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
F値 | F5.6-8 |
最短撮影距離 | 0.88m(200mm時) |
最大撮影倍率 | 0.41倍(400mm時) |
フィルター径 | 67mm |
サイズ | 約φ79.5mm×164.7mm |
重量 | 約635g |
発売 | 2021年10月 |
- 持ち運びに便利
- 比較的低いコスト
詳しく見ていきましょう。
①持ち運びに便利
RF100-400mm F5.6-8 IS USMはで特筆すべき点は、望遠ズームレンズでありながら非常に軽量コンパクトな設計であることです。比較的持ち運びが簡単です。また、このレンズはフードを装着した状態での収納が可能で、携帯性を高いところがポイントです。
②比較的低いコスト
RF100-400mm F5.6-8 IS USMは、キヤノンのRFマウントシステムの中でも、比較的低価格帯に位置しています。高性能な望遠レンズを求めるユーザーにとって、手頃な価格帯で購入できるという点は、魅力的な点といえます。
苦手なシーン・物足りないところ
RF100-400mm F5.6-8 IS USMのデメリットとしては、F5.6-8という絞りの最大値が比較的暗いことがあげられます。
このため、光が不足している場所での撮影や、高速な動きを持つ被写体の撮影など、暗い場所での撮影やシャッタースピードを速くする必要がある場面で、ノイズやブレが発生する可能性があります。
3.キヤノンRFマウントにおすすめの単焦点レンズ
キヤノンRFマウントでおすすめの単焦点レンズは次の5本です。
それぞれのレンズを詳しく紹介します。
広角単焦点|RF16mm F2.8 STM|激安超広角
名称 | RF16mm F2.8 STM |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 100-400mm |
レンズ構成 | 7群9枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
F値 | F2.8 |
最短撮影距離 | 0.13m |
最大撮影倍率 | 0.26倍 |
フィルター径 | 43mm |
サイズ | 約φ69.2mm×40.2mm(レンズ収納時) |
重量 | 約165g |
発売 | 2021年9月 |
- 広い画角と明るいF値
- コンパクトで軽量
詳しく見ていきましょう。
①広い画角と明るいF値
RF16mm F2.8 STMは広い画角(約107度)を持ち、かつ明るいF値(F2.8)を備えています。これにより、屋内や夜間などの暗い場所でも、手持ち撮影できる程度の明るさで撮影することができます。また、広角で撮影できるため、建物や風景、内装写真など幅広いシーンで使えるレンズとしても人気があります。
②コンパクトで軽量
RF16mm F2.8 STMは、コンパクトな設計により、カメラバッグに収納しやすく、持ち運びも楽な軽量なレンズです。また、ステッピングモーター(STM)を採用しているため、静音でなめらかなフォーカスが可能です。
苦手なシーン・物足りないところ
RF16mm F2.8 STMは広い画角を持つため、撮影時に歪曲収差が気になる場合があります。特に建物や風景など、直線が多い被写体を撮影する場合には、歪曲収差が目立つことがあります。とはいえ、歪曲収差補正機能が搭載されているため、撮影後に補正することができます。
標準単焦点|RF35mm F1.8 MACRO IS STM|基本の1本
名称 | RF35mm F1.8 MACRO IS STM |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 35mm |
レンズ構成 | 9群11枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
F値 | F1.8 |
最短撮影距離 | 0.17m |
最大撮影倍率 | 0.5倍 |
フィルター径 | 52mm |
サイズ | 約φ74.4×62.8mm |
重量 | 約305g |
発売 | 2018年11月 |
- 明るいレンズ
- マクロ機能
詳しく見ていきましょう。
①明るいレンズ
RF35mm F1.8 MACRO IS STMは、明るいF1.8の最大絞りを持っています。明るいレンズは、暗い場所での撮影や背景をぼかすために、被写体と背景の距離を短くしたい場合に非常に有用です。
35mmという焦点距離も広角と標準の間で使いやすく、ポートレートからスナップまで日常づかいに持っておきたいレンズです。
②マクロ機能
RF35mm F1.8 MACRO IS STMは、マクロ撮影に特化して設計されています。最短撮影距離は、約17cmなので、非常に接近しての撮影が可能です。花や昆虫、食べ物などの小さな被写体をクローズアップするのに最適です。
苦手なシーン・物足りないところ
RF35mm F1.8 MACRO IS STMは、開放絞りで撮影すると比較的シャープな画像が得られますが、背景をぼかすことができない場合があります。
これは、広い35mmの焦点距離と比較的狭い最大絞り(F1.8)によるものです。ボケた背景を作りたい場合は、より長い焦点距離やより明るいレンズを選択する必要があります。
標準単焦点|RF50mm F1.8 STM|パンケーキ標準
名称 | RF50mm F1.8 STM |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 50mm |
レンズ構成 | 5群6枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
F値 | F1.8 |
最短撮影距離 | 0.30m |
最大撮影倍率 | 0.25倍 |
フィルター径 | 43mm |
サイズ | 約φ69.2mm×40.5mm |
重量 | 約160g |
発売 | 2020年12月 |
- コンパクトで軽量なレンズ
- F1.8の大口径による美しいボケ表現
詳しく見ていきましょう。
①コンパクトで軽量なレンズ
RF50mm F1.8 STMは非常にコンパクトかつ軽量なレンズです。カメラバッグに収納する際にも場所をとらず、持ち運びも楽です。また、軽量なためカメラに取り付けて使う際にも負担が少ないです。
②F1.8の大口径による美しいボケ表現
RF50mm F1.8 STMはF1.8の大口径を持っており、被写体との距離が離れた背景を美しくボケさせることができます。このため、ポートレートや花、風景などの被写体を美しく引き立たせることができます。
苦手なシーン・物足りないところ
RF50mm F1.8 STMは、その価格の安さやコンパクトさに対して、画質に若干の不満を抱くユーザーもいるようです。特に周辺部の解像度が低いことが指摘されています。ただし、価格帯を考えると、この程度の画質であれば納得できる範囲といえます。
マクロ|RF100mm F2.8 L MACRO IS USM|物撮り・ポートレートもお任せ
名称 | RF100mm F2.8 L MACRO IS USM |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 100mm |
レンズ構成 | 13群17枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
F値 | F2.8 |
最短撮影距離 | 0.26m |
最大撮影倍率 | 0.26m |
フィルター径 | 67mm |
サイズ | 約φ81.5mm×148mm |
重量 | 約685g |
発売 | 2021年7月 |
- 高性能なマクロ機能
- 高画質な描写性能
詳しく見ていきましょう。
①高性能なマクロ機能
RF100mm F2.8 L MACRO IS USMは、最大撮影倍率1.4倍という高性能なマクロ機能が特徴です。これによって、被写体に迫って撮影することができ、微細なディテールを捉えることができます。
花や昆虫、食べ物などの微細なディテールを捉えたい場合に最適です。また、被写体に迫って撮影することができるため、奥行きのある立体的な画像表現も可能です。
②高画質な描写性能
RF100mm F2.8 L MACRO IS USMは、13群17枚のレンズ構成により、高い解像力やコントラストを実現しています。また、コマ収差や収差補正に優れており、画像の歪みを補正し、高画質な描写性能を提供しています。
そのためマクロだけでなく、ポートレート撮影にも適しています。レンズの性能により、自然なボケを実現し、被写体を際立たせることができます。
また、高い解像力やコントラストを実現するため、風景撮影にも適しています。歪みのない美しい風景写真を撮影することができます。
苦手なシーン・物足りないところ
RF100mm F2.8 L MACRO IS USMは、大きくて重いレンズです。サイズはΦ81.5×148mm、重量は685gあり、手ブレ補正機構を搭載したカメラと組み合わせて使用すると、撮影時に腕や手首の負担が大きくなる可能性があります。
また、カメラバッグに収納する場合も、他のレンズに比べて場所を取ることになります。
超望遠|RF800mm F11 IS STM|超望遠界の革命レンズ
名称 | RF800mm F11 IS STM |
対応フォーマット | フルサイズ |
焦点距離 | 800mm |
レンズ構成 | 8群11枚 |
絞り羽根枚数 | なし |
F値 | F11 |
最短撮影距離 | 6.0m |
最大撮影倍率 | 0.14倍 |
フィルター径 | 95mm |
サイズ | φ101.6×351.8mm |
重量 | 約1260g |
発売 | 2020年7月 |
- コンパクトさ
- 低価格
詳しく見ていきましょう。
①コンパクトさ
RF800mm F11 IS STMは、F11の固定絞りを採用することで、レンズサイズを小型化しています。従来の望遠レンズに比べて軽量でコンパクトであるため、持ち運びやすく、長時間の撮影にも耐えることができます。
また、最短撮影距離が約6メートルと長く、野生動物など遠くにいる被写体を撮影する際に優れた性能を発揮します。
一方、コンパクトにもかかわらず手ブレ補正機構が搭載されています。手持ちで望遠レンズを使う場合、手ブレが気になりますが、手振れ補正がしっかりきくため手ブレを軽減することができます。
②低価格
RF100-400mm F5.6-8 IS USMは、キヤノンのRFマウントシステムの中でも、比較的低価格帯に位置しています。高性能な望遠レンズを求めるユーザーにとって、手頃な価格帯で購入できるという点は、魅力的な点と言えます。
苦手なシーン・物足りないところ
RF800mm F11 IS STMは、F11の固定絞りを採用しています。そのため、明るさの調整ができないため、暗い場所や光線の弱い状況での撮影には向かないというデメリットがあります。一般的な望遠レンズよりも明るさが劣るため、高感度での撮影を余儀なくされる場合があるかもしれません。
また、F11という絞り値は、ボケ味が少なくなるため、美しいボケを求める撮影には向かないかもしれません。
4.まとめ
この記事では、キヤノンRFマウントのミラーレスカメラをお使いの方へぜひおすすめしたいレンズをご紹介しました。
もう一度見たい方はこちらをクリック。
≫ズームレンズをもう一度見る
≫単焦点レンズをもう一度見る
レンズは、じっくり使ってみることでレンズの特徴や自分の撮影スタイルが分かり、楽しみが広がっていきますよ。
とはいえ、カメラやレンズはそれなりにお値段がするので、いきなり買うのは少しためらってしまいますよね。特に、たまにしか使わないけれど使ってみたい!という機材は、スパッとレンタルしてしまいましょう。
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